直島の李禹煥美術館に行くと
奥まったところに小さな石が立っていた。
後ろから
光が当たって影ができ
そこにいろいろなものが映っては消える。
波を照らす月
揺れる樹々の葉
雑踏を行く人々
そして石それ自身
石は何も変わらず
ただ立っているだけなのに
影だけがテレビの画像のように移り変わる。
この石はわたしであり
地球でもあるように思えた。
奥まったところに小さな石が立っていた。
後ろから
光が当たって影ができ
そこにいろいろなものが映っては消える。
波を照らす月
揺れる樹々の葉
雑踏を行く人々
そして石それ自身
石は何も変わらず
ただ立っているだけなのに
影だけがテレビの画像のように移り変わる。
この石はわたしであり
地球でもあるように思えた。