クラブW杯 鹿島快勝！ Jリーグ王者の質の高さに感心

北海道は大雪だったそうですが、
全般的に良く晴れた週末。

各地でいろいろなスポーツのイベントがありましたが、
特にサッカーは”花盛り”でした。

まずはクラブW杯。

なんとなく年々世間の注目は薄らいでいくような感がしないでもないこのクラブW杯ですが、
日本にロナウド率いるレアルがやってきて、
エキジビションではない本気のプレーを見せてくれるなんて、
こんな恵まれたことはありません。

そしてこの大会に『開催地枠』として出場がかなうJリーグ王者も、
その幸せをかみしめての出場でしょう。
なにせ、開催地枠がなければアジアを制さなければ出場がかなわない大会。
今やアジアの王者になることは『夢のまた夢』となっているJクラブにとっては、
まさにスポンサーさまさまの大会ということも言えるでしょう。

そんな幸運に恵まれた出場ですが、
昨年サンフレッチェ広島が4強に進出したのに続いて、
今年も鹿島アントラーズがアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズを2－0と破り4強へ。

戦いぶりは『前半耐え、後半爆発』という、
描いたとおりのものでの快勝。

後半は本当に、
鹿島を応援している身にとっては、
見ていてとても面白い試合となりました。

パスもよくつながったし、
プレスもしっかり効いていましたし、
言うことなかったんじゃないでしょうか。

日曜の夜遅くに大阪まで駆け付けたサポーター、
本当に熱心で頭が下がりますね。
そのサポーターの熱に応える快勝で、
溜飲を下ろしたのではないでしょうか。

4強では強豪のナシオナル・メデジンとの対戦になりますが、
がんばってほしいですね。
ところでコロンビアのメデジンといえば、
ワタシなんか『怖いなあ』というイメージしかありません。
どんなチームなのかは、皆目わかりません。

さて、
高校・ユース年代の最高峰リーグである『U-18高円宮杯プレミアリーグ』は週末が最終節でした。

1年間の激闘の末、
EASTでは青森山田が優勝。
WESTを制したサンフレッチェ広島ユースと、
土曜日に対戦します。

青森山田はこの最高峰の戦いを制し、
勢いに乗って悲願の『高校サッカー選手権大会』の方も初制覇したいところでしょう。
その実力は十分すぎるほどあります。

高校選手権組では、
東西の優勝候補に挙がる市立船橋、東福岡の両雄はともに最終節を勝利で飾り、
市立船橋はEAST3位、東福岡はWEST4位でリーグ戦を終了しました。

いずれも高校チームとしては破格の破壊力と安定感を誇り、
仕上がり具合も順調のようですね。
正月の大会に向けて、青森山田とともに『3強』を形成するのは間違いなさそうです。

そのプレミアリーグ参入を果たすべく激闘を繰り広げてきたのがプリンスリーグ。
各地区ごとに1年間のリーグ戦を戦い、
今週末行われる≪プレミアリーグ参入戦≫への出場チームも決定しました。

高校組で注目されるチームがいくつもこの参入戦出場を決めており、
ひょっとすると『高校サッカー選手権の前哨戦』になる可能性も十分にあります。

桐光学園、帝京長岡、米子北、広島皆実、岡山学芸館、明徳義塾、長崎総科大付
と実に7校もがこの大会に出場してきます。

特に桐光学園と長崎総科大付は選手権の初戦で激突することが決まっていますので、
その点でも注目度は高いですね。


そして大学サッカーの祭典である≪インカレ≫も先週開幕。
2回戦が終了して、
8強が出そろいました。

夏の総理大臣杯優勝の明治大などが順当に勝ち進みましたが、
昨年同様、関西勢の飛躍も目立ちます。

大体大が法政大に完勝したのを皮切りに、
連覇を狙う関学大は強豪の専大を全く寄せ付けず5－0の完勝、
関大も2回戦を突破して8強入りを果たし、
関西王者にして大学サッカー界の強豪・阪南大も8強入りしています。

この結果、
準々決勝はすべての対戦が関東vs関西となり、
面白いマッチアップとなりました。

さて、
今年の大学日本一には、
どのチームが輝くのでしょうか。


ということで、
各地で『絶対負けられない試合』の数々が繰り広げられ、
さながら【サッカーウィークエンド】となった週末でした。

鹿島の健闘を祈りつつ、
高校・大学の各チームの意地の張り合いを見るのも、
また楽しいものです。