大相撲初場所2日目。
わずか2日目にして、
白鵬の「危機管理能力の高さ」だけが目立ち、
ほかの横綱・大関陣に連勝がひとりもいないという体たらくにため息ばかりの初場所です。
なんだろうなあ、
大関、横綱はどの力士も「完敗」ばかりじゃないか。。。。
シャレじゃなく白鵬以外は下の若手に、
総とっかえになっちまうよ、このままじゃ。
というところですが、
まあ何と言っても土俵の話題は稀勢の里に集中しています。
今場所に進退をかける傷だらけの横綱。
しかしその衰えはいかんともしがたく、
初日は御嶽海に、2日目は逸ノ城に、
まさに「いいところなく」完敗。
ますます追い込まれてしまいましたね。
この2日の相撲を見ていてワタシは、
「もう頑張らなくていい。。。。勘弁してあげて!!」
というココロモチになっています。
横綱になってこのケガを負った後、
彼は『日本の期待』なるものに背を向けることなく、
本当に必死に復活を期して踏ん張ってきたと思います。
しかし元に戻ることはなかった。
そう結論付けるしかないのではないでしょうか。
もう何というか、
気の毒で土俵の相撲を、
見ていられません。
「もう勘弁してやってくれ!!!」
と、
誰に向かってでも無く叫びたい気持ちに駆られています。
ちょうど先日ラジオから流れてきた、
アリスの『チャンピオン』の歌詞のような心境です。
♪リングに向かう長い廊下で、なぜだか急に、キミは立ち止まり、振り向きざまに俺に拳を見せて、寂しそうに笑った・・・・
というところが突き刺さって聞こえてきちゃって、
もうワタシ、ダメです。
♪立たないで、もうこれで十分だ、おお神よ、彼を救いたまえ・・・・・
これがワタシの心境です。
今日も土俵に立つとのことですが、
見ていられないだろうな、多分。。。。。(実際オンタイムには見られませんが)
胸が苦しくてたまりません。
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本当ですね。
協会、そして親方の存在意義、そんなことも問われる稀勢の里のケガをしてからの一連の対応だと思います。
それにしても、
やっぱり稀勢の里の肩にかかる期待の大きさというか、のしかかる重圧が気の毒でならない感じも受けています。
「それを乗り越えてこその横綱だ」という指摘も当たってはいますが、周りの声やら空気をいい意味でやり過ごす『鈍感力』が、稀勢の里にはないんだろうなあと思います。
いい意味でも悪い意味でも、それが稀勢の里の稀勢の里たるゆえんで、そこがまた愛されたところなんでしょうけどね。
イップスなど心因性の可能性はないでしょうか。
事ここに至る前に、親方や協会などのしかるべき方から適切な助言はできなかったのか。
痛ましくて見るのが辛いです。
昨日も敗れて3連敗の稀勢の里。
敗れた後の館内の空気、なんだか本当に落胆のみに支配される寂しい空気でした。
やはり引退しかないと思います。
引き際も大切ですよ、横綱。
本当によくやった。十分だと思います。
なんか憐れでなりません。痛々しい・・・。
これ以上無様な姿は見たくありません。
先場所後で引退すべきだったのではと思います。
長年待ち焦がれて誕生した唯一の日本人横綱ですので、
「ファンの期待にこたえなければ」という使命感で、出場に固執しているのではないでしょうか
特に彼の風貌、佇まいが一層悲壮感を増幅させているような気がします。
横綱をまっとうできたかというとクエスチョンですが、
何度も期待されながら届かなかった長い大関時代を経て、ついに掴んだ初優勝と横綱。
怪我を押して強行出場し、横綱の意地で奇跡の連続優勝。
この二場所で十分です。
よく頑張ったよ。十分すぎます。
早く重圧から開放してあげて!
こんな気持ちです。
たとえ勝ち越したとしても。