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昨年12月30日、自身のBlogにて、X-FACTORの筋書きを担当しているPeter David("Peter”)が脳梗塞を患っていることを告白。自分で告白しているので、命に別条はないってことだね。だけど、右の手足が動かないみたいだ。タイピングができないらしい。リハビリ中との報告もある。X-FACTORのクリエイターとしての復帰には時間がかかるかな。早く良くなってください。
そんなわけで、今回はX-FACTOR 246号、247号について。筋書きは、前述のPeter、画をPaul DavidsonとLeonard Kirkが担当。好みで言えば、Lenonardの画の方がすきなのだが、どうもX-FACTORという雑誌はありきたりの画家ではなく、ちょっと変態チックな画を描くのが特徴。そうするとPaulの方がX-FACTORらしい画家ということになる。そして、表紙。添付の通り、246号の表紙はいつものDavid Yardinが担当しているのだが、247号の表紙はそうじゃない。圧涛IにYardinの画の質が優れているので、迷うことなく、246号の表紙を添付画像とした。
いつもの前回までの粗筋のページは、相変わらずのPeter節。Marvelの担当者と娘ネタ。復帰に時間がかかれば、こんな楽しいページも読めなくなる。X-FACTORは二軍的なキャラクターばかりで、感情移入し辛いのだが、Peterの筋書きだから、ここまで読み続けられている。
さて、話の方。246号は、ミュータントではないX-FACTORの一員PIP(添付表紙)の話。全体的にお笑いなのだが、最終シーンは衝撃的。
いつものように、好きなシーン等。まずは、PIPのナンパ話。手が込んでいる。気に入った彼女をPIPの仲間が脅し、それをPIPが助け仲良くなるって手はず。落語みたいだ。
また、X-FACTORの面々がどうして生活をしていけるかって謎も解ける。良いね。トロールであるPIPが、ギムリ(指輪物語の)って悪口を言われるシーンは、わかる人にはわかるギャグ。
どんどんX-FACTORのメンバーが減っていくのが心配だ。
さて、247号。ラスベガスで新婚旅行中のMadroxとLaylaと南北戦争のリー将軍のゾンビとの対決。
なんで、リー将軍が復活するかって説明が、Peterらしい。原因は、死んでも死んでも復活するミュータントのお陰らしい。論理的につながっていないが、バカバカしくて面白い。
バカバカしいといえば、リー将軍のゾンビに首を切られた被害者。警察は、殺人現場に被害者が死んでいた跡をチョークなりテープで残すのだが、その人型の首がない。実際そんな殺人事件の時、本当の警察だったらどうするのか興味津津だ。