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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

「窮地に1勝」 稀勢の里

2018年09月10日 | 相撲

大相撲秋場所が初日を迎えました。

先場所は御嶽海が初優勝をかざり、
新たなスターの誕生を見た場所でしたが、
3横綱・1大関が休場でやはり「締まりのない土俵」と言わざるを得ませんでした。

今場所はその休場明けの3横綱がそろって出場して土俵入りを見せてくれて、
まずはピリッと土俵が締まりました。

注目されたのはなんといっても8場所連続休場明けの横綱・稀勢の里。
進退がかかる場所に満を持しての登場でしたが、
果たして彼が好調なのか否かは、
神のみぞ知るという状況。

相撲勘という問題もあり、
この初日に敗れるようなことがあると、
ずるずると今場所の終わりを待たずに引退・・・・・ということも十分に考えられたこの初日でした。

相手は勢。
稀勢の里にとっては、
必ず正攻法で向かってきてくれる勢は、
初日の相手としては良かったと思っていたことでしょう。

やはりいなしがある相手に対しては、
足がついて行かないということも考えられますからね。

勢いを初日に当てたということに、
相撲協会の稀勢の里に対しての並々ならぬ気づかいを感じてしまうのは、
ワタシだけでしょうか。

その相撲協会の期待、
そしてファンの心配。

稀勢の里は、
「自分のことをこれだけ日本全国の人たちが心配し、また期待してくれるんだ」
ということを重荷に感じるんではなく、
心強く思ってほしいものです。
そうすれば必ず、力は出ます。

そして、
それでもだめならば、
潔く引退してもいいじゃないですか。


そんな稀勢の里は、
立ち合い鋭く踏み込むと左を差しいれ、
間髪を入れず一気に土俵外に勢を持っていきました。
全盛期をほうふつとさせる早くて力強い相撲っぷりでした。

とりあえずこの窮地で1勝を挙げ、
まさに「九死に一生を得た」というところではないでしょうか。

これからも茨の道は続いていくと思いますが、
今日のように1日一番、
とにかく全力を出し切れば、
おのずと道は開けることでしょう。

そして心配された大関・栃ノ心も、
まずはケガからしっかり復帰してきてくれたようで、
ホッとしました。

大関がかかる御嶽海も強い相撲で初日。
休場明けの白鵬・鶴竜の両横綱も、
順調に立ち上がりました。

横綱・大関陣が力を見せつけ、
力をつけてきた関脇・小結陣がその牙城を崩そうとしていく。
そんな展開になったら、
一番土俵は盛り上がります。

なんだか今場所は、
そんな展開も予想できる感じですね。

これから2週間、
楽しめそうです。


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