女流囲碁棋士を応援するぞ!

囲碁の女流プロ棋士を応援しよう!各タイトル戦の結果報告など

本戦1回戦、小林光一九段敗れる

2004年05月31日 09時32分11秒 | 終了棋戦
 小林泉美六段の登場を待つ十段戦本戦ですが、先週は、小林光一九段の対局が行なわれ、三村九段に黒番3目半負けでした。これにより、ひょっとすると、というかなんというか、ファン注目の対局が実現する可能性が……。

 イヤイヤ、これは次の小林泉美六段と王銘エン九段の対局で小林六段が敗れると仮定しての話。女流を応援するこのブログでは、そのようなことを期待してはいけないのです。

 しかし、う~ん、……。

 1回戦は残すところあと2局。近いうちに小林泉美六段の登場となります。

井澤三段、先陣を切って予選B対局

2004年05月31日 09時20分53秒 | 終了棋戦
 先週の十段戦は金賢貞三段の対局だけでしたが、残念ながら宮川史彦七段に黒番中押し負け。関西・中部勢では残りの女流は2人となりました。そのうちの1人、井澤三段が今週対局します。女流の中ではトップを切って予選Bの対局です。予選B決勝に名前が出ている2人は、勝ち上がりではなくここから登場ですので、勝ち上がり組の中では井澤三段が先陣を切る形になりました。昨年も予選Bまで進み、予選B決勝で敗れています。一方、相手の山田至宝六段。もちろん山田規三生八段のお兄さんということは皆さんご存知。こちらは昨年は予選C決勝で敗れています。

 今週のもう1局は予選Cの祷五段と甲田三段。個人的には祷五段が有利と見ますが、どちらが勝ったとしても予選C決勝では中島美絵子初段との対局です。

【第44期十段戦】 残っている女流と次の対戦相手

小林 泉美 六段   第43期の結果により、本戦からの出場か、予選Aからの出場かが決まる

予選B決勝
杉内 寿子 八段   対戦相手未定
加藤 朋子 五段 - 泉谷 英雄 八段 と 河野 貴至 七段 の勝者

予選B
伊澤 秋乃 三段 - 山田 至宝 六段  ※ 3日対局予定
知念 かおり 三段 - 三王 裕孝 九段
小山 栄美 五段 - 大森 泰志 八段


予選C決勝
巻幡 多栄子 二段 - 郭 求真 五段
渋沢 真知子 初段 - 安倍 吉輝 九段
岡田 結美子 六段 - 石倉 昇 九段
青葉 かおり 四段 - 下平 昭夫 六段
中島 美絵子 初段 -  祷 陽子 五段 と 甲田 朋子 三段 の勝者
矢代 久美子 五段 - 張 豊猷 六段
梅沢 由香里 五段 - 春山 勇 九段 と 鶴丸 敬一 七段 の勝者

予選C
祷 陽子 五段 - 甲田 朋子 三段  ※ 3日対局予定
向井 梢恵 初段 - 谷口 敏則 七段 

巻幡二段敗退、知念三段が最後の砦

2004年05月30日 08時51分42秒 | 終了棋戦
 先週の対局は、新人王戦の梅沢五段の敗退に始まり、女流にとって明るい話題があまりありません。さびしい結果ばかりだとブログの更新の力も鈍ってきそうです。しかし、もちろん応援するほうとしてはこんなときだからこそ力を入れなければいけない。しっかりと結果を報告して、また次の戦いを応援することにしましょう。

 名人戦は巻幡二段が中村秀仁九段に挑戦しましたが、巻幡二段の白番4目半負け。予選B進出はなりませんでした。この結果、名人戦に残っている女流は知念三段のみとなり、知念三段は予選A進出をかけて、宋光復九段と3日に対局します。宋九段は今年に入ってからの成績ではトントンくらいでしょうか。この頃白番で勝てない対局が続いているような感じです。なんと言っても九段ですから苦しい戦いではありますが、どこかに光明を見いだしてほしいところです。

【第30期名人戦】 現在勝ち残っている女流と次の対戦相手

予選B決勝
知念 かおり 三段 - 宋 光復 九段  ※ 3日対局予定

速報!新人王戦、梅沢五段敗れる

2004年05月28日 10時25分32秒 | その他の棋戦
 女流ではありませんが、本因坊戦最終予選で大場二段が宮沢九段を破りましたね。ここまで来るともう二段という感じではなくなります。昇段は基準があることなのでどうしようもないのですが、坂井六段のような例もありますし、少し考え見てはどうかと思います。大場二段は今年の4月に初段から二段に昇段したばかり。う~ん……。

【第29期新人王戦】

 女流でただ1人残っていた梅沢五段が2回戦で坂井六段と対局しました。この模様は関西棋院のホームページでネット中継されたようで、総譜も見ることが出来ます。坂井六段の手堅い打ち方に梅沢五段はちょっとなすすべもなかったかなという感じ。これで新人王戦に参加した女流はすべて敗退しました。

【第23期女流本因坊戦】【第17期女流名人戦】

 女流本因坊戦20日の対局では1回戦で青木八段と梅沢五段が勝ち上がり。梅沢五段に敗れた大沢三段、ちょっと元気が無いか。一方名人戦の本戦では、吉田美香八段と芦田磯子六段が勝ち、2回戦へ。敗れた加藤朋子五段と井澤三段が敗者復活戦に回っています。


 本因坊戦の張栩九段はすごいですね。まさか4-0ということは無いと思いますが、次あたりは依田九段に頑張ってもらって面白くしてほしいです。それにしても張栩九段は碁聖のタイトル戦も決勝まで勝ち進んでいますので、もし挑戦者ということになれば、本因坊戦と碁聖戦の両方のタイトル戦を争うことになります。しかもどちらの棋戦も挑戦者!もし、両方とも勝つようなことになると、将棋の羽生さんのような感じになりますね。群雄割拠もおもしろいですが、長い歴史の1ページにはこういう時代があるのも楽しいでしょうか。

碁聖戦予選始まる

2004年05月27日 09時40分22秒 | 終了棋戦
 碁聖戦の予選が始まりました。先週の対局では、小林泉美六段と小林千寿五段のダブル小林が登場。小林泉美六段は勝ちましたが、小林千寿五段は敗れました。27日は加藤朋子五段と小川誠子六段が登場しますが、2人とも相手の男性棋士は九段の方です。

 昨年の参加者と比べると1人少ないと思い、誰かと思ったら中澤彩子五段でした。そういえば他の棋戦でも見かけないですが、どうしたんでしょう?

【第30期碁聖戦】 出場女流棋士
 
予選B決勝
青木 喜久代八段 - 対戦相手未定
 
予選B
岡田 結美子六段 - 下地 玄昭六段 と 谷口 敏則七段 の勝者
 
予選C決勝
新海 洋子五段 - 矢代 久美子五段 と 松原 大成五段 の勝者
祷 陽子五段 - 村松 竜一七段 と 信田 成仁六段 の勝者
小林 泉美六段 - 酒井 真樹八段 と 石橋 千濤五段 の勝者
 5月20日 小長井克八段と予選Cで対局 白番中押し勝ち
 
予選C
加藤 朋子五段 - 神田 英九段 ※ 27日対局予定
小川 誠子六段 - 大枝 雄介九段 ※ 27日対局予定
梅沢 由香里五段 - 前田 良二六段
矢代 久美子五段 - 松原 大成五段
杉内 寿子八段 - 茅野 直彦九段
楠 光子七段 - 高林 拓二六段
小山 栄美五段 - 玉城 忍六段
小林 千寿五段 - 鳴沢 泰一八段
 5月20日対局済 白番4目半負け


 今回から出場女流棋士のリストにタグを使ってみました。きれいに並んでいくらかは見やすくなったと思うのですが、どうも文字の色がうまくコントロール出来ていません。どうすれば解決するのかもう少し研究して見ます。誰かご存知でしたら教えてください。

予選C決勝はいずれも女流敗れる

2004年05月26日 10時13分17秒 | 終了棋戦
 王座戦では予選Cで2局、予選C決勝で2局に女流が登場しました。予選Cの2局はいずれも女流が勝ち、予選C決勝に進みましたが、予選C決勝に登場した2人はいずれも敗れ、予選B進出はなりませんでした。女流の代表格ともいえる小川六段と小山5段でしたが、大変残念。続く女流の皆さんには予選B進出を目指して頑張ってもらいましょう。

 予選C決勝進出を果たした井上二段。対戦相手が梅沢五段ということで、女流対局になってしまいました。女流の数が多く、そして勝ちあがりの数が多いほど女流対局が出てくるわけですが、やっぱりちょっと残念。

予選C決勝
小川 誠子 六段 - 田原 靖史 六段  黒番中押し負け
小山 栄美 五段 - 首藤 瞬 四段  黒番中押し負け

予選C
井上 初枝 二段 - 松原 大成 五段  黒番中押し勝ち
巻幡 多栄子 二段 - 趙 祥衍 五段  黒番半目勝ち



【第53期王座戦】 ここまで勝ち残っている女流と次の対戦相手

予選B
杉内 寿子 八段  対戦相手未定
青木 喜久代 八段  対戦相手未定

予選C決勝
岡田 結美子 六段 - 大木啓司 七段  ※ 27日対局予定
祷 陽子 五段 - 大橋 拓文 三段  ※ 27日対局予定
向井 梢恵 初段 - 黄 奕 五段  ※ 27日対局予定
浅野 泰子 二段 - 奥村 英夫 七段  ※ 27日対局予定
梅沢 由香里 五段 - 井上 初枝 二段
尚司 和子 三段 - 万波 佳奈 三段 と 鈴木 嘉倫 六段 の勝者
金 賢貞 三段 - 山森 忠直 四段
大沢 奈留美 三段 - 金澤 秀男 六段
小林 千寿 五段 - 黒瀧 正憲 七段 と 信田 成仁 六段 の勝者
小林 泉美 六段 - 望月 研一 四段
加藤 啓子 四段 - 武宮 陽光 四段
佐藤 真知子 二段 - 金 艶 三段 と 中村 邦子 初段 の勝者
巻幡 多栄子 二段 - 安藤 和繁 初段

予選C
万波 佳奈 三段 - 鈴木 嘉倫 六段
金 艶 三段 - 中村 邦子 初段

 今週の対局では浅野泰子二段に注目。相手は青葉かおり四段を倒して勝ちあがってきている奥村七段。関西・中部勢では勝ち残っているのが2人。何とか一矢報いてください。

勝ち残りの女流は10人

2004年05月25日 08時29分35秒 | 終了棋戦
 天元戦は予選B決勝進出を目指して、2人の女流が27日に対局します。どちらの対局も段位差が大きい対局。入段以来30年以上の大ベテランの古庄勝子初段、大戸省三五段を破っての予選B進出ですが、何とかもう1局勝って決勝まで駒を進めてほしい。決勝では楊嘉源九段が待ち受けています。

 井澤三段はこの予選Bからの登場。昨年は予選Cから勝ち上がり、三勝して予選B決勝で敗れました。昨年以上の成績が残せるよう頑張ってください。

 気がつくと残っている女流は10人。いよいよ正念場です。

【第31期天元戦】 残っている女流と次の対戦相手

予選B決勝
小林 泉美 五段 - 溝上 知親 七段
青木 喜久代 八段 - 高木 祥一 九段 と 杉本 明 七段 の勝者
金 艶 三段 - 小山 栄美 五段

予選B
古庄 勝子 初段 - 岡田 伸一郎 八段  ※ 27日対局予定
井澤 秋乃 三段 - 円田 陽一 七段  ※ 27日対局予定
小川 誠子 六段 - 知念 かおり 三段
梅沢 由香里 五段 - 加藤 充志 八段
青葉 かおり 四段 - 北野 亮 七段

7人目の予選B進出なるか

2004年05月24日 09時06分07秒 | 終了棋戦
 十段戦、今週女流の対局は金賢貞三段1人だけ。これまで6人の女流が予選B以上に勝ち残るのが決まっていますが、果たして7人目となるかどうか。先週、先々週と続けて公式対局で敗れているのがちょっと気掛かり。

【第44期十段戦】 残っている女流と次の対戦相手

小林 泉美 六段   第43期の結果により、本戦からの出場か、予選Aからの出場かが決まる

予選B決勝
杉内 寿子 八段   対戦相手未定
加藤 朋子 五段 - 泉谷 英雄 八段 と 河野 貴至 七段 の勝者

予選B
伊澤 秋乃 三段 - 山田 至宝 六段
知念 かおり 三段 - 三王 裕孝 九段
小山 栄美 五段 - 大森 泰志 八段


予選C決勝
金 賢貞 三段 - 宮川 史彦 七段  ※ 27日対局予定
巻幡 多栄子 二段 - 郭 求真 五段
渋沢 真知子 初段 - 安倍 吉輝 九段
岡田 結美子 六段 - 石倉 昇 九段
青葉 かおり 四段 - 下平 昭夫 六段
中島 美絵子 初段 -  祷 陽子 五段 と 甲田 朋子 三段 の勝者
矢代 久美子 五段 - 張 豊猷 六段
梅沢 由香里 五段 - 春山 勇 九段 と 鶴丸 敬一 七段 の勝者

予選C
祷 陽子 五段 - 甲田 朋子 三段
向井 梢恵 初段 - 谷口 敏則 七段 

巻幡二段登場

2004年05月23日 15時01分03秒 | 終了棋戦
 名人戦は巻幡二段が登場し、中村秀仁九段と予選Bで対局します。七段差の対局となりますが、是非、金星を挙げてほしいところ。ここまで来れば勝ち残っているのは高段位者ばかり。中村九段に勝ったとすれば、次は酒井猛九段、次は神田英九段とここまで決まっていて、みんな九段の方ばかり。しかし、そんなことを気にせずドーンとぶつかってほしいところ。

 詳しく調べたわけではないのですが、勝ち残っている棋士の中で最も段位が低いと思います。ぜひ、波乱を起こしてうれしい話題が出来ることを期待しています。(アッ、そういえば本因坊戦で話題になっている大場2段も勝ち残っていますね。二段棋士が2人ということですね。)

【第30期名人戦】 現在勝ち残っている女流と次の対戦相手

予選B決勝
知念 かおり 三段 - 宋 光復 九段

予選B
巻幡 多栄子 二段 - 中村 秀仁 九段  ※ 27日対局予定

第14期竜星戦予選スタート

2004年05月20日 09時47分17秒 | その他の棋戦
 その他の棋戦では第14期竜星戦の予選が今週からスタートです。他の棋戦と同様に女流棋士の動きを細かく追跡したいのですが、竜星戦までは手が回りません。大きく眺めながら観戦することにします。

【第14期竜星戦】

 現在行なわれている13期の竜星戦がまもなく本戦を終り優勝決定トーナメントに入ろうとしているところですが、この本戦に出場した女流は5人。優勝決定トーナメントに進める女流はおりません。果たして今期は何人の女流が予選を勝ち残ってこの本戦に出場できるのか。注目は入段したばかりの女流がどんな頑張りを見せてくれるのか。早速奥田あや初段や、向井千瑛初段が対局するようですが、どちらも相手は高段位棋士。特に奥田初段の相手は神田英九段!こうなりゃぶつかっていくだけ。開き直って勝負というところ。もっとも神田九段もブツカリがいのある体格です……。

【第29期新人王戦】

 先週の対局で祷陽子五段が潘善淇六段に白番中押し負けとなり、残る女流は梅沢五段だけになりました。しかも次の対戦相手はあの坂井六段!先日惜しいところで棋聖戦のリーグ入りを逃した坂井六段ですが、そのショックで……と、いうことはないでしょうね、タブン。

【第17期女流名人戦】

 本戦進出の最後の一人が巻幡多栄子2段と決まり、いよいよ本戦が始まります。昨年の本戦で敗退し、今期本戦に復帰できなかったのは、金艶三段、大沢奈留美三段、中澤彩子五段、そして梅沢由香里五段の4人。代わって予選を勝ち上がり本戦入りを果たしたのは、田村千明初段、巻幡多栄子二段、青葉かおり四段、吉田美香八段です。注目は田村千明初段。梅沢五段を破っての本戦入りで、どのような活躍を見せるのか。楽しみです。

【第6期女流最強位戦】

 1回戦がすべて終了し、ベスト16が出そろったところですが、勝敗を眺めてみると、意外に波乱が少ないことが目に付きます。偶然かどうか、ほとんどの対局が高段位者が勝って、低段位者が勝ったとしても1段差くらいのもの。ただ、女性棋士にはあまり高段位者という人がいないので、段差が離れた対局というのはあまり実現しないということもあるのだと思います。こうしてみると、唯一波乱だったのが、前に行われた万波三段-小林六段戦で万波三段が勝った対局ということになります。


 今週その他の注目は、第60期本因坊戦の最終予選に大場惇也二段が登場、宮沢九段と対局します。宮沢九段は棋聖戦で坂井六段を下してリーグ入りを決めたところ。大場二段の初戦突破がなるでしょうか。