
今週末は、アメコミ記事から。アメコミ仲間は前週末には観終わっているBATMAN v SUPERMAN Dawn of Justiceを遅ればせながら観たのでレビュー。
まずは粗筋。SUPERMANが必ずしも地球の人々の命を救っているとは限らないことを、身をもって体験したBruce Wayne (= BATMAN)。彼は、大悪人Lex Luthorの悪巧みに引っかかり、SUPERMANを誘い出し決着をつけようとするが…。
いつものように気に入った台詞やシーンを順不同で紹介。Clark (=SUPERMAN)の育ての母MarthaとBruceの実の母親の名前が一緒であることを逆手に取り、Bruceが理性を取り戻す演出は素晴らしい。Bruceの母親が殺され、青息吐息の父Thomasが妻を思い遣り発する“Martha”がまさか伏線とは。
出だしの葉っぱが舞う演出は綺麗で好き。
WONDER WOMANの女優さんが綺麗。Marthaを演じたDiane Laneが短い出演シーンながら好き。気丈にも優しいお母さんを演じている。
Doomsday ManとWONDER WOMANおよびBATMANとの戦闘シーンは良かった。SUPERMANとのそれは、平凡なのに対し.。
Batmobileのカーチェイス・シーンは映画ならではの演出。Batmobile のカーチェイスはBATMAN の活躍シーンには劣るが、SUPERMAN登場シーンより全然良い。お金かけてる。
あの名作で邦訳もされたSUPERMANの死を映画の中で再演するなんて思いもよらなかった。
戦闘シーンで言えばBATMANとSUPERMANの戦いも面白い。知恵を使ったBATMANの戦法は漫画にも通じる。彼のコスチュームがHULK busterなのはしょうがないか。
Luthorに対するケンタッキー州選出の上院議員の台詞、田舎もんだから豚の扱いは心得ているって台詞は楽しい。
BATMAN を演じたBen Affleckの評判が良いのは、彼の顎の線のお陰かな。非常にBruceっぽい。彼の着用したコスチュームが、昔のテレビシリーズっぽいのもプラス。
BATMANがSUPERMANと戦い、殺そうとする動機が弱い。ただその流れがないとBATMANが作ったcryptniteの槍を説明できなくなる。
なんでLuthorの評判が悪いかって言ったら、Jokerとキャラが被り過ぎ。喋りすぎ。
Kevin Costner演じるJonathan Kentの幻。良い演技かもしれないけど、不要。Harrison FordがStar Wars 7で必要であったのと正反対。
ま、面白いんだけど、オタク以外の人は楽しめるのかな。全体的に暗いんだよね。その割りにアメリカでの興行収入悪くなかったんじゃないかな。
評価はC+。
追記1
テレビシリーズArrowで相棒の男の人が出てた。Warnerって結構他のシリーズで使われた俳優さんを起用するね。
追記2
カタカナ英語と日本語で最初は違和感があったけど、Justice League of Americaの誕生と考えれば邦題ジャスティスの誕生って、悪くない。