アメコミとラーメン

Abramsの大いなる責任と力に関する意見が新しい、新シリーズSPIDER-MAN 1、2号



STAR WARSの監督J. J. AbramsがSPIDER-MANの筋書担当となった新シリーズ2冊を読み終えたので、早速レビュー。

筋書をそのJJと息子Henry Abrams、画をSara Pichelliが担当。PichelliはオイラのSPIDER-MANの担当になってほしい画家ナンバーワンだった。今回ちょっと違うけどそれが実現した。

添付画像は1号の表紙。何か懐かしさもある。1990年代にはこんな凝った表紙が沢山あった。(勿論売りたいがための作戦。)表紙に穴が開いているデザインが非常に気に入った。買って良かった。(いつも注文するときは表紙がどんなだかわからない。今回は大正解。)

次に粗筋。SPIDER-MAN (=Peter Parker)は街で暴れまくる悪党Cadaverousとその家来と戦闘中、妻Mary Janeを悪党に殺されてしまう。その10年後ぐらい、二人の息子であるBenは、高校では問題を起こしまくり。彼は父親のコスチュームを屋根裏部屋で発見する。

いつものように、気に入ったシーンや台詞を書いていく。まず校長先生のBenに対するコメント。”Fourth time I’ve seen you this week. It’s Tuesday.” Benの問題児感たっぷり。

クラスが一緒になったFaye ItoとBenの会話。F “Most people afraid to do the right thing. Y’ever notice that?” B “Yeah.” Benは彼なりに正しいことをしているつもりで問題を起こしていた。そんなBenにとって我が意を得たりなFayeの言葉だったのだろう。

2号での父Peter、子Benの断絶を表すBenのPeterに対する評価。”He didn’t leave you (May伯母さんのこと) and me. He left everyone.”彼の(SPIDER-MANとしての)責任をも放棄したってことが言いたい。その後Peterの右手首から先が失われているのがわかる。放棄したくて放棄したのかその辺は2号が終わった段階ではわからないな。

仲良くなったFayeを家に迎えるにあたり、SPIDER-MANのコスチュームを燃やしちゃうのが面白いね。その後にコスチュームの控えは沢山あること教えるMay伯母さんも面白い。歳をとってユーモアのセンスが向上したのか。

また、Fayeが社会に対する抗議のための落書きを行っていのだが、そのためにコスチュームを着ているのも良いね。そのコスチュームがBATMANの敵役だかパートナーだかのCAT WOMANのそれに似ているのも良し。これはPichelliのアイディアか。

Fayeの責任と力に関するコメントが好きだったので最後に紹介。”You don’t have great responsibility because you have great power.” 逆なんだよって言っている。これ作者Abramsの意見だと思うけど、成程と感心してしまった。

蛇足。読んでて、笑ったら唾がコミックブックにかかってしまった。ショック。
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