
X-MEN Red (“XR”) 6号、7号についてレビュー。
筋書をTom Taylor 、6号の画をCarmen Carnero。添付画像は、Travis Charestの手による7号の表紙。良いものは良い。と思ったら間違えましたJenny Frisonの画でした。御免なさい。
まずは粗筋から。XR 5号では、ナノサイズSentinel のお陰で殺されたイギリス国連大使の遺品を回収しようとするX-MEN。また、新たなテレパシー増幅装置を使用したJean Greyが黒幕Casandra Novaと対峙。
いつものように、好きな台詞、シーン等を順不同で書き連ねる。最初はCarneroの画。どこかLeinil Francis Yuの画に似ているが、もっと優しい画を描くね。これまでの画家の中で初めてCasandra Novaを綺麗に描いたんじゃないかな。新鮮。
テレパシー増幅装置Cerebroの後継機の名前をお茶目なGabyが考案。Searebro。またも駄洒落、恐らく発音は同じ。海の中にあるからseaとそもそものスペイン語の脳を意味するcerebroを合成した言葉。Jeanもそれを使い始めるところが楽しい。
架空の国Wakandaの少年Nezhnoのミュータント能力を使うと痛みが襲う理由が明らかにされる。母親からの虐待が原因だ。ちょっと悲しい。彼のコードネームがGentleってのが何か彼の優しさに似合っている。
Jeanのチームが居候しているAtlantisを襲ったのはTeen Abomination。JeanがNamorに”She’s coming for you.”と警告した。一方最初のこれまでの粗筋では、こいつのことを”him”と称していた。こいつのこと全然知らないし、変身の前は髪の毛が長い。もうここでオイラは混乱。結局Sheは陰で糸を引くCasandra Novaのことだったんだと理解。
XR 6号で結構好きなシーン。ナノサイズのSentinelに操られた国連大使により発砲された弾丸がTrinaryに命中。その後の彼女の繰り返し発せられた台詞”Lost connection.”次のページまで意味がわからない。この辺の話の進め方が面白い。結局巨大Sentinelとの繋がりが切れたことがわかるんだけどね。
XR 6号の最後の台詞が良かったので、最後に紹介。ナノサイズのSentinelを使ってCasandra Novaの悪行を全世界に放映したJean。それでも信用しない人がいるということを前提に、”The X-MEN will fight for you anyway.”と話をしめる。カッチョ良い。