高校野球は、
センバツが終了して1か月半。
夏の甲子園出場を目指して、
春の各地区大会がたけなわです。
そんな時期の春季関東大会に出掛けてきました。
埼玉県を会場として5日間。
3会場で行われる今年の大会は、
選抜4強の健大高崎、関東一や名門の帝京、横浜などの出場もあり、
好天の中盛り上がりを見せていました。
埼玉県って、
さほど野球熱が高くないため、
あまり夏の大会などでも満員になったのを見たことはないのですが、
この日の県営大宮球場は、
17,000人収容の内野席がびっしりとはいかないまでも、
半分ぐらいは埋まっていましたね。
なかなかの盛況でした。
観客はやはり『野球オヤジ』
が多かったようにも見受けられました。
大宮は地理的に北関東からのアクセスも良いため、
関東全域からファンを呼び込むにはなかなかいい場所かもしれません。(神奈川付近から行くには結構時間がかかりますが・・・)
さて、
試合の方は第1試合にお目当ての健大高崎VS帝京の激突がありました。
両チームともにエースを立て、
ほぼベストメンバーで臨んだこの試合。
予想通りの”凌ぎあい”になりゲームは終盤までもつれました。
結局延長10回2死2・3塁から、
センターへの微妙なハーフライナーが”セーフ”の判定となり、
健大高崎が2者を迎え入れてこの激戦を制しました。
両チームともによく鍛えられ、
『もう一伸び』が夏までにあれば、
甲子園でも十分に戦える戦力ですね。
観戦して楽しかったのは第2試合。
我々は3塁側に陣取っての観戦でしたが、
正面の1塁側スタンドには宇都宮工が。
この宇都宮工、
控え選手たちのまさに『一糸乱れぬ素晴らしい動き』に、
我々は魅了されてしまいました。
いや~、素晴らしかった。
テンポがいいだけでなく、
動きの質の高さ、
『ダンス甲子園?!』
と見まごう程にすごい動きでしたね。
肝心の試合の方は、
わずか内野安打1本に抑えられての完敗でしたが、
試合時間1時間40分を支配し続けたのは、
宇都宮工のスタンドでしたね。
(夏の甲子園に出てきてほしい~)
第3試合の作新学院。
土手ファンと思しきオールドファンが、
こんなに多いとは思いませんでしたね。
さすがは伝統校。
そこかしこから作新を応援する”おやじさん”(すでにとっくに定年後ぐらいの年齢)たちの叱咤激励が、
鳴り響いていました。
それに押されたわけではないでしょうが、
初出場の埼玉・南陵は前半自分たちのゲームが出来ず得点を重ねられ、
後半追いかけましたが追いつくことはできませんでした。
初夏の牧歌的な雰囲気の中、
気温も野球観戦にはちょうどいい【至福の時】を過ごし、
おっと帰って相撲見なきゃ~
と足早に球場を後にした、
日曜日の午後でした。