S:ニースからイタリアのヴァンティミリア行きの電車に乗って、モナコを通り越したらすぐにマントンに着きました。超近代的なモナコの駅とは対照的に、ここはのどかなローカル駅です。着いたのが既にお昼過ぎでしたからギンギンの炎天下の下を旧市街方面に歩いていきました。ビーチ際のレストランでランチをいただいて、目指すジャン・コクトー美術館へ。海辺の要塞を改築した小さな美術館ですけど、コクトーの手になるモザイクで埋め尽くされています。展示は期待してきた割にはあっさりしたものでしたけど、展示してある作品越しに見えるコートダジュールの紺碧の海が印象に残りました。
美術館を訪ねた後、マントンの市庁舎へ。職員の方に案内されて入ったそのお部屋(結婚の間です。)は、壁面と天井に描かれた絵は勿論のこと、カーペットから照明、椅子やテーブルまで全てコクトーのデザインによる濃密な空間でした。美術館よりもむしろこちらの方が鳥肌が立つぐらい感動的でした。
S :7月4日土曜日にロンドンはヒースロー空港の新しいターミナル5から、久し振りにイギリスが誇る?フラッグ・キャリアであるところのブリティシュ・エアウエイズに乗ってコートダジュールはニースに入りました。(後で調べたらイージージェットっていう格安航空会社の便があることに気がつき、あまりのお値段の違いにショックを受けてます。)ニースの空港からモナコ在住の大富豪様はヘリコプターで移動するそうですけど、僕たちはタクシーでニース中心部、マセナ広場の近くにあるホテルに入りました。
日差しの強さも、気温もロンドンやパリとは大違いで既に夏真っ盛りって感じでした。週末に到着したせいもあって皆様リゾートモード全開で、老若男女問わず真っ黒に日焼けしていて、繁華街の中でさえビーチサンダルにショートパンツ、タンクトップ姿が当たり前ですし、ビキニ姿のまま堂々と?歩いている若いお姉さんも多数目撃しました。(来て良かった!)皆様心身共に大解放です。
日曜日は朝からビーチに向かいました。海岸線はプロムナード・デ・ザングレっていいますけど、この日はモナコをスタートした自転車レース(有名なツールドフランスです。)の集団が通過することになっていて、朝から封鎖されてました。集団がここを通過するのが午後1時30分ぐらいの予定みたいでしたが、既に朝からお祭り状態で、スポンサー企業のプロモーションカーがノベルティグッズをばらまきながらパレードしていきます。飲み物だったり、お菓子だったり、帽子だったりと様々で、これを観ているだけで十分楽しめます。炎天下の下で本番の自転車集団が通過するまでまだ2時間近く時間があったので、旧市街の広場でゆっくりランチを堪能して海岸沿いに戻ったら既にレースは通過した後でした。(情けないです。)
S:中部空港で預けたスーツケースを受け取れないままロンドンの滞在を過ごし、これからコートダジュールに向かうロンドンの空港でギリギリスーツケースを受け取れたのはサカザキのブログに書いてあるとおりです。それ以外にも、この空港に向かう地下鉄が途中で止まってしまったりと様々な障害がありました。当初はそのことについてくどくどと綴っていこうと思っていたのですが、いざコートダジュールに着いてしまうとそんなことはどうでもよくなってしまいました。
ここではくどくどと憂鬱になるようなことを考えるのが最も似つかわしくないところです。ショートパンツにサンダル履きが当たり前で、スーツ姿の人が珍しく思えるぐらいのところです。みんな海岸で海水浴をしていたり、カフェでのんびり過ごしたりしています。日曜日には前日にモナコで始まったツールドフランスがニースを通過することになってましたから街中お祭り騒ぎでした。美味しいレストランにも行きましたし、美術館巡りをしたりと楽しく過ごしています。このまま暫くここで過ごしていたいですけど、明日にはパリに入る予定です。
詳しくは帰国後に!
ヨーロッパの国々の中にもまだまだ訪れていない国はたくさんありますけど、今の仕事を続けている限りはそのうち訪れる機会もあるんじゃないかって思えますけど、それ以外の国には行きたくてもなかなか行けないのが実情です。ブラジルの音楽を愛して止まないかわむらしのぶとしてはいつか、リオデジャネイロのイパネマ海岸やコパカパーナ海岸、コルコバードの丘に行ってみたいものです。そんなことを思い描きながらYOUTUBEでボサノバの楽曲を検索していたらなんともピッタリな動画を発見しました。「ジェット機のサンバ」です。アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲したボサノバの代表的な曲のひとつで、本人以外にも様々なアーチストが演奏したり歌ったりしています。一番好きなのがミウシャが歌っているバージョンで、彼女の爽やかな歌声を聞いているとなんとも爽快な気分に浸れます。かわむらしのぶが大好きな曲ですから、きっとあなたも好きになりますよ!この動画はリオデジャネイロの空撮と合わせてあって、旅行気分がどんどん盛り上がってきます。
ついでにもう一つはミウシャが来日したときに小野リサのゲストとして迎えられているものです。貴重な日本語のテロップ付きですね。