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SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日馬富士の引退に思う

2017年11月30日 | 相撲

横綱・日馬富士が、
昨日会見を開き引退をしました。

横綱の志半ばでの引退。
なんともやりきれない気持ちでいっぱいです。

暴行事件を起こしたことは、
言い逃れできないこと。
それは重々承知の上で言わせてもらうと、
本当に『無念』それしかないです。

ワタシは日馬富士については、
少し前までは『好きでも嫌いでもない』という存在の力士でした。

印象としては、
『はまった時はものすごく強い』
というもので、
4,5場所に1回、
その波がやってきて、
それが来る場所はもう、
『日馬富士の場所』以外の何物でもない強さを発揮して、
白鵬だろうが他の力士だろうが、
全く寄せ付けない強さを見せてくれました。

なんといっても彼の相撲の持ち味はその速さと低さ。
『どんだけ足腰強いんだよ~』
と思うような強く低い踏込から、
まさに”電光石火”と呼ぶにふさわしい切れ味鋭い相撲を見せてくれました。

しかし”はまらない”ときは、
時に『やる気ないんじゃないの?』というような相撲っぷりで、
大関時代も横綱になってからも、
下位の者にも取りこぼすことが多く、
『金星配給王』のありがたくない異名までもらいました。

そんな日馬富士ですが、
ここ2,3年ぐらいかなあ。。。。。

満身創痍の体に鞭打って、
土俵に上がり続けている姿を見ているうちに、
彼のことが大好きになってきていました。

そして土俵を降りたところでも、
ファンと触れ合っている姿を見たり、
決して口数が多くはないけどその言動を聞くにつけ、
『ああ、地位が人を育てるとはこのこと。本当にいい力士になったなあ』
なんて思っていました。

そしてその極めつけが先場所の優勝。

4横綱のうち3人が休場するという異常事態の中、
”一人横綱”として自身も休場するのではという満身創痍にもかかわらず大逆転で優勝を飾った姿は、
『これぞ横綱』と叫んでしまうほど、
横綱としての矜持を見せてもらいました。

それだけに。。。。

無念です。


暴力事件はあってはならないこと。
そして血を流す思いで協会が改革を進めてきたのに、
その努力に最高位のものが泥を塗ったという事実は覆せないもので、
その結果として引退を余儀なくされたというのは、
頭ではよくわかるし、
そうあるべきだと思っています。

しかし。。。。


心が、思いが、
ついていかない現在のワタシです。


思えば同じような暴力事件で引退に追い込まれた朝青龍。

その時のワタシの進境は、
『あばよ。もう二度と帰ってくんな』
というもの。

朝青龍の相撲に対する態度や思い、
およそ横綱らしからぬ振る舞いなどを見るにつけ、
『横綱として認められない』
思いが自分の中に強かったため、
そんな思いになったのではないかと、振り返れば思っています。

日馬富士には、
その朝青龍の『子分』のような報道がよく見受けられるのですが、
朝青龍と日馬富士が仲が良かったとはいえ、
相撲人としての彼らは、
”本当にまったく違う”ということだけは、
言っておきたいと思っています。
(朝青龍と仲が良かったということで、ああやっぱり同じような暴力事件で辞めるんだ・・・・・ということを強く印象付けたいという姿勢が感じられて、本当にやるせないし、その報道姿勢には怒りを禁じ得ません。)



ともすれば白鵬の陰に隠れて、
常に”ナンバー2”という立ち位置の横綱だったと思いますが、
その相撲に対する真摯で熱い思いだけは、
酌んでやってほしいと思います。

こんな電光石火の相撲を得意とする、
小さいけど印象に残る、
凄い横綱がいたんだということ、
胸に刻み付けておくことにします。


さようなら、日馬富士。


忘れません。


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