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第92回全国高校野球選手権大会 予選展望≪東北・北海道≫

2010年06月30日 | 高校野球
第92回全国高校野球選手権大会 予選展望

【北北海道】(124校)
分厚い戦力誇る駒大岩見沢。旭川勢が鋭く追い上げる

◎ 駒大岩見沢
○ 旭川実
△ 白樺学園 武修館 遠軽 旭川大 

駒大岩見沢が抜けた存在。春の全道大会準優勝の戦力は充実。エース尾畑は打ってもチームの中心。一昨年のチームに似た雰囲気を持つ。追うのは、有力校の揃った旭川勢が中心。その中心となる旭川実は、「ポテンシャルは道内でも有数」といわれるエースの成瀬に左腕の鈴木も擁して、守り勝つ野球を推進。しかし、打線も強力だ。連続出場にかける旭川大は昨夏を経験したメンバーがガッチリ中心ラインを固め、投手力の底上げがあれば十分に狙っていける戦力。打線の鋭い白樺学園、投手陣のいい旭川工、更にエース西村の遠軽、速球に自信を持つ武修館の上田も狙いは一つだ。

【南北海道】(134校)
選抜8強の北照がトップ快走。春優勝の北海、駒大苫小牧が待ったをかけるか

◎ 北照
○ 北海 駒大苫小牧
△ 函館大有斗 札幌第一 北海道栄

なんといっても戦力充実の北照が優勝候補の1番手。エース又野の安定感は抜群で、この難攻不落のエースで久しぶりの覇権奪回を目指す。北照は打線の鋭さも道内ではピカイチ。狙いは選抜越えの全国4強以上だけに、ここで負けるわけにはいかない。追うのは2年ぶりのV奪回を狙う名門・北海。春の全道大会で打撃戦あり、投手戦ありの大会を制した経験は大きい。粘り強さが身上のように見えたが、打線の破壊力はなかなかのもの。夏の戦いも厳しくなるだろうが、一戦一戦春のように上がっていけるか。”全国制覇”を知る佐々木新監督にすべてを委ねた駒大苫小牧が復権なるか。北海道で最長の5年連続Vの実績はダテではない。そのほかでは、攻守にまとまる北海道栄、昨年Vの札幌第一あたりがスキをうかがっている。函館大有斗の堤口投手の左腕にも注目だ。

【青森】(74校)
やはり夏は宿命の対決が濃厚。割って入れるか八戸工大一

◎ 青森山田
○ 光星学院
△ 八戸工大一 

夏の大会は青森山田vs光星学院の宿命の対決が濃厚。しかし、ここ6年連続で青森山田が甲子園へコマを進めているように、”ここいちばん”での勝負強さには両校にやや開きがある感じがする。青森山田は田川・藤田の強力な投手陣が控え、甲子園への視界は良好。対する光星は先輩・下沖(SB)にも匹敵する潜在力を持つといわれる大浴を前面に押し立てる。打線も互角の力強さ。何とか割って入りたい八戸工大一は、12年ぶりの甲子園を目指す。春の東北大会で4強に入った自信を出したいところ。

【秋田】(52校)
今年も混戦模様。エース片岡の安定で秋田商が一歩リードも波乱含み。

◎ 秋田商
○ 金足農
△ 本荘 大曲工

選抜出場の秋田商は、エース片岡を中心とした守りのチーム。片岡は好調ならば県内ではまず打ち込まれる心配はないが、解消できない打線の弱さが夏にどう出るのか。追う一番手はベテラン嶋崎監督の金足農か。こちらは打線の破壊力が売り。ここのところ肝心なところで勝負弱さが顔をのぞかせることもあるが、かつての”夏将軍”ぶりを見せたい。安定感では本荘も。夏は2年連続で決勝に進出しており、勝ち方を知る選手が揃うのが強み。横手・明桜・秋田・秋田中央までが圏内。

【岩手】(75校)
盛岡大付は2枚看板で勝負。”魂の野球”花巻東も連続ねらう

◎ 盛岡大付
○ 花巻東
△ 久慈 大船渡 専大北上 一関学院

混戦が予想され、昨年のように本命はいない。その分昨年よりレベルも下がった感じだが、選抜出場の盛岡大付属が安定度ではNO1。エースの白石は力のある球を投げ込み、もう一枚の高橋も安定感がある。夏の戦いに万全の体制を整えつつある。連続出場をねらう花巻東は、昨年のようなチームではないが、いつものつないでつないで、が徹底されたチームで、勝負強い。更に、久々の復活をねらう久慈・大船渡の公立勢が元気だ。両校が春のような活躍を見せれば、大会は大いに盛り上がる。

【山形】(56校)
どんぐりの背比べで本命はなし。日大山形が混戦を抜け出すか

◎ 日大山形
○ 山形中央
△ 羽黒 酒田南 東海大山形

選抜では21世紀枠で山形中央が出場。しかしその山形中央が絶対ではなく、本命不在の大激戦となることは必至。その中で、まず筆頭候補に上がるのは名門の日大山形か。これといって軸になる選手がいないのが悩みの種だが、総合力は群を抜く。追いかけるのはエース横山の山形中央、そして3連覇をねらう酒田南か。羽黒も久しぶりに戦力は充実。いつも夏に戦力を整える東海大山形と共に、覇権争いに加わってくる様相だ。

【宮城】(80校)
今年も宿命の対決が濃厚。ややリードする仙台育英に、東北が猛追をかける。

◎ 仙台育英
○ 東北
△ 古川学園 東陵

秋には”いつもの”2強が8強進出を逃し地殻変動が噂されたが、春になってみればいつもの様相。仙台育英・東北の2強が、他の追随を許さない雰囲気になってきた。今年は仙台育英の評判が高い。ドラフト候補に駆け上がってきた右腕田中、1年生のときから甲子園を経験している左腕木村の2枚看板は強力。打線も例年通り仕上がり、2年ぶりのVへ、死角は見当たらない。対する東北は、このチームでは実績が残せていないが、夏はキッチリ仕上げてくるだろう。層の厚さは夏の大会にこそその真価を発揮する。秋優勝の古川学園が、初めての甲子園を狙って実力を蓄えているので注目だ。

【福島】(91校)
”1強”聖光学院の狙いは全国制覇。無風の県大会になる可能性が大。

◎ 聖光学院
○ 東日本国際大昌平
△ 日大東北 学法石川

聖光の力が段違いで、圧倒的に県大会を制する公算が大。一昨年、昨年とかなり大型チームを作って甲子園に臨んだが、最後は力負けで涙を飲んだ。そこから新たな聖光のチーム作りが始まり、今年は更にグレードアップしたチームで夏に臨む。全国を意識した打線と、2枚看板で万全の投手陣はかなりの力を持っている。対抗には東日本国際大昌平と、PL中村前監督の息子が采配を振るう日大東北を上げるが、力の差は大きく、県大会での逆転はかなり困難だ。





 

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