アメコミとラーメン

DARK TOWER その40


3ヶ月振りのDARK TOWER (以下"DT”)。待ちに待った最新シリーズ。(ちなみに、前回は、http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/568.html )
The GunslingerのArc(複数話完結の話)、 The Little Sisters of Eluriaがいよいよ始まった。筋書きをPeter David、彩色をRichard Isanoveがそれぞれ担当。今回から画をLuke Rossが担当する。これまで筋書きを担当していたRobin Furthは、一歩後ろに下がって原案とコンサルに徹するみたいだな。もしかしたらこれまでもほとんどの筋書きはPeterが担当していたかもしれないな。

Lukeの画は期待した通りの出来栄え。添付画像のSlow Mutantsに押さえ込まれる主人公Rolandの姿が良いね。中の画は1コマ1コマ丁寧に書かれていて好感が持てる。彼の描くSlow MutantsはStephen Kingの小説の中で登場するイメージ通りだな。どこか間抜けで、どこか狡猾な。そしてSistersの正体をのっけから登場させているところも奇抜で良いな。小説ではだんだんと不気味な彼女たちの正体が明らかにされていくのに対してね。

The Little Sisters of EluriaはDTの小説では珍しく短編。Everything Is Eventualという短編集に入っている。DTの小説の中でも第4弾Wizard and Glassに次いで好きな小説。既に話を知っているので、どうやって画像にしていくかという技術的なところの興味が行くな。この漫画では、小説では寡黙なRolandに独り言をしゃべらせて、状況説明させている。面白い。

今回今更ながら感動したのは、絵本のような豪華な仕上がり。$3.99という価格は、SPIDER-MANと同じだけど、DTの方は広告も入っていないし、表紙も厚い良い紙を使用している。お得度感が高い。もちろん話の面白さが備わっているからこそ、このお得感が感じられるのだが。それがなければただの画集だね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事