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共産主義思想の敗北

2014-07-13 09:11:35 | 日記
 共産主義の失敗において国が弱体化し、結果、他国による侵略や内部から崩壊していく様子はウクライナやソビエト連邦、中国の地方公務員による汚職などで今日でも観察する事が出来、殆ど証明されているに近い。
しかし、ここに来てさらに考えなければならないのは、わが国が資本主義国家であるにも拘らず共産主義思想がベースになっている為に、汚職がひそかに蔓延し、共産主義国家がたどった道と同じ失敗をしようとしている事だ。
 すでに税収を上回る国家予算を組むという、悪しき慣例は限度を超え、いわゆる自転車操業に近い状況に達した。しかし、共産主義思想をベースとしたプロパガンダはありとあらゆる団体や個人に浸透し、当たり前の様に日本が先進国であり、アメリカと並ぶ金持ち国家であると洗脳されている。この事に疑問を持つ日本人はもはや一部の経営者ぐらいなものであろう。

 ここから考えなくてはならないのは、共産主義思想の弱点についてだ。
今まで、資本主義思想の弱点を共産主義者達によって、散々解説され続けてきた。「沈黙の春」という本などは、代表例で、資本主義の問題点を明快にする事は他にもいくらでも可能だ。
しかし、これを鵜呑みにする事は、もはや出来ない時代になりつつある。
弁達者な共産主義者の巧みな罠にはまって隠れていた問題点が富の消失とともに表面化しその全貌を現して来ている為だ。

 人は何度も戦争を経験し人と人が殺し合って来た。しかし、この問題は資本主義思想の問題というよりは共産主義思想の問題である。
伊藤博文を暗殺した安重根記念館に入った人が出てくる時は日本に憎しみを持つ様になっている。これは、共産主義思想における洗脳行為、プロパガンダだ。
これと同じ事が広島や長崎でも行われている。一度この施設に入った人はアメリカに対して憎しみの念を持つであろう。これは、反戦的というよりむしろ好戦的な思想に他ならない。
根強いアメリカとのアライアンスを嫌う共産主義者達の根底には反アメリカ思想が脈々と受け継がれているのだ。しかも、彼らを平和主義者であるかの様に国までもがプロパガンダを手伝っている。これではいつまで経っても戦争は繰り返されるだけであろう。

 共産主義思想は「国家」や「ユートピア」といった書物を読むと誠に優れていると感じる。問題点を洗い出し、非の打ち所も無い。この様に優れた思想がなぜ現実世界では実現できないのかを考えなければならない。
共産主義思想は個人の生産で生み出された富を一度、国家に集約し再分配する事で貧富の差を無くし人と人が互いに助け合っていく社会、共産共助の精神に基づいている。これは、言ってみれば純粋物理学の中の数学部分だけを抜き出して理論を構築している様なものだ。小保方氏がSTAP細胞は有ると言い切っているのと全く同様である。数式の上で成り立つものは全て成り立つという考え方だ。
しかし、現実はどうであろうか?現実は存在しないのであり、物理的にも再現は出来ていない。これは共産主義思想の欠点と同一のものである。
証明が完了する時間を「無限」に設定しているからこうなるのだ。
現実社会では時間が無限に与えられる様な事はない。全ての時間が金銭に置き換えられている為に、時間と共に損失が拡大していくからだ。

 日本の負債についても同様の考えが見て取れる。借金の返済期間が「無限」に延長され続けている。しかし、これは現実には無限ではない。国民が国に貸す金が無くなれば、それで終わりだ。それが共産主義思想が敗北する日なのだ。