しかりすぎた、大人気なく。
とっくにイヤイヤ期は終わってるはずなのに、
食べ物のこととなると、娘はゆずらない。
要はくいしんぼうなのだ。
で、夕飯の前にラムネが食べたいと言い出した。
それまでオトモダチと飽きるまで食べていたはずのおやつは、もう消化したのか?
わたしもゆずらなかった。
いつもなら、「じゃあ一粒だけね」って言えるところだったのに。
娘はヒートアップして大泣きして、こちらも声がどんどん大きくなっちゃって。
わざと嫌なことを言ってることもわかってた。
これを言うとさらに泣くってわかってても。
母やってるけど、小さな人間です。
今日は眠りに落ちるとき、手をつないでくれなかったね。
「だいすきだよ」って、今言わないといけないと思って。
おでこのあたりにささやくと、ぱっと目を開けてにこっと笑った。
こんなに愛おしいものは他にはないのに。