大相撲秋場所は中日8日目。
すでに全勝はなく、
1敗に数人だけという混沌とした相撲が続きますが、
今日は大関3人が枕を並べて黒星。
貴景勝、霧島は3敗、
新大関・豊昇龍に至っては勝ち越しも怪しくなるような3勝5敗となってしまいました。
3人ともなんか、
恐々というか、
恐る恐るというか、
「負けちゃいけない」
という気持ちが強すぎるように思いますね。
さほど厳しい相手と当たっているとも思えないんですが、
優勝争いからは大きく後退してしまっていますね。
貴景勝は大丈夫かなあ?!
なんだかふらふらになりながら引き上げていったけど。
さて、
後半戦に入る大相撲。
いったい今場所の優勝争いは、
どうなっていくんでしょうか。
関脇、小結の役力士にも、
これといった好調力士は見られず、
その下の平幕で期待されていた朝乃山はすでに4敗。
先場所決定戦まで行った北勝富士は初日から大関を3連破しながら、
その後イマイチ星を伸ばせず3敗、
優勝経験者の阿炎もすでに4敗です。
唯一可能性を感じるのは、
昨年来何度も優勝争いをしながらまだ優勝には届いていない高安でしょうか。
まだ1敗ですから、
中日で他の有力力士からは2つ差をつけている感じです。
他の1敗力士は再入幕の“大器“熱海富士。
彼はさほど好調という感じではないように思いますが、
しぶとく勝ちを拾っていっていますね。
ワタシは今場所優勝に絡むとは思わないのですが、
何事も経験なので、
優勝争いを経験してほしいですね。
2敗には妙義龍、剣翔のベテラン2人に、
入幕2場所目の豪ノ山が絡んできています。
高安には吹っ飛ばされましたが、
何しろ豪ノ山の相撲はキップのいい真っ向勝負。
明日、大関貴景勝に初めて挑戦します。
万が一勝ったりすると。。。
面白いことになりそうです。
そして目立たないながら役力士として唯一2敗を守っているのが若元春。
先場所は大関獲りに挑みながら、
悔しい9勝6敗に沈み大願成就はならず。
今場所は初日から連敗して、
「あぁ、先場所を引きずってるなぁ」
と思われましたが、
そこから立て直して6連勝です。
まだ上位陣との取り組みをまんま残しているのでなんとも言えないところではありますが、
彼が大勝ちすると面白くなりますね。
優勝争いを引っ張っていくぐらいの気概を見せてほしいです。
ということで、
まさに混沌の極みの大相撲。
後半戦はいったいどうなっていくのか?
楽しみです。
楽しみといえば、
稀勢の里さんのところの新十両・大の里。
さすがに2年連続アマ横綱の本領を発揮して、
初日から8連勝です。
優勝しても来場所の新入幕はありませんが、
初場所に新入幕して、
早々と優勝に絡む、
なんて事があるとまた盛り上がりますね。