ごめんなさい。
そろそろ記憶が限界かも!
なので台詞等正確じゃないです。
【うさぎ】
舞台に置かれたベンチが2つ
男が隠れている。
更にもう1人。
「3回目ですね。」
「あぁ えぇ まぁ…。」
「冬はやっぱりダメですね~。」
「それでも前は物好きなカップルがいたんですけど…。」
「長いんですか?」
「えぇ まぁ 趣味と実益を兼ねて」
「僕は8浪です。」
「八郎さん?」
「名前じゃないです。8浪です。勉強してるんです。ほら!」
参考書を見せられて苦笑する…。
「あっ、うさぎだ!うさぎがいた。」
「えぇーっ 今夜は月食だけどこんなところにうさぎが
いるなんて、それと同じくらい有り得ない。」
「ミミちゃん!」
「何?昔の女の名前?」
「昔、飼ってたうさぎの名前だ。」
「聞かせてくれないか?うさぎの話」
「昔の話さ。」
「少しでいいから」
「田舎に住んでいた。うさぎを飼っていた。
凄く可愛がってた。ミミちゃんは片目だったんだ。
赤い目が1つだけ。ある日ちょっとした隙に逃げ出した。」
「追いかけなかったの?」
「追いかけたさ!でも子供の足じゃあ追いつけなかった。」
「でっ、諦めた。」
「…」
「あっ、うさぎだ。しかも片目だ」
「無理に話を合わせなくていいよ。」
「でも見たんだ。」
「あぁこれだよ、ビデオのライト。ガムテープを貼ってたんだけど
どこかで取れたんだ。」
「違うよ!!うさぎだよ!」
赤い小さな光がいくつも壁に映る。
「うさぎはいるよ。月食と同じくらい有り得ないことだけど有り得ない
ことなんてない。僕は8浪なんだ。前は諦めたけど今度は諦めない。
絶対近くにいるよ。僕は探しに行くよ!」
うさぎ跳びで去っていく。
「いろんなことを諦めてきた。そして【覗き】なんかに成り下がった。」
ベンチに座り泣いている。
何か口ずさんでいるが言葉にならない。
…かの山
…かの川
涙をふいて立ち上がる。
…廻りて
忘れがーたし ふ る さ と
壁には月食が映し出されてる。
熱唱!
たったワンフレーズだけど心をガッツリ掴まれた!!!
そろそろ記憶が限界かも!
なので台詞等正確じゃないです。
【うさぎ】
舞台に置かれたベンチが2つ
男が隠れている。
更にもう1人。
「3回目ですね。」
「あぁ えぇ まぁ…。」
「冬はやっぱりダメですね~。」
「それでも前は物好きなカップルがいたんですけど…。」
「長いんですか?」
「えぇ まぁ 趣味と実益を兼ねて」
「僕は8浪です。」
「八郎さん?」
「名前じゃないです。8浪です。勉強してるんです。ほら!」
参考書を見せられて苦笑する…。
「あっ、うさぎだ!うさぎがいた。」
「えぇーっ 今夜は月食だけどこんなところにうさぎが
いるなんて、それと同じくらい有り得ない。」
「ミミちゃん!」
「何?昔の女の名前?」
「昔、飼ってたうさぎの名前だ。」
「聞かせてくれないか?うさぎの話」
「昔の話さ。」
「少しでいいから」
「田舎に住んでいた。うさぎを飼っていた。
凄く可愛がってた。ミミちゃんは片目だったんだ。
赤い目が1つだけ。ある日ちょっとした隙に逃げ出した。」
「追いかけなかったの?」
「追いかけたさ!でも子供の足じゃあ追いつけなかった。」
「でっ、諦めた。」
「…」
「あっ、うさぎだ。しかも片目だ」
「無理に話を合わせなくていいよ。」
「でも見たんだ。」
「あぁこれだよ、ビデオのライト。ガムテープを貼ってたんだけど
どこかで取れたんだ。」
「違うよ!!うさぎだよ!」
赤い小さな光がいくつも壁に映る。
「うさぎはいるよ。月食と同じくらい有り得ないことだけど有り得ない
ことなんてない。僕は8浪なんだ。前は諦めたけど今度は諦めない。
絶対近くにいるよ。僕は探しに行くよ!」
うさぎ跳びで去っていく。
「いろんなことを諦めてきた。そして【覗き】なんかに成り下がった。」
ベンチに座り泣いている。
何か口ずさんでいるが言葉にならない。
…かの山
…かの川
涙をふいて立ち上がる。
…廻りて
忘れがーたし ふ る さ と
壁には月食が映し出されてる。
熱唱!
たったワンフレーズだけど心をガッツリ掴まれた!!!