アメコミとラーメン

Dan Slottの台詞回しは面白い、SPIDER-MAN (2022) 1号、2号


Dan Slottが SPIDER-MAN を性懲りもなく担当するみたいので買ってしまった。1号、2号を読み終えたので早速レビュー。

添付画像はまた買ってしまった。John Tyler ChristopherのAction Figure Variant。このvariantに絶対中毒になっている。と言っている割には満足感が高い。Oscorpの作ったコスチューム笑う。

筋書は件のSlott、画をMark Bagley、インクをJohn Dellが担当。

次に粗筋をサクッと紹介。元々Inheritorsが住んでいたLoom Worldに居座っているのはベッコウバチShathra。彼女はその毒で仲間たちを彼女のドローンへと変えている。そしてSPIDER-MAN(=Peter Parker)に彼女の魔の手が迫る。その手先と思われたのはMorlun。クモの力を持った仲間たち、Silk、Miles、Jessica DrewとSPIDER-MAN Noirに危険が迫る。

いつもの通り、気に入った台詞やシーンを紹介。Spider Sanctuaryなる世界が面白い。昔のアメコミのように、点の集まりで彩色されている。今度のSonyのSpider-verseでもこの世界が出てきたら面白いのに。この場所Earth 616 betaにあるらしい。Betaの意味はTrial Universeらしいのだが、この設定意味不明。

前半Oscorpのトラックを奪った悪人が早口SPIDER-MANと叫んだことに対する、SPIDER-MANの台詞。”You said it too fast. It’s not spiderman. There’s a hyphen in there.” SPIDER-MAN通を自認しているSlottらしい台詞。

Morlunとの戦いでコスチュームがボロボロになったことに対する、コスチュームの製作者Normanの台詞。”What are you doing to my suit?”  Peterの怪我の具合に関しては、一切聞かない彼の態度が笑えるね。

1号の最大の捻りは助けに入ったのがSPIDER-MAN Noirではなく、Morlunだったこと。しかし、このMorlunの動機は今のところわからん。Shathraは同じクモを捕食するライバルだからか。2号では彼が語った動機が紹介されるがどうもこいつは胡散臭い。絶対どこかで裏切るね。

2号面白いのは、今回登場の別次元のCravenやFeliciaがクモの力を持っているところか。

2号出だしのPeterはEarth 616のPeterではないようなのだが、話が途中で終わってしまい消化不良なのは気に入らないな。この別の次元のPeterと思われる人物に対する同じ次元にいるTony Starkの台詞。”Whatever you’re thinking, don’t. 中略 Don’t hang up on me.” ちなみに後半部分は通信を切るなって意味。これってよくドラマでよく聞く向こう見ずな主人公に対する上司の台詞。こういう台詞回しはSlottらしくて好き。
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