涙がこぼれないように…。
撮影が早く終わったら最後の挨拶くらいは顔を出してくれるかな!?
楽だし!
なんてちょっぴり期待してた。
えっ。
今、金髪のマスク君が…
ヤバい!
潜在的願望が強すぎて幻影が見えたのか。
日曜日だから撮影お休み?
期待しちゃっていいの!?
昨日は舞台を観てても違う感情が先走っちゃって…。
今日は【Accident】を楽しむことが出来た。
【枝毛】
ちょっとキャバイ女がベンチに座って列車を待っている。
手持ち無沙汰に枝毛を抜いている。
そこへ男がくる。
到着まで時間があるのか女の隣に座る。
ちょっとためらいがちに女に話しかける。
「電車、来ませんね」
女は無視して枝毛を抜いている。
男は構わず話しを続ける。
見知らぬ人からもらったマッチ箱を耳元で振ると落ち着く、
マッチ箱には自分の秘密が入っている等々。
女がおもむろに箱を取って開けようとする。
男は激怒して女を罵る。
女も反応する。
男が銃を取り出して女を打つ。
女は撃たれるが起き上がる。何席も何度も!
「なんなんだぁー!!」と言って男が去る。
「あぁー、びっくりした!」
女は何事もなかったように枝毛を抜いている。
「列車、来ませんね。」
別の男が彼女の隣に座る。
ゾンビかぁ~!
【Dance~HUMAN STAIN】
佐々木辰寿さん、素敵です。
【蒸発】
「クッキーを買いに行ったんだ。」
ビー、ビー、ビー
「洗面器の水がこぼれたから震度3」
気象庁の地震観測室。
上司と部下が震度を計測している。
「妻が風邪をひいてお気に入りのクッキーを
買って来てくれって頼まれて。」
「やさしいんですね。」
警報音が鳴る。
部下が計測。
「ほんとに今揺れたのか?俺には感じられなかったぞ!」
「揺れなんて個人差があるんだからマニュアルどおりに
やってればいいんですよ。僕は部署の方に帰ります。」
一人残る上司
「自分の街なのに迷いそうになって不安になった。
こんな感情は初めてだ。
公園があったのでベンチに座った。休日の公園。
このまま自分が消えても…。」
警報音
部下が駆けつけるが上司はいない。
「まったく仕事中にどこに行ってるんだ。」
上司用の大きな椅子に座ってみる。
どこかに行っちゃいたい気持ちはよくわかる。
【銃声】
男が2人歩いてくる。
一人が道の真ん中に置いてある洗面器に気づく。
「何だこれ?」
「何でもいいよ、ほっとこうぜ」
「でも、変だよ。何でこんなとこに洗面器があるんだ?」
「どーでもいいよ」
「あるはずもないものがあるのは変だ!」
「行くぞ、気がつかなかったことにする。」
「でも気づいちゃったよ」
ふと見上げると満天の星空
「気が付かなかったなー」
「降って来るようだ。」
「俺たちが見てんのは何億光年も前のものなんだよな。」
「思い出の星だ。」
「なんだか、全てのことがどーでもよくなってきた。」
「きっとこの洗面器の持ち主もそうなったんだよ。」
銃声
「な なんだ!」
「知らないのか?最近毎日だよ。もう慣れた。」
「慣れたって銃声だぞ!」
「ただの銃声だ、害はない。」
「誰が撃ってるのかな?星を撃ってるのかな。」
「主婦かも」
「小学生だったりして。」
「知らないうちに渡されてるかもよ。」
「誰に、何を?」
「街角のロシアンルーレット、俺かもしれないし
お前かもしれない」
銃声
「今日は多いなぁ。」
「うぅー、し、詩が書きたい!!」
「えー、お前は隠れ詩人か?!」
銃声
「俺ダメなんだよ、運動会の発砲でもびびってた。」
「ただの合図さ。」
「うぅー、爆発しそうだ。」
「だ大丈夫か?どうすれば落ち着く?」
「走れば」
「ちょっと待て」羽交い絞めで止める
もみ合う
「たまには俺を見送れ!」
「なんで?!」
「同じ時間を共有してるんじゃないか。」
銃声
「少しは慣れたか?」
「あぁ。」
「そんなもんだ、害はない。」
「そんなもんか?」
「あぁ、そんなもんだ。次の銃声で同時に走ろう!」
「もう鳴らないよ。」
バーン
「鳴っちゃった。」
バーン
走り出す2人
中国人が2人
洗面器に気づくなにやら話して洗面器を持ち去る。
アキノリ君登場!
つづく。
撮影が早く終わったら最後の挨拶くらいは顔を出してくれるかな!?
楽だし!
なんてちょっぴり期待してた。
えっ。
今、金髪のマスク君が…
ヤバい!
潜在的願望が強すぎて幻影が見えたのか。
日曜日だから撮影お休み?
期待しちゃっていいの!?
昨日は舞台を観てても違う感情が先走っちゃって…。
今日は【Accident】を楽しむことが出来た。
【枝毛】
ちょっとキャバイ女がベンチに座って列車を待っている。
手持ち無沙汰に枝毛を抜いている。
そこへ男がくる。
到着まで時間があるのか女の隣に座る。
ちょっとためらいがちに女に話しかける。
「電車、来ませんね」
女は無視して枝毛を抜いている。
男は構わず話しを続ける。
見知らぬ人からもらったマッチ箱を耳元で振ると落ち着く、
マッチ箱には自分の秘密が入っている等々。
女がおもむろに箱を取って開けようとする。
男は激怒して女を罵る。
女も反応する。
男が銃を取り出して女を打つ。
女は撃たれるが起き上がる。何席も何度も!
「なんなんだぁー!!」と言って男が去る。
「あぁー、びっくりした!」
女は何事もなかったように枝毛を抜いている。
「列車、来ませんね。」
別の男が彼女の隣に座る。
ゾンビかぁ~!
【Dance~HUMAN STAIN】
佐々木辰寿さん、素敵です。
【蒸発】
「クッキーを買いに行ったんだ。」
ビー、ビー、ビー
「洗面器の水がこぼれたから震度3」
気象庁の地震観測室。
上司と部下が震度を計測している。
「妻が風邪をひいてお気に入りのクッキーを
買って来てくれって頼まれて。」
「やさしいんですね。」
警報音が鳴る。
部下が計測。
「ほんとに今揺れたのか?俺には感じられなかったぞ!」
「揺れなんて個人差があるんだからマニュアルどおりに
やってればいいんですよ。僕は部署の方に帰ります。」
一人残る上司
「自分の街なのに迷いそうになって不安になった。
こんな感情は初めてだ。
公園があったのでベンチに座った。休日の公園。
このまま自分が消えても…。」
警報音
部下が駆けつけるが上司はいない。
「まったく仕事中にどこに行ってるんだ。」
上司用の大きな椅子に座ってみる。
どこかに行っちゃいたい気持ちはよくわかる。
【銃声】
男が2人歩いてくる。
一人が道の真ん中に置いてある洗面器に気づく。
「何だこれ?」
「何でもいいよ、ほっとこうぜ」
「でも、変だよ。何でこんなとこに洗面器があるんだ?」
「どーでもいいよ」
「あるはずもないものがあるのは変だ!」
「行くぞ、気がつかなかったことにする。」
「でも気づいちゃったよ」
ふと見上げると満天の星空
「気が付かなかったなー」
「降って来るようだ。」
「俺たちが見てんのは何億光年も前のものなんだよな。」
「思い出の星だ。」
「なんだか、全てのことがどーでもよくなってきた。」
「きっとこの洗面器の持ち主もそうなったんだよ。」
銃声
「な なんだ!」
「知らないのか?最近毎日だよ。もう慣れた。」
「慣れたって銃声だぞ!」
「ただの銃声だ、害はない。」
「誰が撃ってるのかな?星を撃ってるのかな。」
「主婦かも」
「小学生だったりして。」
「知らないうちに渡されてるかもよ。」
「誰に、何を?」
「街角のロシアンルーレット、俺かもしれないし
お前かもしれない」
銃声
「今日は多いなぁ。」
「うぅー、し、詩が書きたい!!」
「えー、お前は隠れ詩人か?!」
銃声
「俺ダメなんだよ、運動会の発砲でもびびってた。」
「ただの合図さ。」
「うぅー、爆発しそうだ。」
「だ大丈夫か?どうすれば落ち着く?」
「走れば」
「ちょっと待て」羽交い絞めで止める
もみ合う
「たまには俺を見送れ!」
「なんで?!」
「同じ時間を共有してるんじゃないか。」
銃声
「少しは慣れたか?」
「あぁ。」
「そんなもんだ、害はない。」
「そんなもんか?」
「あぁ、そんなもんだ。次の銃声で同時に走ろう!」
「もう鳴らないよ。」
バーン
「鳴っちゃった。」
バーン
走り出す2人
中国人が2人
洗面器に気づくなにやら話して洗面器を持ち去る。
アキノリ君登場!
つづく。