好きなものをちょっとだけ♪

今、感じていることは…。

彷彿

2009-02-17 21:15:10 | 中川晃教
【Dance~WOMAN POWER 2009】

Dance Dance Dance

あんな狭い空間でよくもまぁあんだけ動けると
思うくらい踊ってた。

かっこいい!
すっごい、すっごい、かっこいい!!!

6人のダンサーの隊列が美しい。

加えて京劇の剣術と棒術。
パーン、パーン 棒が床を打つ。

昨年末、丸ビルのイベントでアキノリ君が
ちょっとだけ見せてくれた棒術の型。
ビシッと決まってかっこ良かった。

ホントならここの何倍も広いステージで
素敵な衣装で踊っていただろうに…。

ちょっと想像の空間に飛んでみた。

泣きそー。

分身の術

2009-02-17 20:15:50 | 中川晃教
【コウモリ】 *以下、台詞等正確じゃないので考慮して下さいませ。

舞台の左右に3人ずつ正座の男女。
中央にテーブルと椅子が2客

男が椅子に座っている。

BGMが流れている

「私たち別れましょう。」と女
「うん、わかった。別れよう」

BGMが止まる
「何なの?」
「何が?」
「何ですぐ別れるって言うの?」
「そっちから言ってきたんじゃないか。」
「そうじゃなくって、どうして別れるのとか聞いたら?」
「どうして別れるの?」

指をパチッてするとBGMが始まる。
「新鮮な恋ができなくなったから…」
「よしわかった、別れよう」

BGM休止
「だからー、あーわかった待ってたのね、私から言い出すのを」
「そんなことないよー」
「じゃあ何で外で待ち合わせしてくれないの。」
「だって待ち合わせとか嫌いだって言ったじゃん。」
「何で独身同士なのに貴方のお友達に紹介してくれないの?
私がおばさんだから恥ずかしいの?」
「そんなことないよ、君は大人っぽいんだ。もっと違うことに
興味を持ちなよ。中国や北朝鮮やアジアのボートピープルより
よっぽどいい暮らししてるのに。」
「私は貴方のお友達に紹介されたいの。」
「そんなのどうでもいいじゃん。」

「わかったわ、それならお金返して。」
「ちょっと待ってくれ。お金は返すよ」

ガーン。
女が側転して左右の男女がひれ伏す。

「なに?」
「私の心が砕けた」

そこへ別の女が買い物をして入ってくる。
2人は知り合いらしい。

「あんたと付き合ってたの?」
「二股賭けてたのね」
「何さ!」
「何よ!!」

左右からコウモリがパタパタ
「何だー?」
「私の中のコウモリがざわついてるのよ。
男のコウモリは相手を選ぶとき目先の欲求しか考えないけど
女のコウモリは本当にこの人(?)でいいのかしらとか
いろいろ悩むものなのよ!」

「うぅー、なんか燃えてきたー」
「何が?!」
「女の情念!」

取っ組み合いになる。
両脇にいた【心の叫び】達も参戦!
女たちは髪を1本抜いてフッと吹く。(悟空が分身を呼ぶように)

分身も現れ舞台はハチャメチャ!!

「止めろー。止めてくれ!とにかく今日は帰ってくれ。
俺の優柔不断さが悪いんだ。
それにしても俺ってすごい人と付き合ってたんだなぁ!
幽体離脱とかチャネリングとか普通にできちゃうわけ?」

「当たり前じゃない!そんなのおちゃのこよぉ!!」
「どっちが先に帰るか決めてよ。先に帰る女と後から帰る女!」
「私、先に帰ってもいいわよん。」
「そうじゃなくって!」

またもみ合いになる。

「いい加減にしてくれ。それに今度来る時は電話位しろ!
まったくもっと他に考えることがあるだろ。
ドイツだってイランだって大変なんだ。
恋愛ドラマみたいにBGMが流れるわけ無いでしょ。」

「私は流せるわよ!」

指をパチン! いつものBGM♪~
「恋愛くらい劇的にいかないと」
「ねぇ~~~っ!」2人で意気投合!

ピンポーーーン!


って一体何股かけてんのぉーーー(爆)

泣きながら歩く

2009-02-17 19:21:10 | 中川晃教
一人ぼっちの夜…。

星空を仰ぎ見る、その表情は寂しげで悲しい。

声にならない…。

微かに途切れ途切れやっと聞こえてくる言葉。

だんだん強くはっきり歌っていく。

又、小さくなって…。

上を向いて歩こう、涙がこぼれないように…。
泣きながら歩く一人ぼっちの夜…。


あぁ、この声。

泣かないって言ったけど、無理!!

どんなにか願っていたか、この声を聴くことを。

ありがとう。

バーン
銃声の音が響く。


【侵入者】

ワンワンビービーギャーギャー
女が泣いている。
嗚咽をしながら携帯で電話
「又いないのねー。お願いだから最後に電話に出てー。ワーン」
テーブルにあったすっかり溶けて水になった氷入れにボチャン。

大量の睡眠薬をはきそうになりながら飲む。

携帯をお水につけちゃったので家電で彼に電話。
「ごめんさい、でもこれで最後だからー。
今眠り薬を飲んだのー、だからもう迷惑はかけないわー
疲れちゃったー! さよならーーー。ワーン」

電話線を切る。
雑誌や脱ぎ散らかした服等をベットの下にしまい、
化粧を整え電気を消しベットに横たわる。
その間も号泣が続く。

「金を出せ。金さえ出せば殺しはしない。」
ミッキーマウスの仮面をつけ手に包丁を持った男が入ってくる。

「金を出せ。」
「お金?」

「わーやっと来てくれたんだー。貴方を待っていたのよー。」
ベットから転げ落ちて男の方に向うが薬が効いてきたのか
思うように動けない。

男に抱きつく。
「寝よー。」

ベットに誘う。
「きつく抱いてー。うれしいわー。」
「何か変だーよー。この展開?!」
「一緒に死にましょう。」

女が男を刺す。
「痛てー、何すんだよー。」

男の声が違ったのに気づいたのか女が電気をつける。
「あんた誰?なんでいんのよー。どーしよー、刺しちゃったー」

電話をしようとするがさっき線を切ったことに気づく。
「どーしよー、ねぇあんた生きてるよねー。」

男が気づき女に近づく。
「来ないでー。お願い!死にたくないのー。眠い…。」
「おい。どーしたんだ」
「さっき眠り薬を飲んだの。死にたくない。助けて。眠い…」

女の意識がなくなる。
男は女の鞄を持って逃げようとする。

引き返してくる男
「おい、しっかりしろ!」
電話をかけようとするが線が切れていることに気が付く。

男は女を抱きかかえて出て行く。


睡眠薬じゃなく眠り薬って言ってるのが可愛い。
ベットの下に隠しちゃうのも可笑しかった。
ずーっと泣いてるのは疲れるよね。