女流囲碁棋士を応援するぞ!

囲碁の女流プロ棋士を応援しよう!各タイトル戦の結果報告など

知念三段と井澤三段、女流名人戦で対局

2004年08月27日 10時07分41秒 | その他の棋戦
 海外棋戦で改めて韓国や中国の棋士の強さを見せ付けられていますね。それぞれの国の背景など色々な要素があるのでしょうが、日本の棋界でも世界に通用する棋士を育てたいというのであれば、棋界を上げて環境づくりから始めなければならないのだろうと思います。

 囲碁データベースのホームページで吉田美香八段の記事が出ており、関西の女流棋士を取り巻く環境の厳しさを訴えていますが、これもその通りなのだろうと思います。正直に言って女流棋士を取り巻く環境はまだまだ改善の余地があり、発展途上ともいえる状況。みんなで少しずつ改善していくしかありません。周りの方たちの応援をもらうためには、少しでもおもしろい碁を打ちながら、強くなっていくしかありません。

 第30期名人戦はリーグ戦出場者を決める最終予選がスタートしました。軒並み登場するビッグネームの中で、予選Cから勝ち上がってきた三段棋士が二人。井山裕太三段と黄翊祖三段。二人とも19日に対局が行なわれ、井山三段は神田英九段に黒番1目半で敗れました。しかし、黄三段は白石裕九段に白番中押し勝ちし、準決勝に進んでいます。黄三段は予選で梅沢五段、青木八段を倒して勝ち上がっています。憎き(?)相手ではありますが、ここまできたら台風の目になって欲しいという期待もあります。

 第30期天元戦はベテラン対若手の注目の準決勝となっていました。特に趙治勲九段対金秀俊七段は師弟対決ということもあり、どのような対局になるのか注目されていました。結果は金七段の白番中押し勝ち。もう1局は山下敬吾九段と加藤正夫九段。こちらも若手の山下九段に軍配が上がり、決勝は山下-金という対局になりました。

 8月17日付で水戸夕香里さんが三段に昇段しました。

【第17期女流名人戦】

 対局が進んでいます。今週注目の対局がおこなわれます。敗者復活2回戦の知念かおり三段対井澤秋乃三段。いうまでもなくこの2人は女流本因坊戦で決勝の対局をすることになっている2人。その前哨戦ということになるでしょうか。駆け引きも絡んでおもしろそうです。

本戦3回戦
矢代 久美子 五段 - 吉田 美香 八段 (矢代五段の白番1目半勝ち)
青木 喜久代 八段 - 小山 栄美 五段  ※ 26日対局予定

敗者復活2回戦
祷 陽子 五段 - 青葉 かおり 四段
知念 かおり 三段 - 井澤 秋乃 三段  ※ 26日対局予定
巻幡 多栄子 二段 - 小西 和子 七段 (巻幡二段の黒番中押し勝ち)
岡田 結美子 六段 - 芦田 磯子 六段 (岡田六段の白番中押し勝ち)

【第6期女流最強戦】

 今週はベスト8をかけた第6局、祷陽子五段対加藤啓子四段の対局が26日おこなわれます。ベスト8の対局は次の通りになっています。

準々決勝
岡田 結美子 六段 - 小山 栄美 五段
金 賢貞 三段 - 榊原 史子 六段
加藤 朋子 五段 - (新海 洋子 五段 - 鈴木 歩 三段
祷 陽子 五段 - 加藤 啓子 四段) - (万波 佳奈 三段 - 矢代 久美子 五段

【第8期女流棋聖戦】

 本戦出場を目指して予選A決勝が始まりました。先週の対局では菅野尚美三段が大沢奈留美三段を倒し、本戦出場を決めています。今週は加藤朋子五段対矢代久美子五段の対局がおこなわれます。

【第18期富士通杯】

 16日に対局が行なわれました。45人の女流が出場しましたが、現在勝ち残ったのは次の通りです。

予選A
加藤 啓子 四段   対戦相手未定

予選B
奥田 あや 初段 - 小林 泉美 六段
宮崎 志摩子 四段 - 山田 拓自 七段
青木 喜久代 八段 - 岩田 一 八段
岡田 結美子 六段 - 杉内 雅男 九段
万波 佳奈 三段 - 谷宮 悌二 九段
澁澤 真知子 初段 - 小林 健二 七段
種村 小百合 初段 - 但馬 慎吾
水戸 夕香里 三段 - 岩丸 平 四段
佃 亜紀子 四段 - 北野 亨 七段
青葉 かおり 四段 - 堀田 誠司 四段