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第104回全国高校野球選手権大会 予選展望その2 【関東1】

2022年06月25日 | 高校野球

≪第104回全国高校野球選手権大会≫
- 予選展望2 関東(その1) -

【茨城】(参加93チーム)  
選抜で自信つけた明秀日立が本命。霞ケ浦、土浦日大、常総学院と近年の代表校が後を追う。

◎ 明秀日立  
〇 霞ヶ浦 土浦日大 常総学院 
△ つくば秀英 水戸商 鹿島学園   
▲ 常磐大付 藤代 水城 

秋の関東大会を初制覇。満を持した選抜でも活躍した明秀日立が、自身を得てこの大会に臨む。もともとは強打のチームだが、エース猪俣が完全に大エースとしてマウンドに君臨。投打のバランスが非常に取れたチームになってきた。スケールの面でも県内ではNo1で、よほどのことがない限り初の夏キップは届く位置にいる。追っていくチームでは、まず土浦日大の名前が上がる。秋春ともに4強に進出した安定感抜群のチームで、夏に明秀日立を破り覇権を獲得したい。霞ケ浦はいつもの通り投手力中心で強力な布陣を誇る。いつでも4人から6人のピッチャーがスタンバイする姿は圧巻で、ロースコアゲームでライバルを倒したい。今年は音なしの構えの常総学院は、何とか夏に巻き返しを狙う。Max150キロを超す速球が武器のブライアンがエースに躍り出れば一気に戦力の厚みが増す。春に逆転、逆転で決勝進出を果たしたつくば秀英は、その勢いを夏に持ち込めるか。水戸商も上位進出への気迫は十分。そのほかでは、藤代、常磐大付、水城らの好チームが虎視眈々と狙えば、鹿島学園は2年連続の聖地を狙う。


【栃木】(参加58チーム) 
今年も作新が本命。夏の戦い方を知っており、他の追随を許さない。

◎ 作新学院 
〇 佐野日大   
△ 青藍泰斗 白鷗大足利 国学院栃木
▲ 宇都宮商 宇都宮工 文星芸大付  

ここ10大会連続で作新学院が優勝を飾る栃木大会。毎年甲子園をかけての上位の戦いは熾烈を極めるが、最後は作新が勝ち切って甲子園への道を切り開いてきた。今年もその図式は変わらない。いや、むしろ今年は例年以上に他校との間には差がありそうな感じで、11連覇がなるかどうかが最大の焦点だ。今年は横尾、菊池の左右のエース格に、1年生の小川も加わってきそうな気配。そして例年のごとく打線は鋭い打球を連発。今年こそは甲子園でその存在感を示したいと意気盛んで、県大会はその道程との意識の高さも持っており、優位は動かない。そして例年のごとく、2番手には佐野日大が上がる。打線の破壊力は折り紙付きで、作新に対しては打撃戦を挑みたい。秋に優勝を飾った白鴎大足利は春は佐野日大に対して5回コールド負けをして評価を落としたが、ここから這い上がって行けるか。春関東大会に出場した青藍泰斗は打線が看板。打ち勝って久しぶりの夏を手に入れたい。ここ数年覇権争いに絡む国学院栃木は、今年も投打に穴がない戦力を持つ。宇都宮商、宇都宮工の両公立の名門は巻き返しに必死。そしてここ最近存在感が薄れがちの名門、文星芸大付も久しぶりの夏の甲子園へ打線の強化に腐心する。



【群馬】(参加61チーム)  
今年もまた前橋育英、健大高崎の両雄の戦いか。それとも桐生一が巻き返すか。

◎ 前橋育英
〇 健大高崎
△ 桐生一 
▲ 利根商 関東学園大付 前橋商 前橋工 伊勢崎清明 桐生

ライバル物語は今年も続く。前橋育英と健大高崎の夏の覇権争いは今年もさらに激しさを増している。前橋育英は今年も投手陣の厚みが抜群。春既に健大高崎の強力打線を抑えた生方、そして岩崎、堀ら計算の達投手が多数揃い今年もライバルを迎え撃つ構え。一方例年悩まされる打線は、今年も悩みの種だ。春は乱れた守備陣は、夏までにはきっちり仕上げてくるはず。健大高崎との直接対決には絶対の自信を持っており、6大会連続の甲子園に死角はない。一方のライバル健大高崎。今年のチームも強力な打線が武器だが、関東大会でも試合によってその出来にばらつきがあり、不安は大きいか。しかしそのスケールの大きさは素晴らしく、甲子園で戦わせてみたいチームであることは確かだ。この2強に挑むのが桐生一。秋は県大会を制したが、夏は既に14年も聖地に届いていない。プロが注目する主将の三塚がチームの支柱。しかし投手陣が柱不在で、2強とは少し差がある感じだ。旧桐生一の監督であった福田監督がタクトを振るう利根商が春4強に進出。大番狂わせを狙う。粒ぞろいの戦力は上位3チームと遜色なく、よもやの可能性は十分にあるとみる。ここ数年上位に顔を出す関東学園大付は投手力が自慢。前橋商、前橋工の両名門は虎視眈々と優勝を狙うが、よもやの県大会初戦で激突。桐生は甲子園の完全試合男・松本監督が監督に就任し、古豪復活を狙う。



【山梨】(参加34チーム)  
全国上位狙う山梨学院が圧倒的な力。ライバル・東海大甲府がどこまで迫れるか。

◎ 山梨学院
〇 東海大甲府
△ 日本航空 甲府城西 日川 帝京三 
▲ 駿台甲府 富士学苑 甲府工 

ここ5年間は山梨学院の時代が続いており、今年もその傾向が続きそうだ。例年と比較して今年の山梨学院は戦力が充実。エース榎谷の好投を生かせなかったセンバツの苦い敗戦を機に、攻撃力の強化に力を入れてきた。その結果関東大会でも前橋育英、二松学舎の強豪に対して打線が爆発。夏に向けていい感覚を持って戦いを進められる。ライバルの東海大甲府は、ここ7年間夏の甲子園とは縁がない。今年こそと意気込むものの、戦力的には山梨学院の後塵を拝する。ここ数年どうも攻撃力に迫力が感じられないが、今年も山梨学院の強力投手陣を打ち崩せる破壊力は持ち合わせていない。接戦に持ち込んで何とかライバルに一泡吹かせたいところだ。春準優勝の甲府城西のエース・末木は切れのあるボールが武器の好右腕。関東大会では攻撃陣の非力さが露呈したが、ロースコアのゲーム展開で勝機をつかみたい。秋に決勝まで進んだ帝京三も圏内。エース三上の右腕にかける。秋春ともに4強に進出した日川も面白い存在だ。池谷監督の最後の夏に有終の美を飾りたいところだ。





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