
今月も順調にアメコミが到着。発送が滞っている州もあるので、オイラの使っているMycomicbookshop.comはたまたまOKだね。この小売店のある州はワクチン接種率も低く結構やばいのに。そういう日本は全然駄目だけど。さて、まずAmazing SPIDER-MAN (ASM) 871 (70)号とSinister War (SW)1号を読み終えたのでレビュー。
筋書をNick Spencer、ASMの画をFederico Vicentini、 SWの画をMark Bagleyがそれぞれ担当。添付画像は、David Baldeonの描くSW 1号のHandbook Variant。女性の方のElectro。デザインと画共に納得の品質。ASM 871号も同様のVariantを買った。それで取り上げられていたDoctor Octopus (“Doc Ock”)はもう一歩だった。
粗筋から。Curt Connors博士の研究室に押し入ったDoc Ock一味。博士の研究の成果を使用し博士とLizardを分離。行方を探すSPIDER-MAN。一方Mary JaneはCarlie Cooperの行方を追う。SW 1号ではMysterioの撮影した映画のお披露目の席にDoc Ock率いるSinister SixとVulture率いるSavage Sixが乱入。
今回も気に入ったシーン等を書いていく。まずは、Vicentiniの画。非常に良い。特に彼の描くPeterは表情までしっかり描かれている。また、Kindredもこれまでの中で一番良いかもしれない。前号までの品質の劣化を吹き飛ばす素晴らしい画。
まずは、Harry Osborneが誰なのかわからなくなってきた。今生きている彼なのか、Kindredなのか、そして、墓地に埋められた遺体なのか。行方不明のCarlieが発見したのは一番最後のHarry。
わからないと言えば、Doc Ock率いるSinister SixのKraven。これクローンだったっけ。
そのSinister Six。KindredのDoc Ockに対する台詞。”I told you that you could pick your five but the sixth was mine to choose. Doc Ockほどの悪人がKindredの駒になっているな。6人目はKindredが選ぶってこと。んーん。六番目の小夜子ならぬ6人目の悪人はMysterio。KindredとMephistoとの関係が気になるな。
そしてSW 1号ではもう少しそのMephistoがしでかした悪事の種明かしがされそうな予感。DR. STRANGEのPeterの魂に関する観察とそれに対するMephistoの応え。”His soul cries out for loss of something.” “It can only be given to me freely.” このMephistoとPeterとの契約がKindredの言うところの罪なんだろうって気がする。
Doc OckやVultureが挙って参集。Sinister Warという題名通りの展開。それをBagleyが非常に丁寧に描いている。もの凄く時間がかかったと思う。そしてその努力は報われている。少なくともオイラは大満足。
これまでMysterioの映画に出たことをPeterに内緒にしていたMary Jane。その秘密がPeterに知れることになる。Peterの非難の言葉とMJのそれに対する答え。”You can’t believe him. He’s a criminal.” “You mean like your roommate or your ex-girlfriend.” MJの勝ち。前者はHarry Osborneで後者はBlack Catね。
Mephistoがカジノを経営しているのは名案だな。確かに賭け事は嵌ると出られなくなる麻薬だからな。そして勝負に勝ったらPeterとの契約を無効にするみたいな、よく悪人が使う決まり文句が非常に似合う。