アメコミとラーメン

なんでMS.MARVELはX-MENなの?、X-MEN 24号、25号



「なんか最近のX-MENは読んでてよくわからん。」と独り言ちつつX-MEN、24号、25号を読み終えたので、レビュー。

添付画像はMark BrooksによるCorner Box Variant。前回に続いてこのvariantを買った。24号のそれはMarvel Girlが一人でCorner Boxに収まっていて地味。25号は如何にもX-MENのそれらしく、大好き。面白いのはミュータントではないのにX-MENに一時籍を置いたLONGSHOTが描かれているところかな。同じようにミュータントではなかったMS. MARVELがX-MENに入っていることと関連づけているのか。

筋書をGerry Dugan 、X-MEN 24号の画をJoshua Cassaraが、25号の画をStefano Caselliがそれぞれ担当。

粗筋。若いCABLEがOmega Sentinel、Moira X、Nimrodと死闘。一方、X-MEN本体は宇宙のカジノで暴れる怪物を倒す。DESTINYとROGUEはミュータント滅亡の占った未来を話し合う。また、SUNFIREはまたまた別な任務を負って個別行動。25号では時間が進みX-MENが敗れた後に文字通り地下に潜伏することとなった。メンバーの一人Kittyは孤軍奮闘。

今回も気に入ったシーン、台詞を紹介していく。最初に書いたよくわからん件。CABLEが第三回目のGala(パーティー)を止めたいようだが、なんでだろう。(25号で説明されたが、このパーティーで、ミュータントを嵌めるためOrchisはパーティーで殺戮を行ったらしい。)DESTINYの占った未来”Mutantdom dies with manifold.” は何だろう。manifoldは悪の秘密結社Orchisが恐れているもの。方やミュータント滅亡の要因であり、その敵Orchisの敗北の要因。Manifoldが何なのかそもそもわからん。(検索してみたらミュータントの一人でテレポーターらしい。)

DESTINYが語った曖昧な未来を聞いた後のROGUEの台詞。”Ma, I don’t know what any of them means.”読者だって同じ気持ちだよ。もう少しヒントが欲しい。因みに何故最初にMa (Mother) と言っているかというとDESTINY はROGUEの育ての親だから。

CYCLOPSとMarvel Girlの会話は読んでいて面白いのだが、紹介するほどではないか。全般的にワクワク感に欠ける。前回のレビューでも書いたのだが、伏線の連続で、本編の内容(今回の宇宙カジノのアクション)が薄っぺらいのがもう一歩。Dr. Stasisの仕組んだIllyanaの不調が具現化してきた見せ方は上手い。

25号になってもモヤモヤは続く。そしてさらに話が暗い。いつの間にかCYCLOPSは敵に捕まり、FIRESTARが悪の秘密結社Orchisの手下になっている?

物語の終わりにはKittyが文字通り彼女を殺すと宣言してるよ。滅茶苦茶な展開ながら、最初のページでX-MENのモットーを再度紹介して、最後にモットーと正反対のこの宣言という話の組み立てだけは買う。モットーとは、”That’s what X-MEN do. They save everybody they can.” (もうちょっと長かったと思ったけどこのモットー。)

KittyがOrchisのやつらに切った啖呵は胸がすくね。”You started a war that you won’t win. Surrender.” この後彼女はそいつらを殺しちゃう。ここはこの物語の最大の欠点。X-MEN don’t kill.の原則に反している。

名前を変えたEmmaがMS. MARVELの家族の記憶を消して、彼女が死んだにもかかわらず、生き返った事実をなかったものにするシーン。Emmaが本当は思いやりのある良いやつだってわかって好き。

冒頭のよくわからない件。最大の原因は他の姉妹誌を読んでいないから。気が滅入るような話はしんどいんだよね。ちょっと気になったので、Uncanny AVENGERSとDark X-MENは買ってみることにした。
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