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SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ドラフト採点簿2014

2014年10月24日 | プロ野球

今年のドラフト会議が、
昨日新高輪プリンスHで行われました。

今年は例年ほど多彩な選手がそろっていないという意味で、
『不作』とも言われましたが、
そういう年でも後から振り返ってみると、
少なくとも20人や30人は、
プロの世界でキラキラと輝きを放った選手がいるものです。

今年の特徴は、
下級生の時代から【ドラフト候補】と言われた選手が多かったものの、
ドラフトが近づいた最終年、あるいは最後のシーズンで不調を囲う、
あるいは故障を発生させるなどで評価を落とした選手が実に多いということです。

早稲田の有原、済美の安楽、前橋育英の高橋など、
期待されたものの最後でやや評価を落とした選手が多かった。
さかのぼればかつては『ドラ1確実か』と言われた中大の島袋なども、
輝きを取り戻せないままこの日を迎えました。

例年現れる、
『夏から秋にかけて、ぐっと評価を上げた』
選手が見当たらないまま、
ドラフト会議は行われました。

それだけに各球団とも、
悩みに悩んだ末のピックアップだったと思われる苦心の跡が見え隠れしていて、
それはそれで『実に面白いドラフトだった』というのがワタシの感想です。
 

それでは、
各チームのドラフトを見てみましょうか。



≪2014年ドラフト会議・指名選手≫

≪セ・リーグ≫

【巨人】  
1.岡本和真  18  内野手  智弁学園
2.戸根千明  22  投手   日大
3.高木勇人  25  投手   三菱重工名古屋
4.田中大輝  22  投手   国学院大

~その他育成4人~

評価;70点

ドラフト前の最終段階で、系列紙であるスポーツ報知に岡本1位指名をぶち上げさせ、他球団の排除による一本釣りに向かった巨人のドラフト戦略。この戦略が成功するかどうかは、ひとえに岡本が『成長して一流打者になるか否か』にかかっているのだが、メンタル的には強いものを持っている感じのする選手で、松井秀に匹敵する『巨人の4番』を張れる選手になれるかどうか、注目したい。そのためには、長嶋監督が『何があっても松井を育て一人前にする』という1000日計画で育てたような視野が必要か。大田を育てきれていない巨人・原監督だが、この岡本が大田にいい意味でのプレッシャーをかけることができれば一石二鳥のドラフトということがいえるのだが。。。。阿部中心のチームから脱皮を図るためにも、何としても日本人のクリーンアップを育てるのが急務な巨人軍の育成体制が問われる。他の選手は、層の厚い巨人の投手陣で光る選手になれるかはやや疑問。ワンポイントや中継ぎなど、適材適所での起用が見込まれる指名であろう。



【阪神】
1.横山雄哉    20  投手  新日鉄住金鹿島
2.石澤剛     24  投手  新日鉄住金鹿島 
3.江越大賀    21 外野手  駒大
4.守屋功耀    22  投手   ホンダ鈴鹿
5.植田海     18  内野手  近江

評価;65点

バランスよく戦力の整ってきているチーム事情を反映はしているものの、やはりもう一枚ローテ投手が欲しいとのことで有原、山崎に挑んだがいずれも抽選で敗退。1位は即戦力左腕の横山を獲得して、穴埋めをした感じだ。昨年の岩貞に続きこの横山を獲得して、ローテ内で能見、岩田に続く左腕を万全にする事を目指している。2位の石澤はプロ向きの投手と思われ、意外な活躍も。3位の江越は、今年のドラフトでは珍しい『最終年で評価を上げた』選手。うまく育てばレギュラー選手に殴り込みをかけられる素材だ。5位まで残っているのが不思議なくらいの好選手である植田の獲得は、個人的にはかなり大きいのではないかと思っている。全体にチーム事情を反映した無難なドラフトということが言えるが、今後そこかしこに指名選手の名前が出てくる可能性もあるのでは、とみている。



【広島】
1.野間峻祥    21  外野手 中部学院大
2.薮田和樹    22  投手   亜大 
3.塹江敦哉    17  投手   高松北
4.藤井皓哉    18  投手   おかやま山陽
5.桑原樹      25  内野手 常葉菊川
6.飯田哲矢    23  投手   JR東日本
7.多田大輔    18  捕手   鳴門渦潮

~その他育成2人~

評価;65点

昨年は大瀬良、九里、田中の即戦力を相次いで指名してチームの骨格を作り、完全に【ドラフト勝ち組】となった広島。チームに勢いが出てきた今年、地元出身の有原の指名を早くから公言し勝負に打って出た。そして残念ながら有原を逃すと、今年も『即戦力投手』という現在のチーム事情よりも『チームの骨格づくり』に最適と思われる野間を1位で指名。独自のドラフト戦略を展開した。野間は何しろ気持ちが強くプロ向きの戦力のようで、広島の外野陣の一角を早くから担う選手になる可能性も高く、いいドラフト戦略だったように思われる。緒方新監督によるチーム作りの一端が垣間見えた格好だ。2位の薮田、3位の塹江、4位の藤井はいずれも中国地区・瀬戸内沿岸の選手で、これらもドラフト戦略として地元の好選手を・・・・・ということが見える指名だった。薮田は時間はかかるだろうが、化ければ面白い投手。個人的には、評価の高い鳴門渦潮の多田がここまで残っていたのには驚いた。堅実さもあり、なかなかのドラフト戦略と言える。


【中日】
1.野村亮介    21   投手  三菱日立PS横浜
2.浜田智博    22  投手  九産大 
3.友永翔太     22  外野手 日本通運
4.石川駿      20  内野手 JX-ENEOS
5.加藤匠馬    22  捕手   青学大
6.井領雅貴    23  外野手 JX-ENEOS
7.遠藤一星    25  内野手 東京ガス
8.山本雅士    19  投手   徳島
9.金子丈      21  投手  大商大

~その他育成4人~


評価;70点

落合―谷繁体制2年目。とにかく昨年から、血の入れ替えにこだわりを見せているこの体制で、今年も”不作ドラフト”と言われる中指名9人、育成4人の合わせて13人という大量の新人獲得を行った。即戦力投手が一番の指名ポイントだったことは想像に難くないが、これだけ大量の社会人・大学選手をドラフトしたことは、とりもなおさず『今いる選手と初年度から競わせる』という落合GMの厳しさの表れだと思う。そういった意味では、今年のドラフトも昨年に続いて中日にとっては非常に意味のあるドラフトではなかったのかと考えられる。野村は早くから出てきそうな投手で、期待できる選手だ。それからもう一つ、谷繁の後継捕手を早急に作ることが急務のチーム事情の中で、即戦力捕手の指名がなかったことから、西武・炭谷のFAでの獲得ということが現実味を帯びてきたと感じている。自信があるからこその、この指名だったと考えられる。



【横浜DeNA】
1.山崎康晃    22   投手  亜大
2.石田健大    21  投手  法大 
3.倉本寿彦    23  内野手 日本新薬
4.福地元春    24  投手  三菱日立PS横浜
5.山下幸耀    21  内野手 国学院大
6.百瀬大騎    17  投手   松本第一
7.飯塚悟史    18  投手  日本文理

~その他育成1人~

評価;75点

チーム事情は、だれがどこから見ても明白。『即戦力ピッチャーが欲しい』その一点。まあ、長いことそのネックは解消されていないわけだが、今年も有原に入札して【何とか】を狙ったがその思いはかなわず。どうもこのチーム、『ピカイチ』を獲得することはできない星の元か。しかしながら、堅実に即戦力の選手を上位・中位で指名して、チームの活性化を図ったことは評価できる。心配と言えば、1・2位の山崎、石田はともに最後のシーズンで結果を出せていないということ。『即戦力で獲得した選手が額面通り働いてくれない』というのはある意味このチームの伝統ともいえるだけに、そのあたりが今年のドラフトではどう出るのか。CSに確実に進出するためには、やはり先発を任せられる投手があと2枚は必要。その悩みは果たして解消するのか?中畑監督の手腕に期待。



【東京ヤクルト】
1.竹下真吾    24   投手  ヤマハ
2.風張蓮      22  投手  東農大オホーツク 
3.山川晃司     24  捕手  福岡工大城東  
4.寺田哲也    22  投手  香川
5.中元勇作    18  投手  伯和V
6.土肥寛昌    23  投手  ホンダ鈴鹿
7.原 泉      22  外野手 第一工大

~その他育成1人~

評価;60点

例年と変わらず、無難に終始したドラフト。安楽に狙いを定めて虎視眈々と外堀を固めていったものの、抽選を外してその目論見は消えていった。その後はやはり投手事情に鑑み即戦力の投手を中心に指名。2位の風張に小川並みの期待を寄せてしまうのは致し方のないところか。左腕の竹下は、ヤクルトの『いつか来た道』という感じの投手。贔屓目に見ても『10勝投手になれればもうけもの』ぐらいの器と見てしまう。それよりも育成上手な自チームの資質を生かしての、高校生の大量獲得を目指して貰いたかったというのが本音。ワタシの頭の中では、”ヤクルトの即戦力投手=そこそこ”というイメージがぬぐえない。7人の獲得選手で、なんだか期待できそう・・・・・と強く思う選手もあまりおらず、無難かつ首をひねらざるを得ないドラフトとなった感じだ。




≪パ・リーグ≫

【ソフトバンク】
1.松本祐樹    18   投手  盛岡大付
2.栗原陵矢    18  捕手  春江工 
3.古沢勝吾    18  内野手 九州国際大付
4.笠谷俊介    17  投手  大分商
5.島袋洋奨    22  投手  中大

~その他ドラフト外8人~

評価;65点

着々と戦力の整備を進めるSBだが、その戦略の二本柱は、何と言ってもドラフトとFA。FAで毎年核になるベテラン選手を獲得して、ドラフトでは将来を見据えた戦略で臨む。FAでの獲得が毎年メドがつくのが早いチームなので、ドラフト戦略は楽と言えば楽。今年は最初から『即戦力』には目もくれず将来性重視の姿勢を貫いた。1位の松本は、故障などもあって他球団が1位入札の候補から手を引いたところをうまく獲得した感じだ。評価されたところは、『どのぐらい速い球を投げる』とかではない、総合的な『野球センスの高さ』だったと思う。故障にさえ気を付ければ、いっぱしのプロ選手になるのは早いような気がする選手だ。2位の栗原も『将来のチームの柱』になれる選手だ。SBと言えば、他球団の主力捕手がFAすると、何よりも先に獲得していく球団だが(西武・細川、日ハム・鶴岡等)、自前でのレギュラー捕手と言えば城島までさかのぼるぐらい育っていない球団ともいえる。かつても連続して高校生捕手を上位で指名するも育てることができなかった。そんな負の歴史に栗原が終止符を打つことができるのか。間違いなく今年の『NO1アマチュア捕手』に間違いないとみているので、その今後に注目したい。最後に島袋。やっぱりSBが獲りに行ったか。。。。という感想。



【オリックス】
1.山崎福也    22  投手   明大
2.宗佑麿     18  内野手  横浜隼人 
3.佐野皓大    18  投手   大分
4.高木伴     18  投手   NTT東日本
5.斎藤綱記    17  投手   北照
6.坂寄晴一    24  投手   JR東日本
7.西野真弘    24  投手   JR東日本
8.小田裕也    24  外野手  日本生命
9.鈴木優     17  投手    雪谷


評価;70点

ほぼ完ぺきだった昨年のドラフトに比べたらやや評価は落ちるものの、オリックスにとってはなかなかいいドラフトだったといえるのではないか。1位の山崎は実戦向きの投手で、実績は十分だ。しかし【スーパー】な存在になりうるようなポテンシャルは感じられない。ローテをしっかり守り、貴重な左腕としての活躍が期待される。2位の宋は身体能力にかけては今ドラフトの中でも上位に位置する。すべての面でもう一段のレベルアップができれば、プロの世界でも十分にやっていける選手で、実にオリックス向きの選手だと感じられる。オリックスで評価できるなあと思うところは、9人という大量指名の選手を、すべて育成なしでドラフトしているところ。『育成選手』というカテゴリーは、一見すると合理的で門戸が広がったようにみられるシステムだが、ワタシは『球団の責任があいまいになるシステム』といつも感じており、事実1年や2年で、次々に育成選手の首が切られているという事態を招いている。今年のドラフトでも、SBは指名選手5人に対して、大量9人もの育成契約選手を生み出しているが、ワタシはプロ野球のファンとして、なんだか納得できない思いに駆られているのも事実だ。『それならそのうち何人かは、本指名してやればいいじゃないか』と思ってしまう。オリックスもチームができて最初のころの数年はそんなことばっかりやっていて、『契約金なしの指名選手』『契約金も出来高払い』なんていう方式をとったりもしていたが、そういうことをやらなくなったというのは、素直に評価できるところだなあと思っている。


【北海道日本ハム】
1.有原航平    22   投手   早大
2.清水優心    18  捕手   九州国際大付 
3.浅間大基    18  外野手  横浜
4.石川直也    18  投手   山形中央
5.瀬川隼郎    28  投手   室蘭シャークス
6.立田将太    18  投手   大和広陵
7.高浜祐仁    18  内野手 横浜
8.太田賢吾    17  内野手 川越工
9.佐藤正堯    18  捕手  愛知啓成 


評価;90点

今年1年の戦いで、日本ハムは今後の展望がぐっと拓けたと思われる。投打の軸となる大谷の期待通りの成長。ムラのあった中田の”本当の主砲”としての開花の匂い。若手野手の次々の台頭。そして上沢、中村などの若手投手の底上げ。CSこそ最終戦で敗れたものの、このチームの未来は本当に明るい兆しに満ち溢れている。そして独自の戦略を貫くドラフトでも、またまた幸運が巡ってきた。ドラフトの目玉・有原の指名である。この秋こそ故障で思ったようなピッチングができていない有原だが、本来のポテンシャルからいえば、巨人・菅野や楽天・則本、そしてヤクルト・小川並みの活躍をプロでできる可能性は十分に持っている。日ハムとしては、大谷・有原という2本のスーパーエースを持つチームになることができるということで、万々歳のドラフトということができるだろう。本来ならこれで100点満点のドラフトなのだが、有原の今秋のシーズンの故障というリスク要因を差し引いて90点とした。2位では高校球界を代表する捕手である清水の獲得に成功。この選手、たぶん守りということに関しては、かなりプロのレベルにも早くフィットできるだろう。しかし打撃は苦労する可能性もあるとにらんでいる。昨年までの正捕手だった鶴岡ぐらいのポテンシャルか。その他は高校野球で名の知れた選手の指名が多く、『さすが栗山監督は元熱闘甲子園のメインキャスター』なんて関係ないことを思ってしまったが、注目しているのは、氏名全選手の中でひときわ異彩を放つ5位指名の瀬川投手。今年何と社会人10年目で開花したという”遅咲きも遅咲き”という彼。すでに妻子持ちということで、1年目からの活躍が期待される。相当の覚悟をもってプロの世界に飛び込んでくるだろうから、注目だ。それにしてもこういった地元のプレーヤーをきっちり発掘して指名してくるなんて、やっぱり日ハムは『いい球団だなあ』と思ってしまうドラフトだった。



【千葉ロッテ】

1.中村奨吾    21   内野手  早大
2.田中英祐    22   投手   京大 
3.岩下大輝    18   投手   星稜
4.寺嶋寛大     22   捕手   創価大
5.香月一也    18   内野手  大阪桐蔭
6.宮崎敦次    21   投手   広島国際学院大
7.脇本直人    18   外野手  健大高崎


評価;75点

ロッテのドラフト戦略。即戦力投手中心と思いきや、早稲田の中村を指名。即戦力NO1野手との評価だから、それなりに説得力のある指名ではある。ロッテはチームとして、”チームリーダー”を獲りたいというのが本音だったんでしょうね。中村と鈴木大地で、しっかりとチームを仕切っていける体制を築いていきたいというところで”アラ・イバ”に勝るとも劣らない”鈴・中コンビ”での二遊間を志向しているのかもしれません。しかしその目論見が成功すれば、がっちりとしたセンターラインが、向こう10年にわたり心配ないということになるので、これは大きい指名だと思う。あとはどうにでも肉づけできるとして、二遊間をまずチームとして固めよう・・・・・・・・なかなかいい戦略だ。そういった意味では良いドラフトになったのではないだろうか。そして会場がどよめいた2位指名の田中。京大から初のドラフト指名選手となった。そういえば東大の小林も、ロッテが指名したんでだっけね。その時の東大の小林と比較して、比較にならないぐらいこの京大の田中の実力は図抜けているので、2位指名もうなずけるかもしれません。『高校野球おやじ』としては、自分の中で評価の高かった香月と脇本が、下位指名とはいえ両方獲得できるなんてすごいなあ・・・・・と思ってしまいましたが、ロッテの今年のドラフトは【優】が付きそうな気もするドラフトですね。

 

【埼玉西武】

1.高橋光成    17   投手   前橋育英
2.佐野泰雄    21  投手    平成国際大
3.外崎修汰    21  内野手   富士大
4.玉村祐典    18   投手    敦賀気比卒
5.山田遥楓   18  内野手    佐賀工

~その他育成1人~


評価;70点

ドラフト前に早々と高橋光成の1位指名を宣言して他球団を排除する戦略は功を奏し、高橋の獲得に成功した。高橋にシフトしたココロが、果たして『有原の強豪に勝ち抜ける気がしない』ところから発想しているのか、それとも高橋のポテンシャルを世間以上に高く評価しているかによって、かなりその心象風景もかなり違ってくる。高橋は確かに良い投手だが、プロでは伸びないリスクも内包した投手であると考えられるため、本当の評価は3~5年後ぐらいか。しかし、一流のピッチャーになった高橋がマウンドに上がり、それを森が受けるという『未来予想図』は、西武ファンを久しぶりにワクワクさせることに間違いはない。2位の佐野は、地元埼玉出身ということで2位での指名に踏み切ったのだろう。このタイプの左腕投手では、長いこと西武はババを引かされ続けた歴史もあるので、慎重に注視していきたいところだ。パ・リーグの中で、明らかにダウントレンドに陥ったチームを救える救世主が現れるのか?それともだんだんと衰退していく道をたどっていくのか?その答えは、数年後に出る。




【東北楽天】
1.安楽智大     17  投手   済美
2.小野郁      18  投手   西日本短大付
3.福田将儀     22  外野手  中大
4.ルシアノ・フェルナンド 22  外野手  白鴎大
5.入野貴大    25  投手    徳島
6.加藤正志    25  投手    JR東日本東北
7.伊東亮大    25  内野手  日本製紙石巻

評価;90点

ドラフトには本当に強い楽天。今年も昨年の松井に続き、安楽の獲得に成功。これだけですでにドラフトは大成功と言えるでしょう。なにしろ、松井・安楽の豪華な投手陣が見られるというだけでも、来年からの楽天は楽しみ。まあ、老婆心ながら、故障も抱える身だけに、大久保監督につぶされないように……これはパ・リーグファンからのお願いです。さて、2位でも尾の投手を引き当てた楽天。若手投手のポテンシャルには目を見張るものがあります。則本を大将に、松井、森、安楽らが脇を固めるとなったら、こりゃあ『投手王国』と呼べるローテが出来上がりますね。反対に層が薄いといわれる野手陣にはあまり補強が施されていないみたいですが・・・・・それから捕手は、獲得選手がいなかったところを見ると、嶋捕手のFA流出はなしと見てもいいんでしょうか。そんなことを考えさせられる、楽天のドラフト戦略でした。



さて、
毎年のことですが、各球団とも自球団の弱いところを埋めるべく、
知恵を絞ってドラフトで選手を指名しました。

プロに入ってしまえば、
ドラフト1位であろうが育成最下位であろうが、
そんなことは関係ないことで、
実力のみがものをいう世界です。

毎年言いますが、
今の評価なんて、
あくまでも≪アマチュア時点でのもの≫でしかありません。

プロでのしていくためには、
しっかりとした技術の習得と、
試合でそれを出せる力が要求されてくると思います。

或る意味華々しいのは、
昨日のたった1日だけかもしれません。

しかしながら、
野球少年たちが誰しも夢見る【プロ野球選手】という立場を手に入れた選手たちに、
大きな拍手を送りたいと思います。

そして、
プロ野球での健闘を祈ります。


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