結局、週末は昼は家事&夜は読書、っていうマターリな生活を送っております。
今日はシトシト雨だしね。
たまにはこんな雨もいいかなー・・・って思うのもこれもヒトエに最近は
暖かくなってきたし、日曜日で家の中ですごもってるからなんですけどねっ。
明日の朝出掛けにまだ降ってたら多分呪う(笑 >雨
というわけで、今週の読み物は2点。
先日、待ち合わせの時間調整用に何か見繕って・・・と立ち寄った本屋で購入。
映画の公開が控えてるからか、人気なようで。週間ランキング第2位。
島に男性が二十数名、女性が一人っていう非現実的なシチュエーション、って
思ってたら現実にあった事件が元になっているそうです。
アナタハンの女王事件@ウィキ
所要時間3時間ちょい。要因がシチュエーションなのか文体なのかはわかりませんが
次どうなるの?ってついつい読み進めてしまう感じで。
まずは超遅読なワタクシがこんなに集中して読み終わったのにビックリ。
感想はですね・・・うーん、出来るだけ男と女を分けずに考えてみたいと
思ったのですが、やっぱり意識しちゃいますね。
作者の桐野さんは女性なのに男性側の心理描写も細かく描かれていて、
すごいと思いました。
島で一人の女に対する男性陣の心の動きっていうのが
ワタシ的にはやっぱりKeyで、寂しいという三番目の夫との初夜の
くだりはすごくイマドキの男性ぽかったし、ワタナベも確かに
ちょっとゆがんでるけどこういう形もあるかもー、ってなんか納得でしたし。
ただ、自分があまりにも納得しただけにコレってなんか女性から見た
男性像がデフォルメされてんじゃないの?っていう考えも出てきて
(性格悪い?)女性を求める衝動っていうのは多分もっとイロイロあって
純粋にリビドーなのか名誉欲なのかその他の何かなのか、もっとこう、
なんというかドロドロ&ナマナマしいホントのところってどうなの?
って思ってしまったのでちょっと欲求不満気味。
・・・それとも意外と単純なのだろうか?
あとは・・・やっぱり「身勝手な女」に繋がるのかなー。
男は非常時であっても群れや社会を形成し役割を決め
権威を作り理論的に動こうとし、
女は生き延びるためには今までの権威を瞬間的に捨てる。
アナタハン事件の時も女性が救助船に(抵抗なく?)助けられたのに比べ
男性陣はその後戦争が終わったことを認められず
中々救助に応じなかったそうですが。
なんかこう書いちゃうとありきたりで面白くないですけども、
やっぱりそういうものなのかなー、って。
あ、でもイマドキの男性は女性化してるらしいですから、
こういうところも少しは変わってきているのでしょうか。
それにしても、映画の予告編見ましたが、映画はキレイすぎ。
タエちゃんもですが、ワタナベが窪塚て。
私のイメージは香川照之@岩崎弥太郎って感じなんですケド。
エルメス協賛ていうのもよくわかりませんが・・・おされ風味映画になるですか?
別物だけどアリということであれば観てみようかな。
ということで、2つ目。
「妻」フィギュアと共に到着。なにやらこの妻さんが人気だそうで。
ホンモノの妻さんが美人系だからでしょうか?(
妻写真@google) よくわかりませんが。
ちなみにウチの旦那さん曰く、ワタシも妻に似てるところがあるらしいのですが
似てるとすれば、多分このムチムチ具合だと思われマス。(
参考:妻フィギュア)
で、今回の作品は妻とは別の作品。
タイトルの生活って結局ナニ?と思ってますが、まぁそこは置いとくとして。
個人の正義感も組織化され社会に広まり組み込まれていくウチに
変質してしまうという風刺的作品?
という印象を受けました。ラストはまぁまぁスッキリ。
今までの作品はウジウジしてて後味になんとも言えない気持ち悪さが残りましたが
今回のはウジウジモヤモヤしてても割と見れました。んー・・慣れてきた?