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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲初場所 一度死んだ身になり這い上がってきた者の強さ

2022年01月14日 | 相撲

大相撲初場所は序盤戦を終了。

横綱・照ノ富士は序盤戦、
沸かせる相撲もありましたが基本的には盤石。
見事な横綱相撲で並みいる挑戦者を退け5連勝。
新横綱からの3連覇という偉業の達成は、
かなり濃厚なのではないかと思います。

追っていくのは5連勝の御嶽海と阿炎の二人。

御嶽海は気持ちの入った相撲で5連勝。
今場所は昇進へのチャンスと見ているのか、
集中力があるように見受けられます。

大関へのノルマは13勝。
この集中力が続くようなら、
十分にチャンスはあると思われます。

一方謹慎明けで再入幕して2場所目の阿炎。
生まれ変わったような相撲っぷりは先場所から注目を浴びていましたが、
先場所に続いて優勝に絡んできそうな勢いです。

とにかく余計なことを考えず、
猪突猛進の突き押しで攻めるキップのいい相撲っぷり。

恵まれた体、
特にその長い腕の威力が存分に発揮されていて、
相手は懐に潜り込もうにも潜り込めません。

なんだか昔日の世界チャンプのボクサー、
トーマス・ハーンズのフリッカージャブを思い出させるような威力です。

照ノ富士と阿炎。
そして今場所大活躍の宇良。

3人に共通するのは、
実績を積んでからケガや謹慎で番付を大きく落とし、
一度は角界を去ろうと覚悟したうえで今日があるという事。

一度地獄を見て、
そこから這い上がってきただけに、
毎日の一番、一番に対する集中力が他の力士とは全く違うように見えます。

3人の相撲を見ていると、
「この1番に、持てるすべての力を注ぎ込む」
という気持ちで土俵に上がっている、
なんというか”覚悟”が感じられる土俵です。

そのあたりがほかの力士と少し違うところで、
「無気力」とは対極にある「気力みなぎる」相撲ですね。

3人の相撲っぷりには、
人を元気にする力が宿っているように見えます。
今場所はホント、楽しみです。

ケガに十分注意して、
今後も土俵を沸かせてほしいと思います。


そしてワタシのイチ押し、玉鷲。

昨日は久しぶりに「夢の部屋」(インタビュールーム)にやってきて、
まだまだの健在ぶりと変わらない実直なトークを披露してくれました。

今場所は威力満点の突き押しが冴えています。
まだまだ勝っていけそうです。
昨日で幕内1100回出場の記念すべき日。
もちろん連続出場も続けています。
まさに「角界の鉄人」ですね。

今日もテレビ桟敷で、
玉鷲のタオルをかざして、
応援だ~~~。

新入幕の王鵬、若元春には、
少しずつ「幕内の壁」が立ちはだかってきましたが、
これをはねのけて勝ち越しを目指してほしいものです。

北の富士さん御推奨の熱海富士、
昨日は熱戦だったみたいですね。
まだその取り組みを見たことはありませんが、
日の出の勢いの若手というのは早く見てみたいものです。

何しろ北の富士さん曰く、
「末は横綱」
の力士だそうですから。

さあ、今日から中盤戦。
どんな展開になっていくのでしょうか。


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