そらのはじまり

昔オノヨーコが書いてた。「そらはどこから始まると思う?」「わたしたちの足元からよ。アリにとってはここがもうそらなのよ。」

そらの紹介

2016年02月23日 | 日記
さっぽろ自由学校遊の行事で「おかやま自由学校そら」のことを紹介することになって、改めてそらってなんだろうと振り返ってみました。
10分の間に言えたこともあるけど言えなかったこともあるので、ここに書いておきますね。
そらのことに興味を持ってくださった方もあるので。

そらが目指しているのは「市民力と政治リテラシーを身につける学びと対話と実践と瞑想の場」です。
月に2回(第1、3水曜日19時~21時)、子どもがテーマのひるそらは1回。
場所は主に出石コミュニティハウス(ひるそらは東山コミュニティハウス)。
来てくれる人は高校生から70代まで年齢は幅広。
テーマはその時々、ないときもある。
お知らせは主にこのFBで。
参加費300円(場所代割り勘+100円は何かするときの貯金)

そこで大事にしたいことは以下のとおりです。
①「個人(わたし)」を大事にしたい。
(「組織」「大きく」したとたんに抜け落ちるものがある、そういうものを大事にしたい)

②水平の関係でいたい。みんなが主役。
(「先生」から「教えてもらう」じゃなくて、まずお互いの中にあるものから学び合いたい。そして自分たちで学んでいくことをしたい)

③日常の延長にあることが大事。無理なく続けたい。
(ほんとは考えなきゃいけないことがあるのに流されて行く毎日の中で、誰かのつぶやきをいったんためてシェアしてみんなで考えていく場にしたい。人を集めなきゃとか、企画立てなきゃとかいった命題が先にあると苦しくなる。自分が自然でいられる場でそのとき来たい人が集まってくれたら人数は関係ない。)

④大きくしたいわけじゃない。お金も場所もなくても誰でもできるこんな場があちこちにたくさんあるといいと思ってます。

2年前に「ハンナ・アーレントを観たあとおしゃべりする会」から始まってこの前が39回目。これまでに、
「ほんとは考えなきゃいけないのに思考停止していることはどんなことか」「弱さの情報公開」「未来のビジョンづくり」「聴く練習」「なりわいについて」「放射線副読本づくり」「集団的自衛権」「「ティフ星人はパセリを食べる」「ムスリムの人と一緒にご飯」「正気と狂気のあいだ」「介護について」「お気に入りの本」「けんぽうのはなし」「社会的擁護の必要な子どもたち」「岡山市長期構想」「地方議会から民主主義を取り戻す」などをやってきました。

そこで出てきて私がはっとしたつぶやきは例えばこんなもの・・。
・この国は同調でできている。同調と広告、分かった気になる。
・他の人と分かち合うことでそれに向き合う力を得ることができる。
・教育がシステムに組み込まれている。
・自分が考える必要がないほど情報や正論が多すぎる。何も考えない方が楽。
・間違えることが許されない社会。間違えてもやり直せる世界がいい。
・教える方にヒエラルキーがあると教えられる方にもヒエラルキーが染みつく。
・幸せを売りたい。自分が幸せになればいい。どうなら幸せ?
・2次元じゃだめだ、3次元でみなきゃ。
などなど・・。

2週間に1回集まって話すことで、わたし自身がエンパワーされたし、継続して来てくれる人、毎回新しい人が来てくれたりしています。
昨春から始めたひるそらでは子どもをテーマに発達障害や不登校、学校のあり方などを一緒に考え、上映会や居場所づくりにつながったりしています。
政治のことでは「小さな声を上げよう」という活動につながったのもこの場があったおかげです。

お手本になったさっぽろ自由学校遊やPARCみたいな「けんかのしかたを学ぶ」まではまだまだ至らないけど、ぼちぼちゆるゆる自然体でやっていきたいと思っていますので、どなたさまもぜひご参加くださいね!

そらのご紹介でした。





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