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昨日は、アメコミ関係のオフ会に参加。アメコミの話を他人と話す機会ってあまりないから、本当楽しいんだよね。それから守備範囲が人それぞれ違うってのも面白いな。
さて、一週、間をおけばSPIDER-MANネタでも良いだろうってことで、今回は最新号についてレビュー。The Amazing SPIDER-MAN(ASM) 679号、679.1号、680号の3冊。
添付画像に選んだのは、679.1号の表紙。John Tyler Christopherって人の作品。背景色の青にコスチュームの青が溶け込んでいるデザインがものすごく好き。今月御用達から到着した漫画の中にもう1冊素敵な表紙があるんだけど、それは読み終わった時に紹介しようと思う。
まずは、679号から。筋書きをDan Slott、画をHumberto Ramosが担当。話は先月レビューを書いた678号からの続きだ。本文中にも書かれてるけど、この話は、映画Back to The Future(”BTTF”)へのHomageだな。
Peterの同僚Gradyが開発した未来を覗くことのできるどこでもドアで、1日後にはニューヨークが壊滅状態になることを知り、それを防ごうとするSPIDER-MANの活躍。
X-MENのレビューで書いたLatveriaのお隣の国の一つがSymkaria(Latveriaの南に位置する。)。ASM 679号で登場したSilver Sableの生まれ故郷だったんだね。(X-MEN 20号、21号についての記事は下記参照。)
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/709.html
気に入っているシーンの2番目、危機を救ったSPIDER-MANの手から壊れた時計が消えちゃうところかな。壊滅状態のニューヨークから持ってきた時計だから、壊滅しなかったら時計は壊れないからね。BTTFっぽいね。
続いて、679.1号。筋書きをChris YostとDan Slott、画をMathew Clarkが担当。
最近はPoint Oneと呼ばれているアメコミに新鮮味がないな。そもそもなんでこんなものが出版されるのかの理由が薄れちゃっている。目的の一つは、新しい読者を開拓することだったはず。それなので、価格設定だけは、合格。Point Oneは通常号より1ドル安い$2.99。(最近のMarvelは値段が高過ぎ。)これまでそのシリーズに関与してこなかった活きの良い画家達を起用していることも魅力だったな。この点については、今回のMathewの画は、まずまずかな。特に今回の悪役Morbiusの皮膚の感じが化け物っぽくて良いな。
気に入っているシーンは2つ。まず、Peterの勤務先のHorizon研究所の経営者Maxが、SPIDER-MANに研究所に入る際は受付で入所して良いかの確認するよう伝えるところ。厳しい。セキュリティを守るためには、経営者としては、当然の判断かな。それから、Morbiusが、次の実験台にLizardを選ぶところも良いな。Morbiusが地下に下りるシーンは、ASM 665号か666号でも出てくるけど、目的は地下に暮らすLizardを探すことだったんだな。
最後に680号SlottとYostが筋書き、Giuseppe Camuncoliが画を担当。今回もGiuseppeの鉛筆にインクを入れているのはKlaus Janson。
宇宙基地て勤務するJameson大佐の危機を救おうとするSPIDER-MANとFANTASTIC FOURの一員Johnny Stormの活躍の前編。この号では逆に大佐に彼ら二人が助けられちゃうんだけどね。
この号の面白さは、お喋りなSPIDER-MANとJohnnyの鰍ッ合い漫才につきる。こんな面白い台詞回しはSlottかな。特に面白いのは、JohnnyがNegative Zoneで過ごしていた時間にたまったテレビ番組(フットボールの試合)を観ているJohnny。早く大佐を助けに行きたいSPIDER-MANは試合結果を教えちゃう。その後のJohnnyの台詞も良い。「だから、みんな君のことを嫌ってるんだよ。」ってね。
それから、無重力状態でのSPIDER-MANが蜘蛛糸を上手く操れないところも現実的で好きなシーン。