起きて半畳寝て一畳。漫画とフィギュアであと六畳。

アナーキーすぎるタイトルで怒られました。

エロゲ晒し、一日置いて2回目

2007-12-27 00:43:21 | Weblog
実は優人さんが『ジサツ』をやるだろうと思って、スナイプしようと準備していたら、いつもより更新時間が早くて逆スナイプ食らいました。

こんばんは、雅風塾長です。
申し訳ありません。一日空いてしまいました。

今夜ご紹介させていただくのはこの作品。
『終末の過ごし方――The world is drawing to an W/end.』

PC版、DVD版、DVD-PG版を買いました。
割とお金にはシブチンの塾長も、財布の紐が緩むことはあるんです。

「――次の週末に人類は滅亡だ。」
人類滅亡まであと1週間。
社会も、インフラも、絶望の前にすべてがダメになっていくなかで、それでも「終末」以前の日常を繰り返すことしかできない登場人物たち。あと眼鏡。

主人公として攻略できるのが4人、そのほかに主人公の友人と知りあいにもそれぞれ物語が用意されています。
選択肢によっては、主人公以外の2人はヤってるけど、主人公はだらだら、みたいな状況にもなります。眼鏡ですが。

作中屈指の泣きシーンは、誰のシナリオでもなく、
節々に挟み込まれる海賊ラジオ番組「Hard days Knight」
DJ.WALKのコトバは最期に挑む覚悟とともに前向きに終末を受け入れる強さを感じさせます。あとたぶんこのひとも眼鏡。

ところで、このDJ.WALK。DVD-PGでは声がついているんですが・・・
脳から何か抜けたような女声の高音ですげえ絶望しました。

一押しヒロインは『大村いろは』
生まれながらにして心臓に持病を抱え、ペースメーカの助けなしには生きていけない彼女。彼女の胸には大きな傷跡がある。しかし、彼女はペースメーカの定期交換を拒み、ペースメーカの電池寿命はとうに尽きてしまっている。次に発作が起きたときが自分の死ぬときだと自覚したまま生活していたら、その前に世界の方が滅亡し始めた――。そして眼鏡っ娘。

心疾患で、発作が起きてあの苦しみ方でとすればペースメーカというよりICD(埋め込み式除細動器)だよなぁとか、先天性でってことならBrugadaかね? とか今になっては思いますが、いいシナリオです。
本来弱いはずの彼女が見せる意外な強さにたまらなく惹かれます。メガネ。

ところで、このゲーム。ノベライズ版もあるんですが、これがまた奇書。
ヒロインの一人、敷島緑の章では原作には影も形もない寺山修司を引用してみたり、やりたい放題。
そこがまたたまらなくいい話なんですよ。もちろん眼鏡ですが。

おっと、ついつい語りすぎてしまいました。
メジャー作品ですのできゅうりの皆様には申し訳ない。
でも塾長の心を今でもつかんで離さないふぇいばりっとな1本なのです。
曲を聞きなおしたり、プレイしなおしたりしてちょとほろりときたりしてます。

エロゲ晒しは心と愛欲の旅路。こういう塾長もいるんだぜ?
ということで今夜は終わりにしたいと思います。

明日は絵師つながりでもう一本。