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鈴木五段、最終予選1回戦突破!【棋聖戦(36)】

2010年12月27日 08時36分55秒 | 第36期棋聖戦
 いよいよ今年も今週で終わり。対局のほうは今週は対局がなく、先週の対局で年内は終了ということになります。そんな中で先週の対局からうれしいニュースが入ってきました。

 棋聖戦最終予選の1回戦に出場した鈴木歩五段が宮沢吾朗九段に勝って準決勝に勝ち進みました。1年を締めくくるのにふさわしい、うれしいニュースですね。女流棋士がかつてここまで勝ち上がったことがあるのでしょうか。

 予選がABC方式になってからは女流棋士の最終予選進出は今期の鈴木五段が初めてです。しかし、ABC方式になる直前の第28期、矢代久美子五段(当時四段)が最終予選に勝ち進んでいます。このときの大会のシステムは四段以下の棋士でトーナメントを行って、勝ち残った2名が最終予選進出というものでした。逆に言うと四段以下の棋士の中から必ず2名が最終予選に行けたわけです。ちなみにこの第28期には鈴木五段(当時二段!)も四段以下の部の決勝まで勝ちあがっていて、黄翊祖七段(当時初段)に勝てば矢代五段と女流棋士の最終予選アベック出場というところでした。矢代五段はこのとき最終予選の初戦で敗退しています。

 今回の勝利で鈴木五段はリーグ戦入りまで対局があと2つとなりました。次の相手は高原周二九段。年明けの対局になりますが、大いに期待しましょう。

先週の対局

最終予選1回戦
鈴木 歩 五段 - 宮沢 吾朗 九段  白番中押し勝ち

【第36期棋聖戦】  残っている女流棋士と次の対戦相手

最終予選準決勝
鈴木 歩 五段 - 高原 周二 九段