
DARK TOWER(以下“DT”)のBattle of Jericho Hill、4回目。表紙がかっこ良い。Battle of Jericho Hillになってからの表紙では一番良い。映画「OK牧場の決闘」みたいなイメージだな。本編の画も担当しているJae Leeの画がすごい。筋書きRobin Furth、台詞Peter David、彩色をRichard Isanoveに変更なし。
裏切り者Randolphの言葉に騙され、仲間がどんどん唐黷トいく。主人公Rolandは、敵と交戦している最中に、敵と見間違い、親友Alainを誤射してしまう。そして、悪の元締めCrimson Kingの右腕の魔術師Martenが、Randolphに捕らわれたふりをしてJericho Hillを訪れるのだが、Rolandに楽々と見破られる。しかしこんな戦いも大きな戦いの前哨戦にすぎない。いよいよ次回は、Crimson Kingの部下Farsonとの最後の戦いだ。
最後のシーンでも登場する “Horn of the Eld”(Rolandの祖先Arthur the Eldが使用した角笛でRoland達Gun Slingersにとっては、戦いの始まりを知らせる他、あらゆる場面で使用する重要な道具)は、北欧神話の神Heimdallの持つ Gjallarhornが元ネタだね。(Arthur the Eldはイギリスのアーサー王が元ネタだし。)
今回のオマケの話は、God of Thunder、Amocoの話。彼らにとっての過去、それが現代のアメリカ。ガソリンが支配するアメリカの象徴がガソリンスタンド。Amocoはアメリカでよくあるガソリンのブランドだ。そんなアメリカ経済を支えているガソリンのブランドがRolandの時代では邪神になってしまう。現代社会では、ガソリンがなければ経済がとまってしまうことを考えれば、ガソリンはある意味神かもしれないね。地球温暖化が進む現代社会。温暖化を進めるガソリンブランドをはあくまで邪神だし、それを神と崇める集団は、カルト集団だよね。