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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

NFL大激闘!! 一生忘れることのできない痛恨の・・・・・

2012年01月25日 | NFL

≪NFL チャンピオンシップゲーム≫

【NFC】

 NY ジャイアンツ  20-17  SF 49ers
  (第4シード)             (第2シード)


【AFC】

 NE ペイトリオッツ  23-20  BAL レイブンズ
  (第1シード)              (第2シード)



NFLのスーパーボウル進出をかけるリーグチャンピオンシップ。
NFCもAFCも、
最後の1プレーまで試合の行方が全く分からない大激闘となりました。
球史に残るといってもいいような激しい試合の行方は・・・・、
プレーヤーにとっては一生忘れられないような、
痛恨のミスで決しました。


【NFCチャンピオンシップ】
NFCは久々の頂点を狙う名門49ersと、
前の試合で”大本命”のパッカーズを破る大アップセットで勝ち上がってきたNYジャイアンツ。

試合の焦点は、
ジャイアンツのQB,E.マニングが49ersの守備陣を破れるかというところにあったと思いますが、
試合は大激闘となりました。

17-17の同点で迎えた最終の第4クオーター。
ここから虚々実々の駆け引きがあり、
また守備陣の奮闘もあって、
両チームともどうしても得点の奪えない展開となりました。

大興奮の中試合はオーバータイムへ。

ここでも先攻めのジャイアンツが得点を奪えずパント。
次のシリーズで、
なんと49ersもほとんど進むことが出来ずパント。

じりじりとした攻防の中、
次のジャイアンツの攻撃へ試合は進んでいきます。

もちろんここまで来たら、
先に得点した方が勝利。
夢のスーパーボウルへの出場となります。

両チームのスーパーボウル出場への意欲は、
当然のことですが並々ならぬものがありました。
特に守備陣。

両チームの激しい攻撃に耐え、
QBへのプレッシャーも尋常じゃないぐらい凄かった!

ジャイアンツは次のシリーズでも、
得点を奪えずパント。
『もはやここまでか』
と半ば沈んだ雰囲気を打ち砕いたのは、
なんと49ersのパントリターナー、カイル・ウィリアムス。

飛んできたパントをキャッチし、
相手陣めがけて駆け出したその時、
相手スペシャルチームのタックルを受け、
手にしていたはずのボールはするりとこぼれ落ちてしまいました。

当然そのファンブルしたボールを抑え込んだのはジャイアンツのスペシャルチームの面々。
49ers陣内20ヤード付近でジャイアンツの攻撃となり、
試合はその瞬間決したといっていいでしょう。

痛恨・・・・・
まさに痛恨のファンブルを犯したウィリアムス。
一生忘れられない十字架を背負ってしまったといえるかもしれません。

対するジャイアンツは、
またしてもゲームウィニングFGで接戦をものにして、
番狂わせを続けてのスーパーボウル進出です。

思えばシーズンは9勝7敗と青息吐息。
7勝7敗から最後の2試合に連勝し、
ようやくプレーオフに滑り込んだチームです。

NFCのチームの中で、
シーズン成績は最低。(地区優勝なので、シードは4番手)

とてもプレーオフで勝ち上がってはいけないだろうと言われながら、
この快進撃です。

その中心には、
前の記事で『無類の勝負強さを誇る』と書いた、
E.マニングです。

何かやってくれそうなこのNYの巨人たち。

そういえば、
ジャイアンツがスーパーボウルを制覇するときは、
なんとなく本命視されてなかった時ばかりのような気がしますが、
どうでしょうかね。


【AFCチャンピオンシップ】
AFCの決勝は、
殿堂入り確実な5,000ヤードパサーのエースQB、トム・ブレディを擁する常勝軍団・ペイトリオッツと、
安定した成績を残す守備重視の強豪、レイブンズという、
第1・第2シードの対決となりました。

AFCでは、
今シーズンはこの両チームの力が完全に抜けていたように思います。

この両雄の激突も、
NFC同様激しい攻防となりました。

そしてこの試合も、
第4クオーターにドラマが待っていました。

20-16とリードされたペイトリオッツが、
千両役者・ブレディのTDパスで23-20とリードします。

なおも攻め続けるペイトリオッツが完全に試合を支配して逃げ切るかと思いきや、
ここでレイブンズの守備陣が信じられないプレーを連発。
TDパスをインターセプトしたり、
残り時間がないところでの相手攻撃を、
本当に『1ヤードも進ませない』という気概で抑えきってみたり・・・・。

凄い気迫は、
画面を通しても伝わってきました。

そしてそれに応えて最後の攻撃を仕掛けるレイブンズの攻撃陣。
相手陣深く、
レッドゾーン(20ヤード内)まで侵入するも、
これもまた逆転TDには至らず。

『同点FGでオーバータイム突入か』
と誰もが思ったことでしょう。
わずか32ヤードのFGでした。

普段なら、
決して外さない距離です。

キッカーはカンディフ。
決してうまくないキッカーではありません。

この距離のFGを外すなんて、
考えられもしないことだったでしょう。

しかし……外した。

チームにとって久しぶり、
そして自身初のスーパーボウルへのチャンスを、
自ら逃してしまいました。

悔やんでも悔やみきれない・・・・・
劇的な幕切れとなりました。


ということで、
試合を決めたプレーは、
両試合ともに敗れたチームの『痛恨の』ミスでした。

やはり激闘になればなるほど、
『ミスをしないチームが勝つ』
という格言は、
輝きを増してくるのですね。


さて、
ついに同じような大激闘を経て、
今年のスーパーボウルの対戦カードが決まりました。


NYジャイアンツ   VS    NEペイトリオッツ


2008年以来の対戦です。
エースQBはその時の対戦と同様。
たぶんその時と、
両チームの評価も一緒だと思います。

その時、
殆どのファンは、
NEペイトリオッツの圧勝を予想しました。

しかしふたを開けてみれば、
17-14と、
NYジャイアンツが接戦を制し、
E.マニングはMVPを獲得しました。

兄に並んだといわれる瞬間でした。

今回も、
事前の予想ではNEペイトリオッツの優位は動かないでしょう。

しかし、
今回もまた・・・・・・
何かが起こる気もしています。

またまた盛り上がってきたNFL。

日本の紅白歌合戦以上、
アメリカ人の【国民的行事】
スーパーボウルは、
1週間の間を挟んで行われます。



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