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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

学生スポーツの頂点へ   ラグビー&サッカー プレビュー

2016年01月08日 | ラグビー

今日は1月8日。
松の内も明けて、
いよいよ正月気分も終わり、
本格的な日常が始まっていきます。

とはいえ今年は、
最初の週である今週に、
とんでもないことが国内外で頻発。
とても『のんびりと立ち上がる』状況ではありません。

しかしながら、
スポーツの世界は、
年末からの大会がいずれも『決戦の時』を迎えています。

高校サッカー、高校ラグビー、そして大学ラグビーは、
各大会ともに大きな波乱なく有力校が順当に上位に駆け上がってきた印象があります。

箱根駅伝でも大本命である青学大がぶっちぎりでのVを決めましたし、
スポーツ界は社会情勢とは違って、
『平穏無事』な大会として大団円を迎えようとしている感じです。

無意識の時にバランス取ってくれているのかな?

ということで3大会のプレビューを。


≪全国高校サッカー選手権大会≫

【準決勝】 9日

第1試合  星稜(石川)   東福岡(福岡)

第2試合  青森山田(青森)   国学院久我山(東京A)


【決勝】 11日  ~埼玉~


大会の本命と目された東福岡と青森山田が、
苦戦を潜り抜けてここまで到達しました。
2大会までだと、
『国立へたどり着いた』
という表現が出来たのですが、
なんだか前回大会からは、形容が難しくなりましたね。

大会前から東福岡の堅固な守備、そして青森山田のつなぐサッカーは前評判も高かったのは確かですが、
過去の大会を振り返るに、両校の『選手権での勝ち上り方』ということに一抹の不安がささやかれていたのもまた確か。

『確かに強いけど、どっかでやられることが多いからなあ・・・・』
という寸評を受けての大会入りでした。

しかし大会に入り、
両校ともに3回戦で難敵である市立船橋、桐光学園戦を押されながらものにして、
完全に勢いが付いてきましたね。

まず両校での決勝対決が濃厚だと思われますが、
ディフェンディングチャンピオンの星稜が東福岡にどう挑むかについては、
興味があります。

昨年の優勝メンバーがごそっと抜けて下級生中心の若いメンバー構成の星稜ですが、
さすがは4年連続の準決勝進出チーム。
選手権での勝ち方を熟知しています。

準々決勝だけしか見てはいませんが、
その試合では相手の退場で数的優位もあったかもしれませんが、
全く危なげのない試合展開でした。

その試合で『星稜の真価を見た』とはなりませんでしたが、
最大の難敵である東福岡にどう立ち向かっていくか、
名将の河崎監督の采配に注目しています。

国学院久我山は初めての4強。
スキルの高い選手たちがショートパスをつなぎながら相手ゴールに向かうサッカーは、
見ていて面白いものがありますね。

東京勢は17年ぶりの4強とか。。

帝京がその力を相対的に落としてから、
東京代表はすっかり選手権での早い段階での敗退が続いていましたものね。
かつては東京、静岡、埼玉代表等は国立(4強)の常連でしたが、
すっかり勢力図は変化してしまいましたからね。
久しぶりの4強進出に、結構世間でも注目が集まっています。

しかし今季、
この年代の最高峰のリーグであるプレミアリーグで上位の戦いをしてきた、
東福岡と青森山田が決勝で激突するというのが、
何だかワタシにはしっくりきます。

EASTとWESTの頂上決戦という風情です。

先のプレミアリーグ・チャンピオンシップ(鹿島vsガンバ大阪)に負けない、
高いレベルでの戦いになることを期待しています。


≪全国高校ラグビー選手権大会≫ 
 
【決勝】  11日  ~花園~

東海大仰星(大阪1)   桐蔭学園(神奈川)


こちらは昨年からのラグビーブームに乗って、
連日大観衆を集めた高校ラグビーです。

それにしても、
ブームというのはすごいもの。

昨大会まで高校ラグビーと言えば、
年々その輝きを失っていっているような印象のある大会で、
首都圏ではほとんど試合も中継されることもなく、
いつの間にか大会が始まり、そして終わっているという様な大会でした。

しかし今大会は、
『かつて記憶にないほど』の観衆が詰めかけ、
入場者数でも新記録を打ち立てるほどの人気となっています。

このブームが一過性で終わることなく、
続いてほしいものです。

『ぶっちぎりの強さ』を誇った東海大仰星が、
『負けるとしたらここしかない』と言われた準決勝の東福岡戦を何とか乗り切って、
決勝まで進出してきました。
春の選抜、夏の7人制に続いて【高校3冠】を狙う視界は良好です。

決勝でも圧倒的優位は動かないものと思われます。

一方の桐蔭学園。

こちらはFWが軽量な分BKやキック、ボール争奪などの面のスキルをあげて、
『まさかの決勝』
までたどり着いたという感じです。

松島や竹中などがいた5年前の優勝時のチームに比べると『まだまだ』という感じが強いですが、
一丸となっている感じもあり、
決勝で先制できれば面白い試合になる予感はします。

高校ラグビー界のカリスマ、伏見工の山口監督の言葉を借りるまでもなく、
『信は力なり』
を最後まで貫いたチームに、
栄冠は輝くのではないでしょうか。


≪全国大学ラグビー選手権大会≫  

【決勝】  10日 ~秩父宮~

帝京大  東海大


大学ラグビーの決勝は、
予想された通りのカードとなりました。

大学選手権6連覇中で、
今年も対抗戦グループを制し、
大学選手権でも危なげなく勝ち進んできた帝京大。

圧倒的なスキルと戦術、
そして各選手のフィジカルの強さは、
『大学の中に1チームだけトップリーグのチームがいるようだ』
という感じで、
図抜けています。

一方の東海大。

圧倒的な帝京大を止めるために、
何しろフィジカルを鍛え上げ、
FW勝負を挑んでいきます。

徹底したその戦術が、
帝京大に一泡を吹かせるのか。

リーグ最終戦の流経大戦、
そして大学選手権準決勝の明大戦のように、
時に『不細工な』試合展開に陥ってしまう東海大ですが、
持っている力はかなりのものという感じもする、
今年のチームです。

もし決勝で東海大が『ハマった』試合を見せることが出来れば、
十分に帝京大に伍していけるのではないかとみています。

今年の帝京大。

例年以上に高度な戦術を駆使して『凄いチーム』になっていると感じるのですが、
リーグ最終戦で敗れた筑波大戦や、
大量失点を喫した大学選手権準決勝の大東大戦など
『ちょっとどうなの?』
と言われる試合展開を見せることもあり、
図りきれない部分も持っています。

年末からちょっと調子を落としているのかもしれません。

まあ、
トップリーグとの『日本選手権』に照準を合わせているというのであれば、
『そりゃすごい』
と言わざるを得ませんがね。


帝京大のV7が濃厚だと思われますが、
東海大がどこまで食い下がれるのか。

前半20分の『試合の入り』の攻防が試合の命運を分けると思われます。
もしこの入りがいいと、
東海大が、あのワールドカップ南ア戦の日本代表に、
なれるかもしれません。


ということで、
3つの大会が佳境を迎え、
観戦にも熱が入る3連休となりそうです。

おまけにNFLのプレーオフも始まるし。。。。。
寝ている暇、ありません。

 


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