SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

2020年 スポーツ総決算

2020年12月31日 | スポーツこの1年

2020年も暮れていこうとしています。

昨年の今頃は、
2020年というのは日本のスポーツにとって、
とても輝ける1年になるはずだと確信していました。
何しろ「2度目の夏季オリンピック」開催の年だったんですから。

チケット狂騒曲やらなんやらありましたが、
今年の元日には「いよいよ来たか~」って、
みんな胸を躍らせていましたよね。


しかし1月下旬から始まった新型コロナウィルスが国内でも猛威をふるい、
すべてのイベントが影響を受け、
オリンピックも早々に1年の延期が発表されました。

そして返す刀で、
プロ野球やJリーグなどのプロスポーツも延期が相次ぎ、
大相撲5月場所も中止、ラグビートップリーグやBリーグなどのシーズンも中止、
さらに選抜甲子園に続いて夏の甲子園も戦後初めての中止となり、
インターハイも中止となりました。

要するに春先には、
「日本国内のスポーツイベントの全面中止」
ということになってしまったということです。

ワタシのような『観戦することが人生の楽しみ』というスポーツおやじにとって、
今年はホント、
ほとんどの人生の楽しみを奪われて、
厳しいものになってしまいました。


しかしそんなことも霞むほど、
「日々の生活はどうなってしまうのか・・・・・」
ということに心を砕かねばならず、
一時期は本当に『スポーツ』のことなどは、
完全にワタシの中から消え去るようなこともありました。

ワタシにとっては本当に、
生れてこの方経験したことのない状況の下、
生れてこの方感じたこともないようなマインドになってしまっている自分に、
ハタと気が付いたりもしていました。

まさに今年の春先は「有事」そのもので、
これまでの人生で経験したこともない状況でした。


緊急事態宣言も明け、
夏に向かう中で、
スポーツのイベントもプロ野球が6月に開幕を決断したのに続き、
Jリーグも7月に再開、
大相撲も場所を変えて7月場所から開催。。。。。。。

そのほかのイベントも、
夏~秋にかけて、
次々に競技を再開していきました。

ちょうど日々の生活や感染への心配も少し和らいできていた時期で、
ホッと胸をなでおろす時期ではありました。


しかしながら、
感染防止の観点から、
再開されたすべてのスポーツイベントは「無観客」あるいは「観客を絞る」開催となり、
競技中にはマスクを着用することを義務付け、
基本的な飲食禁止と歓声や大声を出すことを禁じました。

そんなスポーツイベントでしたが、
中継動画はそこかしこで花盛りとなり、
今やたくさんのスポーツイベントが「いつでもどこでも」手元で見られるという状況となりました。

一気に進んだリモートでの活動は、
スポーツの見方も根本的に変化させていく端緒の年となりました。


そのスポーツイベント、
ワタシは夏~秋、冬にかけて、
本当にたくさん見ることができました。

特にJリーグや高校のスポーツイベント(高校バスケ、高校ラグビーほか)などは、
これまであまり目にすることのなかった映像をたくさん目にすることができました。
特にライブではなく「見逃し配信」という「魔法の杖」は、
実にたくさんのイベント、試合が目にできる機会を与えてくれて、
『寝ても覚めても』スポーツということが現実になり、
ワタシも大いに楽しむことができました。

またあのNHKも、
大相撲の「見逃し配信」を開始したことで、
すべての取り組みをくまなく見ることができました。


そういう点では、
本当に「いい年」であったかもしれませんが、
その反対にそういう映像をたくさん見たにもかかわらず、
何か「違和感」というのではないですが、
「いつもと違う感」を抱いてしまうワタシがいました。
ワクワク感が今一つ・・・・であると感じている自分がありました。

なぜかというと明らかで、
やはり「大観衆と歓声」というものがないスポーツのイベントというものに、
何とも言えない違和感を感じていたのです。

素晴らしいプレーの数々、
勝利に対する執念や気迫。

そういった「アスリートサイドに立って」見れば、
今までと何ら変わりない【激闘】が繰り広げられていましたが、
そこにあるべきはずの『大観衆』がおらず、
大地を揺るがすような『大歓声』という舞台装置も、
そこにはありませんでした。

そのことに対する違和感は、
ワタシにとってはとても大きいものであり、
今年中ず~ッと、
『この素晴らしいプレーを、大観衆が大歓声をもって盛り上げる』という舞台を、
渇望していたと言えるかもしれません。

よくスポーツの雌雄を決する勝負の時「大舞台」という表現を使いますが、
その『大舞台』とは、
満員の観客とその観客の声援という「舞台装置」がとても重要なんだなあということを、
思い知らされた感じがしています。


何とかコロナという「人類の敵」が制圧され、
大観衆がスタジアムに、そしてアリーナに戻り、
通常モードに戻ってスポーツが開催されること、
来年は切に願っています。



客観的状況を見ると、
夏に開催される予定の東京オリンピックは、
その開催の可能性は低いと言わざるを得ません。

しかし立錐の余地もない大観衆の中、
世界中のアスリートたちが世界一の素晴らしいプレー、演技を見せ、
観客たちは大歓声と万雷の拍手を送るという光景、
夢想してしまいます。

そしてそういう映像を画面越しに見て、
我々はそのプレーだけでなくその大歓声や観客席の光景もまた、
目に焼き付いて生涯忘れることはないのだと思っています。

そういう希望の年に、
2021年はなって欲しいと思っています。

ワタシは、
決して諦めてはいません。

大歓声の東京五輪

そして様々なスポーツイベント


こだまする大歓声に思いを馳せ、
この厳しかった2020年を締めたいと思います。


スポーツを楽しむことができるのは、
何よりも平和であればこそ。
そんな日常が還ってくること、
祈念しています。


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2 コメント

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感謝の気持ち (hanahana)
2020-12-31 15:16:01
おひさしぶりです。

どうにかこうにか今年も終わりになりましたが
スポーツ界は過去に例のない大変な状況でした。

そういった中、春先から夏頃の状況を思ったら、よく開催できたなと感じます。
そこには選手及び関係者の方々の大変な努力、困難があったことでしょう。
それらを乗り越えて開催にしてくれて、ほんとうに「有難う!」という
感謝の気持ちでいっぱいです。
無観客、観客制限など、致し方ない部分を除けば普通に開催できていますもんね。

ほんとうに感謝しかありません。


終息のどころか、落ち着く気配すら感じない状況ですが
なんとか来年こそは、平穏とまではいかないもの、従来のように大歓声の元
スポーツができればなと願っております。

我々観る側だけでなく、選手側のためにも、関係者の方々
大変でしょうが頑張ってください!



まめちち様もどうか例年以上にご自愛くださいませ。

コメントは減っていますが、拝見させていただいてますよー。
来年もがんばってくださいね。応援しています。


良いお年を!



PS

JRAのCM、私も大好きです。
あの自然体な感じといい、和気あいあいとした雰囲気に癒されています。

ちなみに全員、朝ドラ経験者ですね。
全ての作品がまた最高でした。
返信する
いい年にしたいですね。 (まめちち)
2021-01-01 16:59:26
hanahana様、コメントありがとうございます。
hanahanaさんのコメント、いつも楽しく、そして励みにさせてもらっています。

大変な2020年が終了し、先が見えない状況の中始まった2021年。果たしてどんな年になるのか、まだわかりませんが、ささやかでも希望のあるいい年にしたいですね。

2011年の時もそうだったのですが、2020年も『スポーツとは・・・・』という深遠な問いを投げかけられた気持ちのする年となりました。
しかしこういった年を超え、日本という国、そして人々は、たくましく前に進んで、さらにブラッシュアップした姿を見せられる存在だと思っています。
かつてもそうだったように、今回の苦難もまた、前に進むために越える「壁」だと思って、頑張っていきたいと思っています。

必ずできる!

その思いで、日々暮らしていければと思っています。
いつの日かhanahanaさんとは、尽きることのないスポーツ話を肴に、一献・・・・・なんていうことも夢想しています。
よいお年をお迎えください!!
(1日遅れですけど)

また2021年も、よろしくお願いします。


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