スポーツは完全に「見る、参加する」が主流になってきたね。

ワタシ、幼少時からスポーツが大好きで、
まさに「人生はスポーツそのもの」って感じの人間です。

お金もない子供時代、学生の頃までは、
プロのスポーツを今のように見に行くことはあまりできなかったので、
親に連れて行ってもらったりだとか、券をどこからか入手したりだとか、
そんなことでよくスタジアムなどに行っていた思い出があります。

まあ、
一番好きでったプロ野球は、

「ファンクラブのジュニア会員であれば入り放題」とか、
「そこらへんでチケットがなんぼでも手に入る」とか、
パ・リーグの試合は裏技も多くて、
貧乏学生にはありがたいことも多くてよく球場に顔を出したりしていました。

もちろんチケットを買って入ることもありましたが（主にセ・リーグの試合）、
これも裏技があったりして、
まあ結構いろいろと行ったりはしました。

サッカーはほぼタダで入れましたし、
ワタシの好きな高校サッカーは、
その当時は決勝などは「子供はフリー」でしたから、
その恩恵にもあずかりましたね。

もちろん一番大好きな「高校野球」は、
地方予選、そして本大会ともに、
あまりチケット代が高くなくお財布にも優しかったので、
昔からよく通いました。

高くてなかなか行けなかったのは、
なんといっても「相撲」と「ボクシング」。

相撲は1，2回行ったことがあるぐらいで、
ボクシングは「現地観戦」は皆無でした。

さらに「チケット入手困難」だったのは、
大学ラグビーです。

ワタシは大好きだったのですが、
早明戦をはじめ、早慶戦や、
大学選手権準決勝、決勝などは、
ホントチケットもプラチナで、
なかなかいくことができませんでしたね。


しかしながら、
今のようにチケットを入手するとなると、
現地（スタジアム）の窓口に行くか、
それともプレイガイドに行くぐらいしか手がありませんでした。

いずれも長蛇の列に並ぶのが主流。
今のようにオンラインでチケットは取れなかったので、
よほどスポーツ好きの人以外は、
敬遠されていたのではないでしょうかね。

ワタシも今のこの年になって、
チケット販売に並ぶとなると、
ちょっと二の足を踏んでしまうでしょうね。

巨人戦のチケットなんて、
いつも「プラチナチケット」だったので、
長～い列に並んで買ったことも、
一度や二度ではありません。

西武が巨人とやった時の日本シリーズのチケットなんて、
徹夜で並んで取ったものです。

そういえば甲子園の高校野球も、
コロナ前までは、
当日窓口に並んでチケット買ってたもんなあ。

今その風情が残っているのは、
東京では神宮の明治神宮大会とか、大学選手権、高校野球の地方大会ぐらいだもんなあ。


そういう意味では、
昨今はチケットの入手が手元でできるようになったというのも相まって、
スポーツ好きの人たちが簡単にチケットを入手できる時代になりました。

それとともに、
各競技も観衆がたくさん集まるようになって、
スポーツの世界が活況を呈してきているんじゃないかな？
なんて思っています。

ワタシもなんだか、
これまであまり見に行ったことがなかった競技にも、
最近はよく足を運ぶようになりましたね。

Ｊリーグ、リーグワンはもとより、
最近はよくＢリーグにも足を運んでいます。

そして、
かつては入手困難も甚だしかった大相撲にも、
最近は行くことがルーティンになっていたりします。

そしてそうすると、
「やっぱりスタジアムやアリーナで味わうスポーツの雰囲気は最高だなあ」
という事になって、
またまた通ってしまう・・・・・・という事になってしまうわけですね。

「よくそんなに通えるねえ」

なんて周りには半ば呆れられているのではありますが、
それはもうしょうがないことですよね。

かつては財布にびっしりとチケットが入っていて、
それがなんだか心地よかったりしたものですが、
最近はeチケット的にスマホに入っていたりするので、
その風情はありませんがね。


そしてその「スポーツを生で見る」すそ野が格段に広くなってきているので、
たくさんの人が、様々な楽しみ方を見つけているようですね。

「へ～、スポーツによって、こんなに楽しみ方が違うんだあ」

なんて目からうろこのことも、
最近たくさん経験したりします。

スポーツはもう、
「観戦」というエンターテイメントの一つとして、
完全に根付いているように感じますね。
ここ15年、いやっ10年ぐらいのことかな。

その分、
あまり地上波をはじめ、
メディアでは中継がされなくなってきていますが。

しかし配信では好きなスポーツをくまなく見られる環境が整備されているので、
スポーツの世界でも完全に「オンディマンド」が根付いてきているようにも感じます。


『見るスポーツ』

の世界も、
確実に進化してきているんですね。

その事をとても強く感じる年の瀬です。