今年の1月から6月の半年間で読んだ本は26冊。ほぼ1週間で1冊のペースだ。
青く表示したのは26冊の中でも特に面白かった本だ。
『「死」とは何か』はイェール大学で23年間続いている講義を書籍化したもの。自分ももうじき60歳になる身として、「死」は遠い未来ではなく、差し迫ってはいないがいずれそのうちにやって来る、と最近考えるようになった。どうせいつかは死ぬのである。
内容は、死について論理的に突き詰めて考えればどういう結論に達するか、ということである。
『私の生き方は、やがて死ぬという事実にどのような影響を受けてしかるべきなのか?
必ず死ぬという運命に対して、私はどのような態度を取るべきなのか?
たとえば、死を恐れるべきなのか?
やがて死ぬという事実に絶望するべきなのか?』
『自分の論理的思考力のみを頼りにしたなら、どのような結論に行き着くだろう?』
『そもそも、なぜ生き続けることが私たちにとって大切なのか?』
『いずれ死ぬという事実に照らして、私たちは どう生きる べきなのか?』
『人生は一度きりで、やり直しは利かない。だから私たちは、死を免れないという事実、限られた寿命しかないという事実を踏まえて、人生を台無しにしうることにも気づかなくてはいけない。私たちは、やりそこないうるのだ。』
『モノが少ない、幸せがある。 だから、ぼくたちに、もうモノは必要ない。』という書き出しで始まるのが「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -」だ。
この本を読んで私も断捨離した。本を約600冊、CD/DVDを約300枚捨てた。おかげで本棚がほとんど空になった。
『自分の価値は自分が持っているモノの合計ではない。モノは自分をほんのわずかの間しか幸せにしてくれない。必要以上のモノはエネルギーも時間も、すべてを自分から奪っていく。そんなことを感じ始めているのがミニマリストたちなのだ。』