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早朝と夜のメンテナンス専門整体

上腕骨近位端骨折後の可動域の重要性

2022-08-24 20:33:00 | 日記

このページは以下の2点について記載しています

⚠骨折の手術が成功し骨癒合が完了したが 関節可動域に障害が残ってしまったケース

⚠保存療法のみで経過観察していたが 自分が理想と可動域まで改善がみられないケース

に対して どのような方法で改善がみられるか?をご説明させて頂きます

 

 

 

肩関節は 肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)で知られるように

拘縮(こうしゅく)しやすい関節なので

手術適応な場合も含めて できるだけ保存療法は早期に開始することが重要です

 

 

 

 

明らかな骨折に気付いたら ほぼ漏れなく 患者さんは 病院を受診すると思います

※私自身は 検査するまで『折れてない』と勘違いしました^^; 転位していないのは判断が難しいようです(レントゲンでも分からない…)

 

⚠当院は鍼灸マッサージ治療院なので 骨折そのものの治療(処置)はできません

➡ 骨癒合が完了した(骨折が治った)後の機能障害については 機能回復を支援するための治療は可能です

➡ 骨折の疑いがある患者さんが来院されたら 先ず病院に紹介します

 

⚠転位のない骨折は 保存療法の適応とされています

➡ 基本的にはバストバンドや三角巾による固定

➡ 可動域訓練が必要に応じて的確に為されているか?は非常に重要です

私の場合は特にリハビリを受けるようなご指導はありませんでした

 

⚠手術が適応される場合は 骨折分類に従って行われ 骨折部の転位の程度が重要になります

➡ 手術は鋼線を用いる方法や 近年では髄内釘固定法やプレート固定法が行われます

➡ 脱臼骨折の場合は 人工骨頭置換術が行われる場合もあります

 

⚠手術の主な目的は以下の3つ

➡ 骨折部の安定性を確保することで疼痛を早期に軽減させること

➡ 整復された位置で骨癒合を得ること

➡ 骨折する前の肩関節の機能を獲得すること

2018/5/11

転倒 ロードバイクで走行中 路面ギャップに嵌まり 前転しながら転倒 右肩を強打

出血etcなく 鎖骨etcの骨折脱臼もなさそうで 強打した上腕骨頭前部の形状も目視においては保存されていたため そのまま帰宅し経過観察

2018/5/12

香川県に出張のため経過観察 疼痛の悪化は顕著でない 可動域制限はややある 肩関節挙上時にやや疼痛あるが動作自体は可能 腕全体が浮腫んだような感覚はあるが手指は動く

2018/5/14

念のため 近隣のS病院整形外科にてレントゲン撮影 異常なしと診断される 特に疼痛が辛いわけでもないので鎮静薬の処方は遠慮

2018/5/18

腱板談断裂の有無診断のため MRI撮影 実は骨折していたと判明 手術の適応ではないことからバストバンドetcで固定し3週間の経過観察となった

腱板断裂はなさそうとの判断のため加療の必要性は説明されなかった

日本骨折治療学会というホームページによれば 上腕骨近位端骨折の治療法は 転位がない場合は保存療法の適応となる

固定期間中でも手指の浮腫を軽減させるため積極的に運動を行うこととされている(腕は固定していたが指先は動くので限定的に仕事はできた)

疼痛や腫脹の程度に応じて、可動域訓練を開始し、3週間の固定を行うこととされている

※固定期間については説明された記憶があるが定かではない

※関節可動域訓練についての説明は特に記憶がない(安静と言われた記憶はある ロードバイクに乗るということについては苦笑いされた)

2018/5/25

再診 骨転位etcが認められないことから 経過観察のみで症状の悪化が見られれば随時受診するよう説明あり

以後2ヶ月程度で 強打した部分の疼痛はほぼ寛解したと思われた



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