アメコミとラーメン

JJJは救出されても悪態をつく(もはやお約束)、1989年のWeb of SPIDER-MAN 53号、54号


あー前回のSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”)のレビューでEl Lobosと書いてしまったが、2つの点で間違ってました。まず複数なのでElではなくLos、そして兄弟を意味するHermanosが間に入る。Los Lobosは何かアメリカのバンドにあったな。そして、今回はその続きとなるギャング抗争の話が今回の中心。Web of SPIDER-MAN (“Web”) 53号、54号のレビュー。

53号では件のLos Hermanos LobosがKingpinの拠点を襲う。間にSpec 153号を挟んで54号ではその後の話と、J. Jonah Jameson (“JJJ”)に変装したChameleonとSPIDER-MANとの直接対決。(Spec 153号はその昔読んだことがあるので今回はレビューせず。どんな内容だか全然覚えていないけどね。)

筋書をGerry Conway、53号の画をMark Bagley、54号の画をAlex Saviuk、インクをKeith Williamsがそれぞれ担当。添付画像は53号の表紙を採用。Saviuk の作品。Los Hermanos Lobos対SPIDER-MANの図。Bagleyの画はまだまだ発展途上。

気に入ったシーンや台詞等を紹介。Web 53号から。SPIDER-MANの台詞。”I don’t need a deerstalker cap on my head to guess monogrammed “L” etched on the belt buckle.” Wikipediaによるとホームズが被っている帽子はHatらしいのだが、ここではcapとなっている。ベルトのバックルの持ち主はLが頭文字のEduardo Loboってことはホームズじゃなくてもわかるっていうような感じ。deerstalker cap (hat)って言うんだな。 

JJJになり切っているChameleonはPeterをいじめまくり。ちょっと可哀そう。Lobo兄弟のヘリに乗っていたSPIDER-MANだが、途中で下に落とされてしまう。そんな彼の台詞。”Just once I’d like a plan to work out the way I figure it.”計画通り上手く行かないとぼやいているのだが。いつも計画通りに行かないのは計画が杜撰だからだね。というより、今回は計画ですらない。

続いてWeb 54号。Spec 153で何かのウィルスをChameleonに注射されたSPIDER-MANは本調子ではない。そんな彼の台詞。”But I can’t die. Got a book due at E.S.U. Library Monday morning.” 意識が朦朧としている中、冗談を言う余裕等ないのだが、流石Peter。

いつもPeterに優しいMary Janeの仕事が下降線を辿っている。それでなくても大変な彼女の従妹Kristyが拒食症であることが判明。Peterのウィルスによる影響が回復したと思いきやKristyの問題まででて、MJが珍しくブチ切れでしまった。最近の彼女とは違う彼女の反応に笑った。(可哀そうではあるのだが)

ここで台詞までは書かないが、最後にSPIDER-MANに救出されたJJJ。それでもSPIDER-MANに悪態をつくJJJは流石だ。


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