アメコミとラーメン

まだまだ手に入れた力を使いこなせないPeter、Ultimate SPIDER-MAN 02号



今回も満足度高く、当分やめられそうにない、Ultimate SPIDER-MAN (“USM”)。2号を読み終えたので早速レビュー。

筋書をHickman、画をMarco Checchettoがそれぞれ担当。表紙はMateus ManhaniniのVariant。これを見た上で注文したかどうかはわからないが、どうもChecchettoの通常版の表紙は月並みで買う気になれない。勿論彼の画力に問題があるわけじゃない。この2号だけ言えば同じくChecchettoが描いたvariantの方が楽しいんだけどな。しかしだ。USM 1号の通常版が以外にも人気でMarvelからなんと第5版が発売されるらしい。凄いな。

粗筋を手短に紹介。Tony Starkに授けられた蜘蛛によって俊敏さと力を手に入れたPeter Parker。その力で犯罪者が悪事を働くのを防ごうとする。一方、緑の鎧を来た謎の人物はこの世界のWillson Fiskに攻撃を仕掛けているが、Fiskの力で表に出ることはない。J Jonah Jameson (“JJJ”)とBen Pakerはそれに気が付いていた。

いつものようにも気に入った台詞やシーンを書いていく。今回娘の名前がMayであることがわかった。Peterと彼女の会話。”You used to think unicorns were real. And..” “Unicorns are real.” “Right. Exactly so why do you care what he (兄のRichard) thinks?” “Because this guy (SPIDER-MANのこと) is scary.” この親子の会話は知的でかつ楽しい。本当だと信じているなら兄に聞く必要あるのかと言っている。そして、この最後のscaryというのが後の場面への布石になっている。

まだ、Peterは力を得たばかりで、まだまだ使いこなせていない。これだよ、ヒーローものに必要なシーンは。そしてHickmanの解釈は興味深い。クモ糸を使って飛行するのはこなせるが、着地しても止まるのが難しい。そう言えば体操の選手だって難易度の高い技を披露してもピッタリ止まらないと点数が低いもんね。

どう見ても知的でないこの世界のShockerに二度も撃退されるSPIDER-MANも良いな。

JJJとBenの会話は2号でも面白い。彼らの分析”One gets the front page. The other gets buried. 中略。One’s a distraction. The other’s a story.” FiskはSPIDER-MANを新聞の一面に据えて世間の目をそこに向ける。一方Fiskへの攻撃はひた隠しにしている。後者の方が本当に新聞記事に値する話なんだと。

まだ、この段階ではSPIDER-MANのコスチュームは全身黒。だから娘は怖がっているらしい。3号では娘の落書きをヒントに青と赤のコスチュームを作るのかな。娘Mayが兄や母親より先にPeterの秘密を知ってご満悦なのは可愛いね。
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