アメコミとラーメン

Black CatはSPIDER-MANに未練があるのか、Amazing SPIDER-MAN 899(5)号



今月はAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)誌が2冊到着。2冊目が分厚い記念号なので、まずは薄い899(5)号をレビュー。

添付画像は、Miguel MercadoのVariant。中身の画を描いているJohn Romita Jr. (“JRJR”)の表紙は良かったり悪かったり。JRJRが描いた899号の表紙にはワクワクしなかったので、Mercadoのものを選択。よく見るとMMと書かれたサインの下に蜘蛛が描かれていて洒落ている。

筋書をZeb Wells 、画をJRJRとScott Hannaが担当。

粗筋から。前号でまんまとTombstoneに嵌められてRoseが率いるギャングを潰してしまったSPIDER-MAN。今回は彼の復讐篇。

次に好きなシーンや台詞等を順不同で書いていく。Wellsが復活させた忘れ去られた悪人Digger。前号まで全然興味がなかったこの悪人に、Wellsの話の進め方が良いのか一気に興味が出てきた。ありがちな設定だけど、多重人格なのが良いな。多重人格同士が会話していて、横にいるギャングの仲間が話しかけられたと思って返事しちゃうってのが良い。

そのDiggerが捨てたイチゴ味かなんかのアイスクリーム、血だらけの顔から染み出てマスクがSPIDER-MANの図。一瞬捨てられたアイスクリームが顔にぶつかったのかと勘違いしたのだが、そんなことはない。この演出は意図的だ。

意気消沈して帰宅したPeterを迎えたBlack Catの台詞。”(When) You find that smile of yours. Give me a call. Maybe I’ll let you chase me around a bit.” やっぱりCatはPeterとの過去を引きずっていて、まだ未練があるなと感じる台詞。この言葉を聞いてボコボコの顔のPeterがちょっと笑ったコマが好き。

Tombstoneに身の上話を聞かされたSPIDER-MAN。その伏線がこの号で活かされている。”I hate that you didn’t get what you needed, Lonnie.”この台詞は相当皮肉。復讐のためにDiggerを使ってTombstoneの取引をぶち壊した後に、この台詞を言っている。子供の頃手に入れたいものを手に入れられなかったTombstone。SPIDER-MANは大人になった彼の欲しいもの(金)を取り上げたんだから。前段のCatの話に比べてこっちの話はちょっと弱いんだけど、結構好き。

さて、次号はASM 900号。読むのが楽しみだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事