心のかけこみ寺

占い講師「庵 妃慧」の徒然日記

時の人を考える!2

2004年11月23日 14時58分33秒 | 占い
私の目的である”時の人を考える!2”を進めて参ります。
 
 s17.1月生まれのこの人は、(巳年)子丑ミステリーの生月天中殺。
12月(1月)2月がミステリー期間。日干・辛で、天干が全て金性、地支も巳酉丑で金化し、命式が金性一気格の宿命である。

 普通の人は、五行の内(木・火・土・金・水)三種類は、大体持ち合わせているものであるが、一種類で纏まってしまうのだからその事を考えただけでも、この人の宿命に与えられたエネルギーは、極端な偏りを示している。

 この様な偏りの宿命の人は、行動も人間性も凡人とは雲泥の差が現れ、本人の行動や思考が社会生活からはみ出してしまい、平和な社会や平凡な庶民の世界からは「除け者」となってしまうのです。
 でも凡人には持ち合わせない、何らかの能力、才能、パワーを所有している人でもあります。

 言い換えれば、変人であり、立派な面もあり、駄目な面もあり不思議な魅力を所有していて、その様な事が本人の所有するエネルギーを、天才的に奇人的に発揮する事が宿命づけられているのです。
 世の中の平均には入れないが、社会の指導者や底辺(特徴の発揮出来ない場合)や極端な右寄り(右翼)、極端な左寄り(左翼)等の世界に役目がある人なのです。

 この様な宿命の人は、五行の気質が限られた一種類の為に、例え本人が無意識であっても発揮する行動は、エネルギーの塊の一匹狼的な運勢行動になってしまう。

 五行とは簡単に説明すると、木=守備、火=伝達、土=引力、金=攻撃、水=習得。
その中の金だけですから、攻撃精神が旺盛である事と攻撃イコール前進を望み、後退はしないと言う事です。
 本質的には、全く滑らかさが無く、人間関係に厳しい対立的現象が付きまとうのです。

 宿命の特徴は、他の人との戦い、衝突、争いの人生となり易く、争いになると隠し持つ攻撃本能故に先頭に立って進む人生となる。
 宿命が全ての攻撃本能の固まりであるから、無意識に競争心や覇気が強まる。
その為に世の中に動乱や革命が起きた場合は、先頭集団に入り飛び抜けた活躍をする。その結果として評価が高まり、名誉を得るか、地位を得る事になる。
 しかし、万が一革命の失敗となった場合は、出過ぎた行為が体制への「反逆者」として切り捨てられる運命です。

 善も悪も関係なく、攻撃性一色であり通常の人よりは時代の先端を歩み、何事に関しても数歩先行する人なのです。
 周囲に見せる姿は、強引で出世欲や自己顕示欲が強く見えますが、この宿命の人の本当の良さは、王様の側に仕え最高の補佐役となる”親衛隊長”であったり、将軍の星なのである。

 飛び抜けた攻撃本能の固まりの稼動力や攻撃性は、本質的に人を使うよりは、知らず知らずの内に自分自身が動いてしまうので、この様な宿命の人がトップに立つと、周りの人が大変な苦労が生じると思います。
 その上、無意識の意識が攻撃性であり、誰とも融和する要素がないので、その為に他人と心底打ち解け合う事が無く、気がついてみたら、単独行動になっていたと言う状態になります。
 
 気の強さは人の上に立つ器を備え、現実の力量発揮は、補佐役の方があうのです。

 以上が、他人からは見えないこの人の持つ「宿命」でありますが、この様な感じでこの人が過ごされているとしたならば、それは宿命にそった生き方をしているので、本人は満足であると云えます。

 次の”時の人を考える!3”では、もっと簡単に解り易く説明いたします。
 
 庵 妃慧