2019年のマイミク限定日記が残っていたので転載します。
内容は単なる職場の愚痴で、前後編のような内容だった筈なんですが、多分内容も内容なので(かつての仕事仲間の悪口三昧;)
前篇は自分で消したらしく、後篇部分のみが残っていました。
前篇内容を補足します。
2015年頃から2017年秋頃まで、私は職場の困ったさん(仮名A子さん)に悩まされていました。
当時、A子さんとB子さんという同期入社の若い女性二人がいて、うち一人のA子さんが有り得ない程社内で不正行為をしまくり、私を含む社員の収入を半減させつつ本人のみ低い人の10倍近い儲けを得る、という信じ難い事態を起こしていました。
無論必死で止め、注意したもののA子さん本人はサイコパスの類かと思う程平然としており、早朝5時に会社に来て割の良い仕事を全て書類ケースに詰め込んでニコニコ笑いながら昼間から自宅に帰ったり、大変な仕事を全員でやってる時には「やりたい仕事無いから帰る^^今日はカフェ行こーっと」とやらかす人。
もうどうにも止められず社長に対策を頼んでも頼んでも、A子さんの被害を受ける立場に無い社長は
「ぎゃんぎゃん耳障りな騒ぎを起こして俺に迷惑を掛ける奴(つまりは私)が問題児。騒ぎを起こしているのはこの女」
という認識をやめず(彼女の不正の証拠は社長の手元に山ほどあるにもかかわらず#)彼女を甘やかし、私に対して非常に侮辱的な対応をするのみでした;
この間私は帯状疱疹などに悩まされ、正直A子さんよりも社長への苛立ちに苦しみました。
(後に社長がA子さんの異常性を認めるに至った後も私への謝罪や反省などは一切見られず、今も私の中には社長への決定的な不信感という巨大爆弾が鎮座しております)
私をけむたがった社長が私の留守中に「あをまる吊るし上げ会議」をやろうとした所、A子さんの不正が他の社員にもとっくに周知されていた事を知り
(そこで他の社員にきつく抗議されたらしい)
渋々渋々渋々、4tトラックより重そうな腰を上げ、漸くA子さんの勤務内容を完全管理するに至りました。
そして管理体制が始まって3日目。
管理業務を心底面倒がっていた社長が飽きるのを待つまでもなく、ぱたりとA子さんは会社に来なくなり、そのまま姿を消しました。
突然ストレス源が姿を消し、とりあえずはめでたしめでたしと思っていた所、今度は空気同然だった筈のB子さんが問題を起こし始め…
という流れで、以下はそこからのお話の転載です。↓
=====================================
一昨年、散々会社の仕事を荒し回って荒稼ぎし続けた伝説のサイコモンスターA子さんが、突然の長期無断欠勤を経て姿を消した事でとりあえず平和になると思われた職場は、今度は彼女と同期のB子さんによって再び荒れ始めてました。
A子さんが余りにもサイコパス宇宙人だった為目立たなかったものの、もともとB子さんの仕事ぶりも社内では評判が悪かった。
まず、入社二年目頃から始まった謎の超重役出勤。
何故か毎日午後四時過ぎに出勤して来る。
余りに堂々としているので、収入の低い仕事だし、社長の許可を取ってバイトの掛け持ちでもしてるのかな?
などと思いつつ、当時はあまり会話する機会も無かったので構わずにいたが、ある日、社長と雑談ついでに「B子さんは何故夕方に来てるんですか?」と聞いてみたら社長はむすっとした顔で「知らない!」と怒るのみ。
後に本人にも聞くと「朝起きられないんです」という返答。
要するにただの遅刻だった。(彼女のアパートは会社から徒歩10分なのだが)
それから数ヵ月後、とうとう外も真っ暗な夕方6時に「おはようございます」と普通に出社して来た時にようやく社長がキレたものの、B子さんの返答は
「生活サイクルは急には変えられないから、徐々に早くするように努力します」だった。
しかしそれから何年経っても遅刻は直らず、社長は度々キレたが、慢性的な人手不足と、仕事では実力があった為、社長もクビにする決断は出来なかったらしい。
(しかもよくよく聞けば本当に夕方まで寝てるわけではなく、趣味にハマってつい毎日夕方まで家に居てしまうのだとかで)
B子さんの仕事ぶりもそこそこタチが悪かった部分はあれど(夕方出勤で日付が変わった後も一人で会社に居て、人の居ない時間帯に割の良い仕事を大量にやる他、納品日まで頑張れば自力で終わる仕事でも内容が重たいと半分近く他人に押し付けて自分は別の楽な仕事をやり始める等々)
とはいえ他人の仕事を奪い尽くし人の首を絞めまくるA子さんの悪質さに比べれば、遅刻で絞まるのはあくまで「本人の首」だし、多少は周囲の目を気にし、複数の仕事を隠すような事まではしなかったB子さんは遥かにマトモではあったので、私はそこまで気にせずにいた。
しかし軽蔑されながらも実質ほぼスルー(というか存在無視?)されていたA子さんと違い、B子さんは社長をはじめ頻繁に色んな人にきつく怒られ、時に怒鳴られる程嫌われていた。
その辺は彼女自身のキャラクターが原因だったのだと思う。
B子さんは言葉遣いが非常にマズかった。
頼みごとや仕事の割り振りなどの会話の受け答えが常に無愛想かつ失礼で、社長や先輩に自分の仕事の手伝いや尻ぬぐいを頼む際すら、お願いします、済みませんといった言葉を使わない。
「これやって欲しいんですけどー」「こっちはあなたがやればいいじゃないですかー」等々まるで日常のやり取りの全てが「喧嘩を売っている」ような印象。
社長曰く「メールの内容や文体も、俺の常識では考えられないようなものが来る(どんな内容だったのかは不明)」
など、遅刻癖以外にも色々やらかしてたらしい。
それでもある程度近しく接していると、壊滅的に不器用なだけで当人に悪気は無いらしいのは分かるのと、20代後半という実年齢に対し10歳~12歳位の児童にしか見えない外見と声も相まって(ホルモンバランス的なものだろうか?)
「子供のようなものだ」と、どこかで諦めてもいた。
しかし問題児A子さんが居なくなった直後から、何故か一気にB子さんもモンスター化して、職場は再び修羅場となった。
A子さんの退職によって他の社員の仕事内容と収入は一気に回復し、特にA子さんと同期入社だったB子さんの変化は大きく(今まで当たり前だったものが当たり前じゃなくなったという)
「いきなり収入が倍になった。これからはもう少し良いものを食べて貯金もしたい」
などとも言っていて、めでたしめでたし、の筈だった。
なのにB子さんは、収入が倍増して以来おかしくなった。
今まではA子さんの不正に対しても彼女だけは無関心でマイペースだったのだが、彼女が居なくなって以来、何故か先輩である私の仕事を監視しては「それ私より楽な仕事ですよね?」「私より儲かってませんか?」等々喧嘩腰で言いがかりをつけて来て、度々仕事にならなくなった。
(何故私に絡むのかは謎だったが、唯一の同性でもあり、彼女の主な会話相手だったからか?)
B子さんが騒ぐ度、彼女の元々の仕事ぶりに苛立っていた男性社員達に「お前が言うな―――ッ!」と総突っ込みされては
「だってこれっぽちじゃ給料が足りないんです!私は!生活がかかってるんですよ!」
と泣き喚く、という異様な光景が繰り返された;
ちなみに毎回社長不在時にやらかすんだが、何度「生活かかってるのはあなただけじゃなく全員同じ」「給与の不満は社長に言え、私に言ってどうする」と言ってもきかない。
…第一毎日夕方に来てたら自分好みの仕事なんかそうそう残ってないのが普通だろうにと思うが、それでも彼女は頑なに超重役出勤をやめない。
あれだけ出勤時間が違うのが不公平だ不公平だと大騒ぎしながらも、最も簡単な解決方法である「遅刻をやめる」という選択肢だけはないらしく、生活サイクルを改善しろと注意される度に無言で睨みつけてくる。
もうウンザリしたので、とりあえず届いた仕事の内容を難易度ごとにA・B・Cにランク分けし、ある程度平等に分配する「遅刻者救済制度」をとってみた。
(甘やかしすぎだと周囲に言われたが、毎回喚き散らされる身にもなって下さいとしか…;)
しかし、彼女自身は自分が有利に取れる時は他人に一切配慮せず仕事を取りまくるので、この制度で救済されてるのはB子さんのみ。
あまり独り占めが酷い時は一応注意してみるも
「順番に取っていいルールですよね!そういうルールじゃないですか!ルールじゃないですか!そういう決まりじゃないですかああああああ!」
と金切り声で泣き喚いて手がつけられないので諦めた。
その「ルール通りに」仕事を取っていた周囲に「自分に譲れ配慮しろ」と迫ってルール改正させたのは誰なんだと言っても
「だって私は生活がかかってるんですよおおお!!」で会話にならない。
「他人にも都合がある」という事が理解出来ないようで、とにかく何を話していても延々と自分の都合に話を戻す;
A子さんが辞める前までは、変わった子ではあっても基本無口で大人しいイメージだったので、突如第二のモンスターと化した彼女に呆れるばかりだった。
そしてとうとう「遅刻者救済制度」でも不満が収まらなかったB子さんから、新たな要求が来た。
「難しい仕事は時間に余裕のある人が担当するのが正しい。楽な仕事は出勤が遅い私の為に残しておくべきですよね?」
…………おう、とうとうそう来たか;遅刻者のみが楽をする制度にしろと。
それは「B子救済措置」を通り越して「遅刻魔B子のみを優遇措置」ですよね?(苦笑)
身勝手な要求にあきれ果てたが、彼女はそれを「当然やるべき処置」と信じ切っているようで、20年も先輩の私に向かい「子供に道理を言って聞かせる」ような口調で話す。
そして要求が通らないと分かると、またぎゃんぎゃん甲高い声で喚くので、こっちは全く仕事にならない;
見かねた後輩の男子が「おいふざけんなボケェ!」と割って入ってくれたのでその場は一旦収まったものの、自分より後輩の男性にタメ口で怒られるに至った時の彼女の反応は、とても印象的だった。
普段大人しい後輩君に怒られて、まず呆然とフリーズ。
その後、自分の正義が周囲に全く通用していない現実に気付いたか「あれ?あれっ?」と混乱した表情。
その後、呆然とあらぬ方向を見た後
「前から思ってたんですが、自分は他人と一緒に働くのに向いてないのかも…」
と、力無く呟いた。
う~ん(汗)
結局彼女のこういう所を「憎めない」と思ってしまうのも事実なのだ。
というのも、私は過去に何人かこの手のトラブルメーカーに関わった事はあるのだが、彼等、彼女らはいずれも、何度周囲にハブられようとも、職場を転々としようとも「自分に原因や落ち度がある」とは微塵も考えない人ばかりだった。
常に自分は正しく、全て周囲の人間が悪いのであり、悪い奴らにいつも遭遇してしまう自分は運が悪いのだ、という考え。
(もしくはあまりにも正しく清らかな自分は、汚れた世間にうとまれ、いつも妬まれるのだ、みたいな)
つまりは心に「自分を疑う」機能がついていない。
けれどB子さんはそうじゃない。
「自分の何が間違ってるのかはどうしても分からない、理解出来ない」ながらも漠然と「自分が生きにくい原因は自分にあるらしい」という認識までは辿り着けている。
友人は一人もいないと言っていて、自宅通勤が可能にも関わらず経済的に無理をしてまで家を出たのもどうやら家族との折り合いの悪さからのようで「家に帰って一人になると、自分の駄目な所が頭の中にわっと降って来て落ち込む」などとも言っていた。
また、こういう悩みを馬鹿正直に話す所も過去のトラブルメーカー達と違う所だ。
他のトラブルメーカー達は実態はどうあれ「自分は友達が多く、周囲に尊敬されている」と話すタイプが多かったが(そして後々自慢話とは間逆の実態が漏れて来る;)
B子さんにはその手の「見栄を張る」習慣は無かった。
そしてA子さんが消えて約一年半。B子さんもまた消えるように居なくなった。
A子B子騒動終了後の社長の見解。
「二人とも発達障害があったのではないか」
う~んまぁ…A子さんの異様さは言わずもがな。
そしてB子さんの
「どんなに怒られようと、仕事で不利益が出ようと一度ずれた生活習慣を直せない」
「感覚的に上下関係が理解出来ず、上司との会話すら常に非礼」
「他人にも都合があると何度説明しても自分の要求のみに話を戻し堂々巡りにする」
あのキャラクターにもまた、そういう気配を感じてはいた。
しかし2人共、少なくとも入社当初は「変わった人達」の片鱗こそ見えていたものの、そこまでおかしくはなかった。
雇い主である社長が、社員の声も目の前のトラブルも一種異様なまでの無関心を貫きとことん放置した結果、状況を悪化させまだ卒業ほやほやの新社会人であった二人を、数年がかりでモンスターに育てあげてしまったように思う。
(B子対応は比較的ちゃんとやってたけど、あれは自分も迷惑してたからだろうし、A子対応の酷さと無責任さはこの先も絶対に忘れん#)
「今後はこんな事が起きないようにする」と言ってるけど、今までもそう言っておいて出来たためしが無いし、過去の反省ゼロじゃ今後も同じでしょう。
一見明るく人当たりも良いが、倫理観が完全に壊れているA子さん。
決して悪い人ではないが、トラブルになりやすいB子さん。
彼女らは今どうしているのかな。
内容は単なる職場の愚痴で、前後編のような内容だった筈なんですが、多分内容も内容なので(かつての仕事仲間の悪口三昧;)
前篇は自分で消したらしく、後篇部分のみが残っていました。
前篇内容を補足します。
2015年頃から2017年秋頃まで、私は職場の困ったさん(仮名A子さん)に悩まされていました。
当時、A子さんとB子さんという同期入社の若い女性二人がいて、うち一人のA子さんが有り得ない程社内で不正行為をしまくり、私を含む社員の収入を半減させつつ本人のみ低い人の10倍近い儲けを得る、という信じ難い事態を起こしていました。
無論必死で止め、注意したもののA子さん本人はサイコパスの類かと思う程平然としており、早朝5時に会社に来て割の良い仕事を全て書類ケースに詰め込んでニコニコ笑いながら昼間から自宅に帰ったり、大変な仕事を全員でやってる時には「やりたい仕事無いから帰る^^今日はカフェ行こーっと」とやらかす人。
もうどうにも止められず社長に対策を頼んでも頼んでも、A子さんの被害を受ける立場に無い社長は
「ぎゃんぎゃん耳障りな騒ぎを起こして俺に迷惑を掛ける奴(つまりは私)が問題児。騒ぎを起こしているのはこの女」
という認識をやめず(彼女の不正の証拠は社長の手元に山ほどあるにもかかわらず#)彼女を甘やかし、私に対して非常に侮辱的な対応をするのみでした;
この間私は帯状疱疹などに悩まされ、正直A子さんよりも社長への苛立ちに苦しみました。
(後に社長がA子さんの異常性を認めるに至った後も私への謝罪や反省などは一切見られず、今も私の中には社長への決定的な不信感という巨大爆弾が鎮座しております)
私をけむたがった社長が私の留守中に「あをまる吊るし上げ会議」をやろうとした所、A子さんの不正が他の社員にもとっくに周知されていた事を知り
(そこで他の社員にきつく抗議されたらしい)
渋々渋々渋々、4tトラックより重そうな腰を上げ、漸くA子さんの勤務内容を完全管理するに至りました。
そして管理体制が始まって3日目。
管理業務を心底面倒がっていた社長が飽きるのを待つまでもなく、ぱたりとA子さんは会社に来なくなり、そのまま姿を消しました。
突然ストレス源が姿を消し、とりあえずはめでたしめでたしと思っていた所、今度は空気同然だった筈のB子さんが問題を起こし始め…
という流れで、以下はそこからのお話の転載です。↓
=====================================
一昨年、散々会社の仕事を荒し回って荒稼ぎし続けた伝説のサイコモンスターA子さんが、突然の長期無断欠勤を経て姿を消した事でとりあえず平和になると思われた職場は、今度は彼女と同期のB子さんによって再び荒れ始めてました。
A子さんが余りにもサイコパス宇宙人だった為目立たなかったものの、もともとB子さんの仕事ぶりも社内では評判が悪かった。
まず、入社二年目頃から始まった謎の超重役出勤。
何故か毎日午後四時過ぎに出勤して来る。
余りに堂々としているので、収入の低い仕事だし、社長の許可を取ってバイトの掛け持ちでもしてるのかな?
などと思いつつ、当時はあまり会話する機会も無かったので構わずにいたが、ある日、社長と雑談ついでに「B子さんは何故夕方に来てるんですか?」と聞いてみたら社長はむすっとした顔で「知らない!」と怒るのみ。
後に本人にも聞くと「朝起きられないんです」という返答。
要するにただの遅刻だった。(彼女のアパートは会社から徒歩10分なのだが)
それから数ヵ月後、とうとう外も真っ暗な夕方6時に「おはようございます」と普通に出社して来た時にようやく社長がキレたものの、B子さんの返答は
「生活サイクルは急には変えられないから、徐々に早くするように努力します」だった。
しかしそれから何年経っても遅刻は直らず、社長は度々キレたが、慢性的な人手不足と、仕事では実力があった為、社長もクビにする決断は出来なかったらしい。
(しかもよくよく聞けば本当に夕方まで寝てるわけではなく、趣味にハマってつい毎日夕方まで家に居てしまうのだとかで)
B子さんの仕事ぶりもそこそこタチが悪かった部分はあれど(夕方出勤で日付が変わった後も一人で会社に居て、人の居ない時間帯に割の良い仕事を大量にやる他、納品日まで頑張れば自力で終わる仕事でも内容が重たいと半分近く他人に押し付けて自分は別の楽な仕事をやり始める等々)
とはいえ他人の仕事を奪い尽くし人の首を絞めまくるA子さんの悪質さに比べれば、遅刻で絞まるのはあくまで「本人の首」だし、多少は周囲の目を気にし、複数の仕事を隠すような事まではしなかったB子さんは遥かにマトモではあったので、私はそこまで気にせずにいた。
しかし軽蔑されながらも実質ほぼスルー(というか存在無視?)されていたA子さんと違い、B子さんは社長をはじめ頻繁に色んな人にきつく怒られ、時に怒鳴られる程嫌われていた。
その辺は彼女自身のキャラクターが原因だったのだと思う。
B子さんは言葉遣いが非常にマズかった。
頼みごとや仕事の割り振りなどの会話の受け答えが常に無愛想かつ失礼で、社長や先輩に自分の仕事の手伝いや尻ぬぐいを頼む際すら、お願いします、済みませんといった言葉を使わない。
「これやって欲しいんですけどー」「こっちはあなたがやればいいじゃないですかー」等々まるで日常のやり取りの全てが「喧嘩を売っている」ような印象。
社長曰く「メールの内容や文体も、俺の常識では考えられないようなものが来る(どんな内容だったのかは不明)」
など、遅刻癖以外にも色々やらかしてたらしい。
それでもある程度近しく接していると、壊滅的に不器用なだけで当人に悪気は無いらしいのは分かるのと、20代後半という実年齢に対し10歳~12歳位の児童にしか見えない外見と声も相まって(ホルモンバランス的なものだろうか?)
「子供のようなものだ」と、どこかで諦めてもいた。
しかし問題児A子さんが居なくなった直後から、何故か一気にB子さんもモンスター化して、職場は再び修羅場となった。
A子さんの退職によって他の社員の仕事内容と収入は一気に回復し、特にA子さんと同期入社だったB子さんの変化は大きく(今まで当たり前だったものが当たり前じゃなくなったという)
「いきなり収入が倍になった。これからはもう少し良いものを食べて貯金もしたい」
などとも言っていて、めでたしめでたし、の筈だった。
なのにB子さんは、収入が倍増して以来おかしくなった。
今まではA子さんの不正に対しても彼女だけは無関心でマイペースだったのだが、彼女が居なくなって以来、何故か先輩である私の仕事を監視しては「それ私より楽な仕事ですよね?」「私より儲かってませんか?」等々喧嘩腰で言いがかりをつけて来て、度々仕事にならなくなった。
(何故私に絡むのかは謎だったが、唯一の同性でもあり、彼女の主な会話相手だったからか?)
B子さんが騒ぐ度、彼女の元々の仕事ぶりに苛立っていた男性社員達に「お前が言うな―――ッ!」と総突っ込みされては
「だってこれっぽちじゃ給料が足りないんです!私は!生活がかかってるんですよ!」
と泣き喚く、という異様な光景が繰り返された;
ちなみに毎回社長不在時にやらかすんだが、何度「生活かかってるのはあなただけじゃなく全員同じ」「給与の不満は社長に言え、私に言ってどうする」と言ってもきかない。
…第一毎日夕方に来てたら自分好みの仕事なんかそうそう残ってないのが普通だろうにと思うが、それでも彼女は頑なに超重役出勤をやめない。
あれだけ出勤時間が違うのが不公平だ不公平だと大騒ぎしながらも、最も簡単な解決方法である「遅刻をやめる」という選択肢だけはないらしく、生活サイクルを改善しろと注意される度に無言で睨みつけてくる。
もうウンザリしたので、とりあえず届いた仕事の内容を難易度ごとにA・B・Cにランク分けし、ある程度平等に分配する「遅刻者救済制度」をとってみた。
(甘やかしすぎだと周囲に言われたが、毎回喚き散らされる身にもなって下さいとしか…;)
しかし、彼女自身は自分が有利に取れる時は他人に一切配慮せず仕事を取りまくるので、この制度で救済されてるのはB子さんのみ。
あまり独り占めが酷い時は一応注意してみるも
「順番に取っていいルールですよね!そういうルールじゃないですか!ルールじゃないですか!そういう決まりじゃないですかああああああ!」
と金切り声で泣き喚いて手がつけられないので諦めた。
その「ルール通りに」仕事を取っていた周囲に「自分に譲れ配慮しろ」と迫ってルール改正させたのは誰なんだと言っても
「だって私は生活がかかってるんですよおおお!!」で会話にならない。
「他人にも都合がある」という事が理解出来ないようで、とにかく何を話していても延々と自分の都合に話を戻す;
A子さんが辞める前までは、変わった子ではあっても基本無口で大人しいイメージだったので、突如第二のモンスターと化した彼女に呆れるばかりだった。
そしてとうとう「遅刻者救済制度」でも不満が収まらなかったB子さんから、新たな要求が来た。
「難しい仕事は時間に余裕のある人が担当するのが正しい。楽な仕事は出勤が遅い私の為に残しておくべきですよね?」
…………おう、とうとうそう来たか;遅刻者のみが楽をする制度にしろと。
それは「B子救済措置」を通り越して「遅刻魔B子のみを優遇措置」ですよね?(苦笑)
身勝手な要求にあきれ果てたが、彼女はそれを「当然やるべき処置」と信じ切っているようで、20年も先輩の私に向かい「子供に道理を言って聞かせる」ような口調で話す。
そして要求が通らないと分かると、またぎゃんぎゃん甲高い声で喚くので、こっちは全く仕事にならない;
見かねた後輩の男子が「おいふざけんなボケェ!」と割って入ってくれたのでその場は一旦収まったものの、自分より後輩の男性にタメ口で怒られるに至った時の彼女の反応は、とても印象的だった。
普段大人しい後輩君に怒られて、まず呆然とフリーズ。
その後、自分の正義が周囲に全く通用していない現実に気付いたか「あれ?あれっ?」と混乱した表情。
その後、呆然とあらぬ方向を見た後
「前から思ってたんですが、自分は他人と一緒に働くのに向いてないのかも…」
と、力無く呟いた。
う~ん(汗)
結局彼女のこういう所を「憎めない」と思ってしまうのも事実なのだ。
というのも、私は過去に何人かこの手のトラブルメーカーに関わった事はあるのだが、彼等、彼女らはいずれも、何度周囲にハブられようとも、職場を転々としようとも「自分に原因や落ち度がある」とは微塵も考えない人ばかりだった。
常に自分は正しく、全て周囲の人間が悪いのであり、悪い奴らにいつも遭遇してしまう自分は運が悪いのだ、という考え。
(もしくはあまりにも正しく清らかな自分は、汚れた世間にうとまれ、いつも妬まれるのだ、みたいな)
つまりは心に「自分を疑う」機能がついていない。
けれどB子さんはそうじゃない。
「自分の何が間違ってるのかはどうしても分からない、理解出来ない」ながらも漠然と「自分が生きにくい原因は自分にあるらしい」という認識までは辿り着けている。
友人は一人もいないと言っていて、自宅通勤が可能にも関わらず経済的に無理をしてまで家を出たのもどうやら家族との折り合いの悪さからのようで「家に帰って一人になると、自分の駄目な所が頭の中にわっと降って来て落ち込む」などとも言っていた。
また、こういう悩みを馬鹿正直に話す所も過去のトラブルメーカー達と違う所だ。
他のトラブルメーカー達は実態はどうあれ「自分は友達が多く、周囲に尊敬されている」と話すタイプが多かったが(そして後々自慢話とは間逆の実態が漏れて来る;)
B子さんにはその手の「見栄を張る」習慣は無かった。
そしてA子さんが消えて約一年半。B子さんもまた消えるように居なくなった。
A子B子騒動終了後の社長の見解。
「二人とも発達障害があったのではないか」
う~んまぁ…A子さんの異様さは言わずもがな。
そしてB子さんの
「どんなに怒られようと、仕事で不利益が出ようと一度ずれた生活習慣を直せない」
「感覚的に上下関係が理解出来ず、上司との会話すら常に非礼」
「他人にも都合があると何度説明しても自分の要求のみに話を戻し堂々巡りにする」
あのキャラクターにもまた、そういう気配を感じてはいた。
しかし2人共、少なくとも入社当初は「変わった人達」の片鱗こそ見えていたものの、そこまでおかしくはなかった。
雇い主である社長が、社員の声も目の前のトラブルも一種異様なまでの無関心を貫きとことん放置した結果、状況を悪化させまだ卒業ほやほやの新社会人であった二人を、数年がかりでモンスターに育てあげてしまったように思う。
(B子対応は比較的ちゃんとやってたけど、あれは自分も迷惑してたからだろうし、A子対応の酷さと無責任さはこの先も絶対に忘れん#)
「今後はこんな事が起きないようにする」と言ってるけど、今までもそう言っておいて出来たためしが無いし、過去の反省ゼロじゃ今後も同じでしょう。
一見明るく人当たりも良いが、倫理観が完全に壊れているA子さん。
決して悪い人ではないが、トラブルになりやすいB子さん。
彼女らは今どうしているのかな。