雷
雷、ってさ、急激な上昇気流で、すごい高さまで、湿った空気が昇るでしょ。
この湿った空気が、上空の冷気に冷やされ、水蒸気が、水の粒になり、近くの水の粒同士がくっつき、大きくなる。
水の粒が大きくなり、上昇気流が水の粒を支えられなくなったら、落ちて、雨になる。
もっと冷やされれば、氷の粒になり、霰(あられ)や雹(ひょう)になって降って来る。
まぁ、こんなことは、今は関係ないね。
入道雲の上昇気流、ってさ、速度差があるでしょ!
だってさ、上昇気流は、地表の高温に、空気が熱せられ、暖められて、空気が軽くなり上昇するでしょ。
だけど、地表の温度は、場所によって、温度差があるでしょ!
地表の温度が高ければ、空気の上昇速度は速くなる。
でも、地表の温度がそれほど高くなければ、空気の上昇速度もそれほど速くない。
だから、積乱雲の内部の空気の上昇速度は、場所によって速度差がある。
この速度差が大きければ大きいほど、擦れる速度も大きくなる。
擦れる、って、何と何が擦れる?
空気の原子と原子が擦れる?
違うと思うよ。
だってさ、原子と原子は、光速度で衝突している光子によって、ある決まった距離に、引き離されているから、原子と原子は、擦れない。
では、何と何が擦れる?
それはね、空気の原子にひきづられた光子と光子が擦れる、のです。
原子は、光速度で衝突しあっている無数の光子の中にある。
この光子集団の中に原子があるから、原子と原子の間の間隔は、光子の衝突によって、光速度で、一定の間隔に保たれる。
これは、いいか、前に書いたから。
原子にひきづられた光子と光子が擦れると、なぜ雷になる?
雷、って、電気です。
電気、って、電子の流れです。
電子の流れ、って、光子の流れです。
光子の流れ、って、空気中の原子にひきづられている光子の集まりで、できます。
電流は、光子(電子)の秒速数ミリメートルの流れです。
この速度が、積乱雲の内部で、ある長さ以上、どこでも同じ速度になると、同じ速度になった瞬間に、電流が流れます。
この電流がつよければ、雷になる。
もっと強ければ地上に落ち、落雷になる。
なぜ、光子と光子が擦れないと電流にならないの?
わかんない!!!
教えて、ちょーだい、ませませ。
なぜ、下敷きの石油製品を擦ると、静電気が溜まるの?
わかんない!!!
教えて、ちょーだい、ませませ。
あっと、今考えたんだけど。
雷、って、すんごい電気だってネ!
だとすると、光子(電子)の速度も、気流の速さ位に、とっても速くなる。
だから、雷はあんなに、強い電気になっているんだろうな。