あらお しゅんすけ 3.11の記録

原子力災害に巻き込まれた一市民の<その後>を発信していきます

福島たより No120 写真ルポ・浪江⑥

2014-11-30 11:27:43 | 日記

  請戸港に近づくと、ほとんどの建物が流され
   一面の原野になっている。
  車の残がいなども、放射能の影響下にあるため 
   まだ本格的な片付け、復興に至っていない。




  一部で、がれきが集められ、うずたかく積まれていた。




雑草の海に浮かぶ船
 間もなく解体片付けが始まるとか。
 500戸ほどがあった請戸の町は、1m近い地盤沈下と
  放射能の影響(さほど高くないが、原発からわずか6kmほどの位置にある)
  のため、町の再建は行わない方針だという。

福島たより No 119 写真ルポ・浪江⑤

2014-11-27 20:28:29 | 日記

  市内から東、請戸川の河口近くにある請戸橋から
   太平洋を望む。
  遠くに見えるのはレジャー施設・マリンパークなみえ
   外観だけはとどめているが、再開不能だとか。
   津波はこの施設を超える高さだったそうだ。
  旧請戸橋の橋げたは津波で倒された由。



  請戸橋から上流(西)方向を望む。
  中央の河川敷にある残がいは、サケのふ化施設と聞いた。
   「今年はサケの姿がないなぁ・・」と同行の請戸人がつぶやいた。



  請戸橋北側にあった杉?林。
  下の方は津波の襲われ、塩害で枯れてしまった。
  木の根元には津波で流されてきた残骸が残されたまま。
  

福島たより No 117 写真ルポ・浪江③

2014-11-21 09:33:40 | 日記

  浪江町を通過する国道6号線上にあるガソリンスタンド。
  つい2か月ほど前に幹線道路6号線は再開通し、仙台の方から
   水戸の方まで通りぬけられるようになったが、浪江などの市街地には
   立ち入ることはできない。
  もちろんのことながらガソリンスタンドも閉鎖されたままである。



  浪江町内の様子
  車は私たちの車の先導車のみで人影はない。
  歩道などに雑草が茂っているのが印象的だった。



  3年半以上前の地震で瓦が崩れたのだろうか。
  屋根にはその対策の跡がみられる。
  閉鎖され放置せざるを得ない状況の店(住宅)。
  看板に見る "快適照明”は、電気が便利な道具・文明の利器
   であることを強調しているが、その電気のために、こういう
   事態にも陥ったわけで、考えさせられた。

福島たより No 116 写真ルポ・浪江②

2014-11-18 15:24:22 | 日記

  浪江町役場正面
  構内は除染してある。
  


  役場構内にあるモニタリングポスト。
  0.17μsvと極めて低い数字が示されている。
   (ちなみに私の手持ちのカウンターは0.16であった)


  役場庁舎内(「ふるさと再生課」など全国の役場ではあまり見かけない部署が
   あること、また、この日は土曜日だったが、職員の姿がちらほら見られることも、
   緊急事態が続いていることを感じさせる。)