5/11 「LIFETIME BOXING FIGHTS27」 ~東京・大田区総合体育館~
◇WBA世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
チャンピオン 同級6位
フェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)○ 12R判定 ● 井岡一翔(志成)
117-110
115-112
114-113
36歳の元世界王者、
井岡一翔のリベンジマッチ、
フェルナンド・マルティネスとの一戦が昨日行われました。
ほとんど宣伝らしい宣伝もしていないし、
ボクシングの話題はまさに「井上尚弥一択」に塗りつぶされているので、
ほとんどの人は昨日、このファイトをやっていたことすら知らなかったのでは。
配信はアベマだし、
会場は4,000人程度しか入らない大田だし、
世間の話題には上がらないタイトルマッチでした。
しかし日曜日の夜という事もあって、
ワタシは見るものもなかったので、
この配信を見ていました。
8時に始まったこのファイト。
アベマで一番いいなあと思ったのは、
かなり最初の方から「井岡の登場まであと○○分」っていうタイムスケジュールが右上に出ていたことですね。
「何時からメインやるんだよ~」
とやきもきさせられることばかりのボクシング興行としては、
ホントこれは画期的だと思いました。
こういうことは、
是非全局が右へ倣え、してほしいものです。
さて、
試合は序盤からチャンピオンが相変わらずガンガン前に出て来て、
井岡の顔面に「見栄えのいい」パンチをヒットしていきます。
1R~5,6Rぐらいまでは、
「な~ンか前回と変わらんなあ。これで押し切られる感じかなあ」
という印象の試合でしたが、
中盤から井岡のボディが明らかにチャンピオンの腹にグサグサ刺さって、
チャンピオンは表情が変わり、ボディを避けだしました。
しかし、
それでもチャンピオンは「見栄えする」攻撃の手を緩めることはなく、
2発来たら3発、4発と返す・・・・・・
という、「ジャッジが見たら、マルティネス攻勢に、どうしても見えるよなあ」なんて攻撃を止めることはありませんでした。
だけど、
井岡のボディは明らかに聞いている感じでした。
そしてそのボディが効いてチャンピオンの足が止まった10R、
井岡の狙いすました左がチャンピオンの顔面にグサリ。
たまらずチャンピオンはダウン。
これで形勢は完全に逆転か?
と思いましたが、
その後はチャンピオンも立て直し、
さらに井岡がしゃにむに出ていき仕留めに行く・・・・・
という事もなくラストラウンドのゴングを聞きました。
そして判定は?
解説席の内山さんも畑山さんも言っていた通り、
やはりジャッジはチャンピオン・マルティネスにラウンドを振っていて、
井岡は0-3で敗れ、
悲願のタイトル再奪取はなりませんでした。
10Rにダウンを取った後、
その後が続かなかったのが敗因となるのかなあ。
少し前の井岡なら、
一気にあそこでたたみかけていったでしょうが、
やはりそこまでのスタミナや何やらが、
36歳の井岡にはすでになかったというべきなのか。。。。。
試合は本当に激闘になったし、
解説陣も言っていたように、
井岡陣営の戦略はハマったとみるべき試合でしたが、
あと一歩でしたね。
まだまだ本人はやる気のようですが、
今後はマッチメークも難しくなってくるだろうし、
ホント、拳四朗選手が「井岡さんとやりたい」といってくれているのだから、
この日本人同士のビッグマッチをやり遂げ、
そしてリングを去るというのが一番いいシナリオかも。。。。
今後は、
この日からやっぱり上がるということはないのだろうから。。。。
この日の井岡を見ていると、
やはりスーパーチャンプ、モンスター・井上尚弥チャンプにも、
必ず年齢によりこういった「前は出来たのに、今は・・・・」
ということが訪れるんだろうなあ・・・・・・・なんて思ってしまいました。
それでもモンスターは、
最後まで勝っていくと思いますがね。
井岡選手。
まあ、昨日の試合で「まだまだ俺はやれる」と思っているでしょうが、
どういうボクシング人生のフィナーレを迎えるのか?
とりあえずは、
お疲れさまでした。
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