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65歳から初めるクラシックコンサート

クラシックコンサート初体験の65歳がレポートします❗️

朝に聴きたいクラシック・プレイリスト

2025-04-12 13:46:37 | 室内楽

朝に聴きたいクラシック
休日の朝なんぞは、クラシックの名曲で優雅にお目覚め
なんて、いかがでしょうか?
まあ、僕は65歳で、仕事もリタイヤして、毎日、日曜日なんでね。😁 
朝マックで優雅にやってますよ。
一番安い、ソーセージマフィンのコンビでね
(リンクを貼るなって😡)


2〜3時間は粘ってますよ。おまけにWi-Fi 使い放題だしね。フォッ、フォッ、フォ😂😆 (この原稿もマックで書いてますよ)

てなわけで『朝に聴きたいクラシック』を僕なりに選曲してみました。
では、今週の第1位、いってみよ〜‼️(ベストテン風にね)
その①
エルガー作曲 『愛のあいさつ』


これ、好きなんですよね〜。
動画を探していたら、なんと、宮本笑里さんの『愛のあいさつ』を見つけてしまいましたよ。これはお宝ですね。
その②
ドビュッシー作曲 『ベルガマスク組曲』

ドビュッシーは音楽で、印象派をやってしまった人ですね。
この雄大なピアノの響きを聴くと、朝日が差し込んでくる感じがして僕は好きです。また、川のせせらぎのような爽やかなメロディーも、とても美しい響きですね。
その③
モーツァルト作曲 クラリネット五重奏曲

僕ね、木管の響きが大好きなんです。クラリネットに、オーボエ、ファゴットの響きなんか、大好きですね。それに、自分の部屋で聴くには、室内楽のスケール感がちょうどいい感じなんです。モーツァルトでは、他にも、フルートとハープの協奏曲や、ホルン協奏曲もおすすめです。

その④
ショパン作曲 ノクターン2番

 
ふつう、ノクターンって、夜想曲と訳されるので、夜に聴くものだ、と思いがちですが、この曲だけは別格
朝のお目覚めに聴いても、とっても爽やかです。
その⑤
モーツァルト作曲 アイネ・クライネ・ナハトムジーク


この曲も、夜のサロンで演奏される、みたいな感じがありますが……。直訳すると、『小さな夜の音楽』なんですが。
むしろ、朝に聴いて、その躍動感、元気に今日も1日、頑張るぞ、と言う日に聴いてみてはいかがでしょう。
その⑥
チャイコフスキー作曲 花のワルツ(くるみ割り人形から)


朝のお目覚め決定版、ラストは、この曲で大団円、締めくくっていただきましょう。フルオーケストラによる、優雅で、なんともカワイイ🩷ワルツですよ。

♫♫

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『情熱のタンゴ』を聴いてきた‼️その3

2025-04-04 10:36:03 | タンゴ

さて、休憩を挟んでコンサートは後半へ突入。
何回も、コンサートを聴きに行くと、それなりの知恵がついてきます。
ブログに書く記事のために、ちゃんとメモを取っておく、という知恵がつきました。そのため、コンサートにボールペンを必ず持参するようになりました。


コンサートに行くと、会場でプログラムが貰えますが、その余白に、曲を聞いたすぐの、フレッシュな感想を、書き留めておくようになりました。

もちろん、演奏中は書けませんので、中盤の休憩時間の時ですよ。
さて、『情熱のタンゴ』コンサート後半は、
『ブエノスアイレスの四季』
という組曲が披露されました。
これは冬、夏、秋、春の順番で演奏されます。


ここで僕が注目したのがピアノ。最も低い音域、と、高い音域の和音を、鍵盤を叩くように、パーカッシブに演奏しているのが印象的でした。
その他、僕が、当日メモしたことを箇条書きにすると……。


☆ソロパートに付いて


JAZZのように、完全にプレイヤーの即興で、ソロを演じているわけではなさそう。また、JAZZのように、ソロパートを『受け渡す』、『ここから、この人の聴きどころですよ』的な、アピールをしているわけではない。あくまで、一つの楽曲として、曲全体のまとまりを優先している感じ。


☆バンドネオンの音色。


単音でのロングトーンが、結構魅力的である。

☆ギターについて


使用されているのは、明らかにフェンダー社製。(ヘッドの形で分かる)
ステージ上にはアンプも置かれていて、それをマイクで拾い、PA(音響装置)で拡声する。
ストラトキャスター系と思われる。エフェクターは、おそらく、使っていても、1個か2個であり、歪んだ音は一切無し。クリアな音質である。


☆タンゴのリズム


タ〜ン、タ〜ン、タッ‼️、という1拍半フレーズが、アクセント強く、多用されている。これをピアノとギターが、ベーシックなリズムとして刻み、グルーブ感を出している。


☆コンサート全般について


ピアソラ作品を、芸術性と『エンタメ性』そのバランスをうまく取った演奏だったように思う。通常のクラシック音楽より、
『明らかに楽しい』のである。
この音楽なら、堅苦しく構えないで、うまい料理と、うまい酒を飲みながら聴きたいものである。
♫♫


さて、コンサート終盤には、三浦一馬さんより、
『皆さんの応援のお陰で、来年も、ここで演奏できることになりました‼️』
と、発表。会場から、大拍手。


また、石田泰尚さんから、
『今年、6月と、9月に、また、ここへ来ますんで……。』
またまた、大拍手。

やっぱり石田泰尚ファンがかなりいるようです。
その石田親分、やおら、中空を睨んで、
ひとこと……。


『その時は、……(無言)……ちゃんと……ヤリます』


会場、ドッと湧きましたね。
いやぁ〜、良いキャラクターだなぁ〜。
タンゴの雰囲気も、味わえたし、五人のアンサンブルも素晴らしかった。
五人だけで、こんなに豊かで、カラフルな世界観を奏でられるのですね。
生で石田泰尚さんの演奏も聞けたしで、満足感の高いコンサートでした。
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『情熱のタンゴ』を聴いてきた‼️その2

2025-04-01 14:44:44 | タンゴ

さて、前回の情熱のタンゴの記事つづきです。
このコンサートでは、フルオーケストラではなく、5人で演奏する、五重奏団の形態です。
僕はチケットを買う前に、
『あれっ⁉️』😯

『おやッ』😯

(ここは桂枝雀師匠の顔を想像してください)

と思ったのです。



コンサートは、兵庫県立芸術文化センターの大ホール。

収容人数は最大2141名
ステージから1階最後部座席まで32メートル
となっています。
はて、ちゃんと後ろまで、聴こえるのかな〜?
と、思ったわけです。なんせ、クラシックは生音なんでね。😁
そこで選んだ座席が2階桟敷席の最前列、となったわけです。


ここなら、繊細なアンサンブルの美しさも堪能できるだろう、と思ったのです。
いざ座席に座ってみると、いやぁ~、これはいい眺めです。うん、買ってよかった、大正解‼️


さあ、ステージには三浦一馬さん率いる、キンテートが揃い踏み。
ちなみに、アルゼンチンの言葉で五重奏団のことをキンテートと呼ぶそうです。
まあ、クインテットの方言みたいなものでしょう。
今回の演奏はすべてピアソラ作品です。

1曲目は、『デカリシモ』という曲。
気取らず、さらりとした聴き心地。
コンサートのオープニングには、とてもいい選曲です。
それにしても、バンドネオンの音色は、やっぱりいいですね。
あっというまに、タンゴの音楽世界へ僕らを連れて行ってくれる感じ。
2曲め、3曲目には、コントラバスが、楽器の肩の部分を手で叩いて、パーカッションにしています。
これがね、あなた‼️
いいんですよ、めっちゃ、いい音するんですね。‼️
僕が打楽器好きというのもあって、なんか、親しみ湧きましたね。
3曲目には、ヴァイオリンの石田泰尚さんが、面白い奏法を披露、
『キコキコ、キシキシ』というような、音。
う〜ん、何に例えようか?
あえて言えば、『コオロギが風邪をひいたような』
不思議な音をヴァイオリンから出しています。

(上の動画、『デカリシモ』の中でも使われていました)


これを曲の中で、リズミックに、アクセントとして、使っているのですね。
そして、前半を締めくくるのが、代表曲『リベルタンゴ』


ここでも、石田さんが、結構な超絶技巧を披露しました。


では、休憩を挟んで、次回は後半へ、つづきます。

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『情熱のタンゴ』を聴きに行ってきました‼️

2025-03-29 13:16:08 | タンゴ

3月27日の木曜日は、タンゴを聴きに行ってきました。
場所は、兵庫県立芸術文化センター

三浦一馬さん率いる、5重奏団による、
『情熱のタンゴ・オール・ピアソラ』コンサートです。
メンバーはこちらの方々。
編成は、バンドネオン、三浦一馬さん、



ヴァイオリン、石田泰尚さん、
ピアノ、山田武彦さん
ギター、大坪純平さん、
コントラバス、高橋洋太さん


やっぱり、タンゴといえば、バンドネオン。
哀愁ある、やや、退廃的な雰囲気も残しつつ、それでも力強さも表現できる、その音色はなかなか魅力的ですね。


今回のチケットは2階席の最前列を選んでみました。


料金は¥4,500なり。
ビンボー人の僕としては奮発したほうですよ。


ちなみに、チケットは、兵庫芸術文化センターのHPで会員登録をすれば、ネットで購入可能。もちろん、座席指定も出来ます。お支払いと発券は、近くのセブンイレブンで出来るので、便利です。
さて、いつものとおり、阪急電車の西宮北口を降ります。


時計台が目印。きれいなお花が飾られています。


そこから南側の連絡通路を歩いて3分ほど。
もう、兵庫県立芸術文化センターに到着。


今回も、結構賑わってますね。


下の写真は大ホールの入口です。


今回のコンサート、僕のお目当ては、実はタンゴではなく、
ある音楽家が目当てでした。
それがこの人、
ヴァイオリニストの石田泰尚(やすなお)さん。


えっ、どこの親分さん⁉️

初めて見る方もいらっしゃるでしょうね。
ぼくも、今年になってから、『NHK EテレのクラシックTV』で初めて知りました。
まあ〜、エッジの立ったお人ですね。
この親分さん、いえいえ、組長、いやいや、😂😁
どんな演奏をされるのか? 
まあ、『オトコとオトコ』の、
1対1の『サシ』でね、
『腹を割った』音楽体験で、
『オトシマエ』つけてくださいよ、ってなわけです。

まあ、まあ、そんなこんなで、コンサート始まりますよ。
次回へ続く

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カラヤンのレーザーディスク

2025-03-23 17:34:18 | 指揮者

皆さん、かつて、レーザーディスクという記録媒体があったことを御存知ですか?


CD(コンパクトディスク)と同じ時期に、世に出たメディアでした。
しかし、たった十年ほどで、市場から消え去りました。
見た目は、CDのようにキラキラしています。
ただし、大きさは、レコードのLP盤と同じなのです。
ぼくには、どうしても忘れられない、レーザーディスクの名盤があるのです。
それが
カラヤンの『ウィーンフィルニューイヤーコンサート1987』
なのです。


たしか1990年から91年のころ。僕は名古屋で営業の仕事をしていました。
毎日のお得意先周りをする、そのとちゅう。
大手家電ショップで、僕の足は必ず止まるのです。そのテレビやオーディオの売り場に、
このカラヤンの名盤が、レーザーディスクのプレーヤーとともに展示されていたのです。もちろん展示だけではありません。
大きな液晶テレビの画面と、素晴らしい音響で、なんとカラヤン指揮、ウィーンフィルの演奏が、リピート再生されていたのですよ‼️
このプレーヤー、LP盤と同じ大きさの盤を再生するので、結構大きな機械です。
しかも、なんと、レーザーディスクは、CDプレイヤーのように、ディスクを機械の中へ収納するため、大きなトレイが開閉するのですよ。直径30センチ以上あるトレイが、ペロッとね‼️😯
このプレイヤー、正確なお値段は忘れました。
しかし、僕はその時、後先考えず、無謀にも、えいやっと、買ってしまったのです、このレーザーディスクプレイヤーを‼️
😯ワオッ、ですよね。
しかもですよ。
ぼくは、カラヤンのニューイヤーコンサートのレーザーディスク、ただ、それ一枚を再生するためだけに、この装置を買ったのです、大枚はたいてね😂😁
でも、結果から言うと、
『思い切って買っといてよかったなぁ〜‼️』
と、思えました。


この年の『ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート』は、後世に語り継がれるほどの、音楽史の大事件であり、名演奏だったのです。
あの、帝王カラヤンが、ついに、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを指揮する‼️
このニュースは、それこそ、全世界を駆け巡りました。
もちろん、この演奏は、衛星生中継で、元旦にNHKでも放送されました。
僕は、このときの放送をVHSのビデオデッキに録画しておいたのです。
僕は、このときの演奏があまりに素晴らしすぎて、何度も何度も、くりかえし聴き、鑑賞しました。

♫♫
やがて、僕は、この時の放送のカット割りのタイミングにまで、考えが及びました。
これ、生中継で一発勝負なのです。

♫♫
しかし、むこうの放送局のキャメラの切替タイミングは、本当に素晴らしかったのです。完璧でした。

♫♫
キャメラは最初、カラヤンのアップを撮っています。
その後、カラヤン先生は、両手で抱きかかえるようにオーボエに合図を送ります。

そのオーボエの音が出る、ほんの0,2から0,3秒前に、キャメラが切り替わり、オーボエのアップになるのです。
あとになって、本で知りましたが、向こうのテレビ局の音楽ディレクターたちは、楽譜がラクラク読めるそうなんですね。
もちろん、その前に、暗譜するほど聴き込んで、本番に接しているに違いありません。そのため、信じられないような、奇跡のキャメラワークが成立したのです。
♫♫
僕はこのコンサートで、『こうもり序曲』が大好きになりました。


翌年のクラウディオ・アバド指揮のニューイヤーコンサートでも、こうもり序曲は演奏されましたし、のちに、小澤征爾さんがウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを初めて指揮したときにも、演奏されました。
後者2つのバリエーションは、快活で、テンポよく、軽やかな印象。
しかし、カラヤンの『こうもり序曲』だけは


『格の違い』


というものを見せつけられたようでした。
喜歌劇、オペレッタ、という軽妙な音楽劇であっても、
その音楽のいたるところに、


『音楽の美』
『音楽の深み』
『格調の高さ』


を感じさせたのです。
僕は思いました。
『ああ、この世には、永遠に美しいものが、存在するんだ』

いま、久しぶりに、ほこりまみれのレーザーディスクを引っ張り出してきて、改めて感慨にふけっているところです。

 

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