アメコミとラーメン

Mary Janeの女優復帰、SPIDER-MAN 825(24)、826(25)号



いつものルーティンAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)の826(25)号を読み終えたのでレビュー。先月読んだ825(24)号と合わせてね。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)

筋書をNick Spencer、825号の画をRyan Ottley、インクをMark Morales、Cliff Ruthburn 824号の画を、インクをCliff Ruthburnが担当。826号の画の担当は多数。OttleyとHumberto Ramosが中心。添付画像は826号のもの。誰が描いたかわからん。Pop Chart Variantとだけ紹介されている。デザインが秀逸。825号のMark Brooksの描いたvariant coverも良かったのだが。

粗筋から。825号は仮称Centipede Demonの名前が Kindredと判明。実際に起こったことかどうかはわからないが、Quentin BeckことMysterioが殺され、その場面をPeterの夢の中へ送り込んだKindred。そして、826号は2つの出来事が同時に進行。SPIDER-MANは行方不明となったLizardことDr. Connorsを探す。Mary Jane Watson (“MJ”)は観劇中に知合いの女優がElectroに拉致されネットを使い身代金を要求。

825号は実に進行が遅い。その中でオイラの心をくすぐったのは、Kindredの台詞。”You’ve still gotta guess my name.”どうも悪魔は自分から名乗らないらしい。Rolling Stonesの悪魔を憐れむ歌の歌詞と大体同じだね。

Kindredは親戚とか家族とか、似ているものという意味。オイラの指摘が当たっていれば、Kindredという言葉が結びつかない。謎を引っ張るね。そして、オイラの推察している正体はCarlie Cooper。この娘はひょっこり826号に登場している。いよいよ怪しい。しかし、この娘は警察を辞めているはずなのに、身分証明書を持っているのは解せない。

Mysterioの髪型が御馴染みのおかっぱ頭に戻っていた。やっぱり変だね。今並行して出版されているSymbiote SPIDER-MANのMysterioは普通の髪型なので余計気になる。

826号では、死んだはずのMysterioが性懲りもなく再出現。流石のトリック。思わずニヤッとした。
きっと、アメリカ人だったら、すぐにMJとMelanie何某っていう女優がすり替わったことに目の色が変ったことで気付くんだろうな。眼の色が緑だということには気付いたが、Melanieの眼の色が青なんて全然注目してなかった。

台詞は結構面白くて、特にMJの台詞は良かったのだが、女優MelanieがSue Stormに扮装した時のMJの台詞”Fantastic.”とその呆れ顔が印象的。これは画を描いているOttleyの勝利。

Electroが元々女優時代のMJのファンで、彼女の演技を感心する際の台詞。”Wow. That was …wow. And all improv! What a monologue.” Improvはアドリブのこと。Spencerが上手いと思ったのは、Electroとの対決で、MJの役者としての才能を演出しつつ、今度は彼女を女優として復帰させようと仕組んだことだ。そして、彼女の復帰作を監督するのは、Mysterioだ。面白すぎ。 

J Jonah Jameson (“JJJ”) のSPIDER-MANに対する皮肉も良い。”Not everything can be solved by tarzaning around the city like an idiot.” JJJの絶対の自信がオイラにも欲しい。
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