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アンズスタイル ブログ

なつかしくてやさしい時を旅するものたち。

取扱い商品の紹介や希少な品の記録。

konica Ⅱ 

2014年04月30日 | カメラ・写真・風景


1950年代

60年ほど前ですね。

発売時の値段は3万円くらいです。
当時の大学初任給がだいたい1万円くらい。
サラリーマンの平均給与が3万円くらいです。
コニカとしては普及機としていますが、
ライカなどと比較すれば安いかもしれませんが
簡単に買える物ではなかったでしょうね。

なんといってもこのデザインです。
この前面の曲線が特徴的で
konicaⅠ~konicaⅢの中でも
一番カッコいいと思います。

ですが、このデザイン、
ただの見せかけではありません。









このデザイン、ちゃんと意味があるんです。
カメラを構えれば簡単に分かるんですが、
持った時の指の押さえる形になっているんです。
ちょうどこの曲線に合うように持てば
しっくり構えれるようになっています。

まーこんなデザインは後にも先にもこれだけですね。

カメラ本体の作りも、樹脂部品はひとつもなく、
オール金属製です。

絞り羽根は10枚、シャッターは5枚。
ただ、レンズシャッター機の古い物は
シャッター羽根や、絞り羽根にオイルが
廻っている物が多く、特に絞り羽根は
オイルで固着した状態で無理に操作すると
十中八九、絞り羽根が正常位置から外れてしまいます。
そうなると、全バラ・組み直しが必要になります。

シャッターはkonica Rapid。
コニカ自社製ですが、しっかり調整されていれば
信頼性は高いです。

一枚一枚、フィルムを巻き上げ、
シャッターをチャージして
じっくり写すにはピッタリのカメラです。


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